2度目の妊娠と流産

8月17日(30歳の誕生日)

前回の流産から、3ヵ月半がたった。
先生からも3回生理がきたら、次の妊娠を考えていいよ。といわれて、
慌てずにいきましょう。と言っていたころ。
丁度、3回の生理がきた後、しかも、自分の誕生日に妊娠がわかった。

すごいね!今度は育ってくれるといいね(´ー`)
誕生月に妊娠がわかった。という話をよく聞くが、本当にそんな事に
なるとは、まったく思っていなかったので、なんか嬉しい。

早速、病院に行くが、まだ4週ではなにも見えず、5週になって、ようやく
胎のうも確認。でもまだまだ安心は出来ず、前回は心拍も見えなかったので
それが見える事が1つの目安だった。

そして7週。小さい心拍を確認。
毎回どきどきしながら内診台に上がっていたので、この小さな鼓動が
見えたときは、本当に嬉しかった。先生にも、心拍が確認できれば
一安心。といわれ、ようやく、今回は大丈夫かも。とホッとしていた。

しかし、やはり、今回も茶色いおりもの…
嫌な予感…。前回と同じ。でも、心拍を確認したから大丈夫。という
先生の言葉を信じるしかなかった。

すぐに病院に行くと、先生の顔色がどうもおかしい。なにかいいたそう。
自分の目で見ても、動いていたはずの心拍が見えない…
まさか・・・

今回は、一度ホッとしてしまっただけに、かなりの衝撃。
「心拍が見えないねえ。」の先生の言葉に、「そうですか。」
というしかなかった。でもまだ、現実性がなかった。
もう一度来週、様子をみて、考えましょう。という先生に、
考えるもなにも、もう赤ちゃんは動いてないんだから…
ということしかなかった。

帰り道、ボーっとしたまま、車の中でダーリンに電話。
ダーリンの声を聞いたら、急に涙があふれてきた。
ダーリンは呆然とした声で、泣く私に「すぐに帰るから!!」
と何度も何度も繰り返して、すぐに家に帰ってきてくれた。

ダーリンは力が抜けた私の姿をみて、目に涙をいっぱい浮かべて
言葉にならない気持ちを、ぐっとこらえている。
そのダーリンの姿をみて、私は自分の体だから、手術を受ける事も
痛みを伴う事も我慢できる。でも、ダーリンの子どもを産んであげられ
なかったことに、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだった…
「ごめんね…、ごめんね…」としか言えなかった。


そして次の週。何度見てもやはり心拍など見えない。
手術する事になった。今回は前回麻酔が十分に効かなかった事。
前日の処置がとてもいたかった事。手術に対して、とても恐怖感があることを
先生に何度も訴え、先生もそれに答えて、前日の処置の時には、
座薬をつかって痛みを軽減するようにすること。手術時には、前回の
麻酔の量を参考に、痛みがまったくないようにする事を話してくれた。

手術までは、祝日をはさむ関係などもあって、再診察から何日かあくことになっ その間、赤ちゃんが外に出ようとしてしまっているのか、出血が始まる。
生理の時のような出血。でも、量がそんなにないので、約束の手術日まで
待ちましょうという事になった。

入院当日の手術前処置は、先生のおかげで、座薬により、前回よりは痛みが
少なかった。といっても、痛みがまったくないわけではなく、前回に比べれば
いくらか良い。という感じ。でも、前回の経験があった事もあり、痛みが増してきた
ところで、先生にお願いして、ちょっと休憩させてください。と、一呼吸おかせて
もらい、1分くらい休んでから、続けてもらうと、気持ちも痛みも落ち着いたのか、
少し楽になった。
手術当日も、今回はすっかり麻酔が効いていたので、まったく痛みを感じることなく、
無事に手術も終わる。

その後の回復もよく、軽食もペロッと食べてしまう。
一緒にきてくれた実母と、ダーリンと、まだ食べられそう!と
ファミレスでもう少し食べてから帰宅。

まだこの時点では、心の痛みは、今考えると少なかったような気がする。
ばたばたしていてそれどころではない。という状況だったのかもしれない…





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