2002年05月22日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類

5月7日づけ日記「さようなら片岡先生 また天国で」に対して、楽天仲間の如安さんからメールを
いただきました。含蓄の深い内容で、私1人のものにしておくには、もったいなく思いました。

以下、如安さんの許可を得た上で、掲載させていただきます。


迷いましたが、如安さんのメールに、私のコメントも合わせてみました。 
「>」「●」は如安さんのオリジナルです。


  >    如安さんが引用して下さった、私(ぽん)の原文です。
  ●    如安さんのコメントです。
  ぽん   私のコメントです。唯一メールに挿入したものです。





如安です
書き込みが長くなりそうだったのでメールにしました。

片岡伸光さまのご冥福をお祈りいたします。
まだ見ぬ人を感動を持って聞くことは最近少なくなりましたが、片岡さんの生きざまを感動を持って拝見
しました。もう、こんな人はいなくなりましたね。

>KGK(キリスト者学生会)の総主事として長年奉仕され、
●KGKの活動は今後どうなるのですか?後継者はいるのですか?意志が継がれると良いですね。

 ぽん  片岡先生は、3年前にKGKの働きを退かれ、シンガポールの日本人教会の牧師として赴任さ
     れました。なので、KGKの責を直接負われてはいませんでした。
     KGK50数年の歴史のうち、主事、総主事として28年間、KGKに関わられた片岡先生の
     遺志は、十分引き継がれています。 ↓KGKのHPはこちらから。

     http://www.246.ne.jp/~kgkjapan/


>病院の話では、ふつうの人では、意識を失ってもおかしくないくらい血圧が上がっていたにも関わらず、
 全エネルギーを使って、応対して下さった。
●こう言う人が宗教人にはいるんですよね。僕の恩師のP.アヌイ神父もそうでした。ガンが大腸に転移

 本にグレゴリオ聖歌を広めた人で、日本の音楽者のほとんどが師事をした方です。僕は最晩年の弟子で
 僕が最後の弟子になるでしょう。

 ぽん  P.アヌイ神父、きっと素晴らしい方だったんでしょうね。如安さんが、偉大な功労者のお弟
     子さんであると知ると、ちょっと緊張しちゃいます。(汗) 天国でぜひ、お話ししたいです。

     グレゴリア聖歌、今日(5月21日)の如安さんの日記でも触れられていますね。
     センスも音楽的専門知識も、ラテン語知識もなく、西洋と東洋という違う文化の中にいる自分
     には、真の意味に到達するのは無理でしょう。それこそ、生涯学習の中ではじめて、その深み
     を味わえるのでしょうが、日記をお読みしつつ、じっくり聞いてみたいと思わされました。
     数百年前、あまたの作曲家たちをして、教会の中で神と格闘し、作品を生みだす原動力となっ
     た音楽、2000年間育まれた音楽、その片鱗に少しでも触れることができればと思いました。

     ↓ 検索かけたら、カトリック川越教会のHPに到達しました。グレゴリア聖歌聞けます。
       ファイル大きい?注意?
     http://www1.nyan.ne.jp/~kawagoe/10guregorioseika.html


>「あんな人生の終わり方、あるんですね。まわりの人、みんな『よかった、よかった』言いはるんですよ。
 ほんま感動しましたわ。」人生の最後の時まで、キリストを述べ伝えた先生だった。
●僕は音楽を通しての関係から、カトリックの信者の臨終に立ち会うことが多いです。とくに昔気質の信
 者の中には信仰を貫いた臨終風景を時おり遭遇します。そんな時、信仰の強さを感じます。

 ぽん  天の故郷。帰るべきところ。再会の確信、希望。死は終わりではない。キリスト者でよかった
     と思う1つです。明治のキリスト者の姿勢には共通するものがあるようですね。よく筋金入り
     と形容されますね。そんな信仰を与えられたいものです。


>先生は50年後の日本の教会を意識されていたという。また、サラリーマンへの福音伝道において、ご
 自身の自らのノウハウ、知識が、全く無力で役に立たないことを実感され、試行錯誤されていたという。
●「50年後の日本の教会」についてのお考えはとても興味を持ちました。それらしい話がありましたら
 是非聞かせてください。もしかして、プロテスタントとカトリックが統一的行動に出るのではないでし
 ょうか?教義の合意がないと不可能でしょうが、今のカトリックでは人は、魂は救われないと思ってい
 ます。片岡牧師のような方は、カトリックでは稀有かもしれません。そういう人を、霊的指導者を人は
 求めているんですよね。
 しかし、53才はあまりにも短すぎる。でも牧師さんご自身にとっては長い一生だったのかもしれませ
 ん。引き際をしっていらっしゃったのでしょう。
 神様から“ご苦労さま”と言われたのではないでしょうか。
 片岡伸光牧師先生のご冥福とご家族へのご加護を、3日間の「ロザリオの祈り」を唱えてお祈りいたします。


ヨハネ・パウロ高橋如安


===================================


 ぽん  50年後が、はたしてあるか。もしかしたら、再臨が訪れているかもしれません。
     マタイ24章にあるように、人々の心はますます冷え、戦争、飢饉は拡大しています。

     終わりには、「惑わし」が増えるとありますから、教義的、組織的には、かえって真なるもの
     こそ、かき回され、分裂、混乱させられるのかもしれません。ただ、たとえば、国の枠組みで
     は不可能であっても、NGOや個人、民間レベルで連携できる課題があるように、教会の枠組
     みは、そのままで、もしくはさらに細分化(分裂)しつつ、一致できる部分、共通認識の部分
     で組織横断的な交わり、連携は可能だと思いますし、今後、増えていくのではないでしょうか。
     これまで、別の教派で、交わりがなく、相手を知らなかったが、話してみると、一致できる部
     分、同じように考える部分をお互い見つけ、親しさを感じるような形で。インターネットとい
     うツールを用い、このように如安さんとも、すてきなお交わりをさせていただけることも、そ
     の一つでしょうか。

     キーワードのひとつは「霊性」。メールでも差し上げましたが、カトリック司祭ヘンリー・
     ナーウェンの本は、ここ数年、プロテスタント教会でもたいへんよく読まれ、大きな影響を与
     えています。聖書を通し、祈りを通し、主イエスと個人的に、人格的に、語り、交わること。
     信仰の根本に、違いはありません。

       主は一つ、信仰は一つ、バプテスマは一つです。 エペソ4:5

     「癒し」なることばが流行する混沌の時代、多くの人々が、傷つき、疲れています。
     みことば、救いが必要だと痛感します。主の救いと愛と恩恵が、宣べ伝えられますように。

     そういえば、如安さん、片岡先生と同じ年代でいらっしゃるんですね。(奥様の誕生日日記で
     計算。)一日一生、主からいただいた命の日の限り、一日一日、全力で生き、いただいた使命
     を果たしたく思います。



如安さん、本当にありがとうございました。遅くなってしまい、すみません。
如安さんのメールを、かえって読みにくくしてしまったかもしれません。(すみません。)

これからも、楽天の仲間たちと、いろいろなお交わりができれば、この上ない喜びです。


皆様の上に、神さまの、豊かな豊かな豊かな恵みがありますよう、祈りつつ。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2002年05月23日 02時19分40秒
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

プロフィール

ぽん#

ぽん#

お気に入りブログ

2025年11月23日土浦… New! BETHESDAさん

安青錦はどこへ行く? New! やまひで0207さん

自閉症の僕が、今も… ひいちゃんファミリーさん

たけちゃんのHP たけちゃん510さん
Maro's Poetic World 真路さん

コメント新着

BETHESDA @ Re:ヨルダン5(05/05) ひさしぶり  元気してる???
西畑 智子@ Re:ぶどうの会 ~片岡栄子さんをお迎えして~(05/20) 片岡栄子姉 聖名を崇めます。40年程前、…
ひいちゃんファミリー @ Re:あいづ(04/30) 待ってました――。 もうすぐ完成ですね。 …
ボリス777 @ Re:男2人で帰省 2日目(01/05) はじめてコメントさせていただきます。 …
賛美者@ Re:東京出張 & ワーシップ・タイム(03/18) はじめまして!十字架の上歌詞/向日かおり…

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: