2002年10月20日
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家族で通っている堺大浜キリスト教会が、設立30周年を迎えた。もともと50年前に、日曜学校として家庭を解放して下さった家族があり、この地に福音の種が蒔かれた。
 (↓参照)
http://plaza.rakuten.co.jp/ponsworld/diaryold/20020512/

そして、その日曜学校を基礎に、教会として建て上げられ、30年を迎えた。この間、神さまの働きと、見えるところ見えないところで、労してくださった多くの人の存在があったことに、深い感謝を感じる。


 記念礼拝の中で、S姉妹のお証詞

30年前の、教会設立当時の礼拝か、夕拝に出席したが、イエスさまをなかなか受け入れられず、洗礼を受けるまでに、14年を要した。直接のきっかけは、娘さんの受験の失敗。ショックを受け、不安定になっているお嬢さんの姿の中に、Sさんご自身の不安定な心が反映しているように思われ、その気持ちのまま、教会に行ったところ、ちょうど、自分のために祈っていたところだったという。

その娘さんも、教会学校に通っていたが、中学以降、教会を離れてしまっていたが、23歳の時、お正月に「今年は見合いでも、恋愛でも、どっちでもいいから、結婚するから、お母さん、祈ってね。」と言われ、そうこうしているうちに、4月頃に、職場の男性にプロポーズされ、結婚が決まってしまい、このことをきっかけに、教会に戻り、イエスさまを信じた。その後、息子さん夫婦も教会に来るようになり(ただ洗礼までは時間がかかったが)、1人、家に残される形になったご主人も、そのうちに教会に来るようになり、最終的に、ご主人とお子さんすべてが、イエスさまを信じるようになった。





 礼拝メッセージ  ヨハネの福音書2章1節~11節から

  それから三日目に、ガリラヤのカナで婚礼があって、そこにイエスの母がいた。
  イエスも、また弟子たちも、その婚礼に招かれた。
  ぶどう酒がなくなったとき、母がイエスに向かって「ぶどう酒がありません。」と言った。
  すると、イエスは母に言われた。
  「あなたはわたしと何の関係があるのでしょう。女の方。わたしの時はまだ来ていません。」
  母は手伝いの人たちに言った。「あの方が言われることを、何でもしてあげてください。」

  入りの石の水がめが六つ置いてあった。
  イエスは彼らに言われた。「水がめに水を満たしなさい。」彼らは水がめを縁までいっぱいにした。
  イエスは彼らに言われた。「さあ、今くみなさい。そして宴会の世話役のところに持って行きなさい。」
  彼らは持って行った。
  宴会の世話役はぶどう酒になったその水を味わってみた。それがどこから来たのか、知らなかったので、

  「だれでも初めに良いぶどう酒を出し、人々が十分飲んだころになると、悪いのを出すものだが、
  あなたは良いぶどう酒をよくも今まで取っておきました。」
  イエスはこのことを最初のしるしとしてガリラヤのカナで行ない、ご自分の栄光を現わされた。
  それで、弟子たちはイエスを信じた。


子どもが、おこづかいをもらえるお手伝いを始めたが、ついには、「皿洗い50円・そうじ30円・肩たたき50円……」といった手書きの請求書をつくるようになった。対抗して、お母さんも、請求書をつくった。しかし、内容は、
「生まれてから今までの、食費、衣服代、医療費、看病したときの人件費 すべて0円」
イエスさまとかけ引きするようなことはないだろうか。「これだけやってるのに。」「これ以上、どうすれば?」……


1 イエス・キリストこそ文字通り「主」なる方

>母がイエスに向かって「ぶどう酒がありません。」 (4節)

私たちは、よく、自分で自分の目標や問題解決を設定し、その達成のためにイエス・キリストを利用してしまうことがある。この時の母マリアもそう。しかし、5節のイエスさまの一見冷たいような態度によって、「ああ、自分の必要を満たそうとしていた」ということに気がつき、方向転換した。

>母は手伝いの人たちに言った。「あの方が言われることを、何でもしてあげてください。」 (5節)


2 実際の行動を通して、神さまは働きをなさる

>「さあ、今くみなさい。そして宴会の世話役のところに持って行きなさい。」 (8節)
>しかし、水をくんだ手伝いの者たちは知っていた。 (9節)

使いの者たちは、600リットルほどの水を、水がめに満たした。この時、皆の思いはどうだったろうか。「問題点はぶどう酒なのに、なぜ水を満たす必要があるの?」 しかし、皆、そのまま従った。その結果、奇跡が行われた。世話役のところに持っていく途上で、それは起こった。


3 イエスさまは奇跡を行うことができるお方

具体的に従う時、奇跡が起こる。
たとえば、人間関係のわだかまり。私たちに無理だと思っても、示されて祈ることで改善されていくことも奇跡ではないか。



 教会設立30周年記念会

午後は、記念会が開かれた。来賓も多く見えられ、ごあいさつもたくさんいただいたが、印象に残るお話をひとつ。

教会の母体となったのは、唄野(ばいの)家という家族。現在93歳の唄野政一兄は、旧満州に応召され5年間の軍隊生活、およびシベリア抑留を経て、敗戦から4年後、命からがら祖国日本に帰ってきた。しかし、その帰りを待ちわびていたお母さんは、直前に亡くなられていた。教会が設立される頃まで、政一兄とご両親の絆を示すものがあったが、神さまとの関係の中、信仰を取り扱われ、手放す決意をした。これは、両親より、神さまを優先する決意であった。また、現在、礼拝堂がある土地は、もともと政一兄がお父さんから譲られた土地で、いずれ、子どもや孫に、引き継いで然るべき財産であったが、政一兄はそれを、教会のために献げて下さった。これらは、政一兄個人の話なので、教会の歴史には出てこないストーリーであるし、個人の決断による好意であるから、周囲の人が知らないうちに、決まっていた出来事。しかし、祈りを通し、時に葛藤しながら、純粋に神さまを愛するということを、その都度、選択してきた1人の信仰が、この堺大浜教会のベースにあることを、覚えていきたい。







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最終更新日  2002年10月24日 02時18分17秒
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