2004年05月02日
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今日は、聖餐式。

キリストの御体であるパンと、新しい契約のためのぶどう酒をいただき、十字架の主を覚える時。
教会の礼拝の時間に、最後の晩餐を記念して執り行われる。



   主イエスは、渡される夜、パンを取り、 感謝をささげて後、それを裂き、こう言われました。
   「これはあなたがたのための、わたしのからだです。わたしを覚えて、これを行ないなさい。」

   イエスは言われた。
   「これは、私の体。これを食べるたびに私を覚えなさい。」

   夕食の後、杯をも同じようにして言われました。
   「この杯は、わたしの血による新しい契約です。
    これを飲むたびに、わたしを覚えて、これを行ないなさい。」




裂かれたイエスさまの御体であるパン。
裂かれたパンを受け取った時、ちょうど公開の始まった映画「パッション」の予告編シーンが思い出されてきた。

イエス・キリストが十字架につけられるまでの12時間を、史実に基づき、忠実に描いた映画。
メル・ギブソンが私財を投じ、かつ彼自身が監督をつとめた。


それは、イエスを十字架につける際、イエスの手に釘を打ち込む手として。

かつて麻薬中毒や放蕩の中にいたというメル・ギブソン。
麻薬やアルコールに溺れていた彼が、イエス・キリストを自分の救い主として信じ、受け入れ、彼自身の内に新しい命が入れられた時、イエスを十字架に磔(はりつけ)にしたのは、他でもない自分自身であったことを知った。

聖書理解が深まっていくと、十字架の目的、神さまの愛と裁きの意味、自分と十字架の関係が深まっていく。

イエスは、自分を救うために十字架にかかって死んで、よみがえってくださった・・・
自分の罪のせいで十字架にかけられた・・・
イエスを十字架につけて殺したのは、他でもない自分・・・

きっと、メル・ギブソンも、その思いに圧倒されたからこそ、この映画をつくり、そして、釘を打ち付ける手として出演したに違いない。



さて、聖餐のパンを口に入れ、上の歯と下の歯で噛みしめる時、
「ああ、これはイエスさまの手に釘を打ちつけることと同じなのだ」と思えてきた。

ひと噛みひと噛みが、イエスさまに釘を打ち込み、イエスさまを痛めつけ、イエスさまを苦しめていること・・・



主イエスは、茨の冠をかぶせられ、むち打たれ、つばきをかけられ、あざけられ、ののしられ、十字架につけられた。
それは、アダムに始まった全人類の罪を、最後のアダムとなり処理するため。



   彼の打ち傷によって、私たちはいやされた。 旧約聖書イザヤ書 53:5



主イエスの懇願、それは、
「さあ、私に茨の冠をかぶせ、むちで打ち、つばきをかけ、ののしり、手に釘を打ち付けよ」

ああ、そんな、恐れ多いです・・・

それでも、主は言われる。
「さあ、遠慮せず、それをせよ。そうでなければ、あなたはわたしと何の関係もない。
 さあ、遠慮せず、それをせよ。それによってのみ、あなたは罪赦され、命を得ることができるのだ。
 それによって、あなたの打ち傷がいやされ、命得ることが、私の目的であり、望みであり、喜びなのだから。」

ああ、イエスさま、ごめんなさい、ありがとうございます・・・


涙ながらに、ただあなたの十字架の愛とあがないを覚え、主のお体と御血をいただく。
だって、それをすることが主の喜びなのだから。
主が最も受けてほしいと思われた愛を受けとることに他ならないのだから。






          ♪ 両手いっぱいの愛(こどもの賛美)


          ある日 イエスさまに聞いてみたんだ

          どれくらい ぼくを愛してるの?

          これくらいかな? これくらいかな?

          イエスさまは だまって ほほえんでる



          もう一度 イエスさまに聞いてみたんだ

          どれくらい ぼくを愛してるの?

          これくらいかな? これくらいかな?

          イエスさまは やさしく ほほえんでる



          ある日 イエスさまは答えてくれた

          静かに 両手を広げて

          その手のひらに 釘を打たれて

          十字架にかかってくださった




          それは ぼくの罪のため

          ごめんね ありがとう イエスさま



          それは ぼくの罪のため・・・

          ごめんね ありがとう イエスさま

          ごめんね ありがとう イエスさま






   彼には、私たちが見とれるような姿もなく、輝きもなく、私たちが慕うような見ばえもない。

   彼はさげすまれ、人々からのけ者にされ、悲しみの人で病を知っていた。
   人が顔をそむけるほどさげすまれ、私たちも彼を尊ばなかった。

   まことに、彼は私たちの病を負い、私たちの痛みをになった。だが、私たちは思った。
   彼は罰せられ、神に打たれ、苦しめられたのだと。

   しかし、彼は、私たちのそむきの罪のために刺し通され、私たちの咎のために砕かれた。
   彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、彼の打ち傷によって、私たちはいやされた。

   私たちはみな、羊のようにさまよい、おのおの、自分かってな道に向かって行った。
   しかし、主は、私たちのすべての咎を彼に負わせた。

   彼は痛めつけられた。彼は苦しんだが、口を開かない。ほふり場に引かれて行く小羊のように、
   毛を刈る者の前で黙っている雌羊のように、彼は口を開かない。

   しいたげと、さばきによって、彼は取り去られた。彼の時代の者で、だれが思ったことだろう。
   彼がわたしの民のそむきの罪のために打たれ、生ける者の地から絶たれたことを。

     旧約聖書 イザヤ書 53:2~8




主よ、あなたの愛の力で、この心を満たしてください。アーメン!






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最終更新日  2004年05月11日 09時24分32秒
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