ヨカッタ探し

ヨカッタ探し

March 7, 2006
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カテゴリ: 読書ろぐ
映画公開前に全巻読もうと思ってたのに…
公開4日目にして、ようやくナルニア国ものがたり第1巻、
『ライオンと魔女』 を読みました。

文庫版「ナルニア国ものがたり」全7冊セット< 美装ケース入り>

これも相方蔵書から借りてきた1冊。
読む前にナルニアについて、レクチャーというか、相方の話を
あれこれ聞いていたんですが(うっかりラストまで聞いてしまった!!
やっぱり実際に読んでみないと、わからない。

ナルニアは壮大な一大叙事詩、というイメージから、
全7巻かけて、白い魔女とアスランが闘い、それを4人の子どもらが

1年ごとに刊行されたナルニア国ものがたりは、それぞれ1冊ずつで
1つの完結したお話になっていて、刊行順と物語中の年代は一致してなく、
けれど、全体を通してナルニアの始まりから終わりまでを描いている…。
だから、1巻だけ読むと、アスランと白い魔女との戦いが中心のせいもあって、
ナルニアの成り立ちや、そこでのルールなどは唐突に放り出された感じで、
ちょっと戸惑ったりもします。
背景に、キリスト教の思想があることもあって、キリスト教文化圏以外
の人間には少々わかりづらさもあるかもしれません。

1巻の解説を読むと、4兄弟のナルニアとの関わりも、
一定ではないようです。
そして、4兄弟以外の人間も、ナルニアと深く関わっていて…

最終巻 『さいごの戦い』 において、ナルニアの滅亡を見届けることになるようです。

トールキンの『指輪物語』と並び称されることが多いので、
ついつい比較しちゃうんですが。
『指輪物語』が緻密な世界設定に基づいた別世界の物語であったのに対し、

前者は設定を飲み込むのに少々手間どるかもしれないけれど、
それさえ理解すれば、テーマは明確で、登場人物の心情も共感しやすい。
後者は、衣装ダンスを行きつ戻りつしながら、徐々にナルニアに染まり、
いつのまにか「これがナルニアだ」というのがわかるようになると、
ようやく隠された主題が見えてくる…。
まだナルニアの入り口ですが、そんなふうに思います。
全7巻読み終えて、どんなふうに感じるんだろう?
1巻ずつ完結してるので、読みやすいけれど、やっぱり全部読まないと
ナルニアを読んだことにはならないのかな。





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最終更新日  March 8, 2006 01:54:53 AM
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