ヨカッタ探し

ヨカッタ探し

June 22, 2006
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カテゴリ: 読書ろぐ
ふとしたきっかけで、本棚の奥をがさごそ探して、
ウェブスターの 『あしながおじさん(続)』
を読んでいました。

前作の『あしながおじさん』は、孤児院育ちの少女・ジュディが
匿名の支援者によって援助を受け、大学を卒業し、そして、
その支援者”あしながおじさん”と結婚する…という有名なストーリー。
で、実は、原作ではジュディがあしながおじさんに、大学でのあれこれを
書き綴る…手紙を連ねていく形式なんです。
この続編は、ジュディが旦那様(元あしながおじさん)に莫大な資金をもらい、

大学時代の友人・サリィに孤児院の院長になってもらうところから始まります。
何不自由ない家庭で育った、現代的で、才気煥発な女性・サリィが
孤児院でおこる様々な出来事を、ジュディやその他の人々に書き知らせる、
という、これまた手紙文のかたちの小説です。

ふるーい文庫本で、紙は黄色に変色し、ちょっとかびくさかったり。
それでも、ひっぱりだしてきた「きっかけ」は、指導教授のひとこと。
専門は文学ではないんですけれど、本好きな先生の守備範囲は広く、
(最近ではその範囲に、楳図かずおも入っていることが判明!!)
ゼミのなかでもポンポン、さまざまな作品がとびだします。
同級生で、修論のテーマに児童養護施設での問題をとりあげようとしていて、
日本では里親より施設がメインなのに、欧米では逆なのはなぜだろうか、

孤児院がどんなもんだったのか。それを知るのには、『あしながおじさん』
特に続編がいいですよ」っておっしゃったんですね。
こういう時、普通の文献が出てこないところが先生らしくて、好きなところ。
なんとなくぼんやりと、『続あしながおじさん』って読んだよなー。
確かうちにあったんじゃないかな、と思い出して、探してみました。


ちょうどよかったってのもあるんですが、読み始めると、
悲喜こもごもが、本当に面白くて、するする読んじゃいました。
原題の”Dear Enemy”からして、きっと…と思っていたラストに
なったので、読んでいて楽しかったし。
学問的な興味・関心も、じゅうぶん満足した…はず(笑)。
このつながりで『八十日間世界一周』も読みたくなったな。
こちらも、昔読んで、曲とともに大好きだったお話の1つ。



もう少し書きたい日記もあるんですけど、とりあえず今日は寝ます。
明日は実習で6時起き。
ブラジル戦は4時キックオフ。
2時間早起きできたら、試合を見てから実習に行きます。
そのためにも早く寝なくては…。てか、絶対無理だけど。
15分でも早く起きて、生の試合を見たいものです。
頑張ってくれー!!日本。
てなわけで、おやすみなさーい。





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最終更新日  June 22, 2006 11:42:24 PM
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