ヨカッタ探し

ヨカッタ探し

September 8, 2007
XML
カテゴリ: 読書ろぐ(mystery)

乙一  『銃とチョコレート』 (講談社Mystery land、2006)
<あらすじ>


”かつて子どもだったあなたと少年少女のための”
というキャッチフレーズがとても魅力的な、講談社ミステリーランド。
人気作家たちによる全作書き下ろし!
装丁も挿画もとてもこだわった、ゴージャスなシリーズです。
7月には遂に!加納朋子さんの 『ぐるぐる猿と歌う鳥』 が出ました。
今後も、恩田陸さんや北村薫さんも執筆予定。

ネックなのは価格とサイズ、だなぁ。とても置けない

そんなわけなので、図書館で乙一さんのを借りられたのはラッキーでした。
でも…図書館の本だとカバーがないんですよね。残念ながら
凝った装丁だけに、ちょいと淋しい。

内容の方は…探偵は出てくるけれど、名探偵モノではない。
むしろ、一人の少年の冒険譚として楽しめる作品。
登場人物の名前がみーんな有名なチョコレートメーカーなんですが、
これもちゃんとしかけというか、物語にかかわってきて、
違和感を覚えつつ読み飛ばしたところを、後になって
確認してしまいました。
リンツ少年がどうなるのか、と先へ先へと行きたい気持ちと、

葛藤してしまうようなお話でした。ハラハラするー
チョコレート、生活が苦しい…というところで、チョコレート工場の
チャーリー少年を思い浮かべましたが、リンツ少年が生きていくのは
差別や偏見も絡んだ、もっとハードな世界。
冒険の後も、現実は続いていく…。

それは事件を解決したとか、そういうことよりももっと
大切な真実だったんだと思う。

大人が読んでも面白いけれど。
少女だった時に読んでみたかったな。
ミステリーランドの作品は、そんな思いに駆られます。

でも、まだまだ読むぞー。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  September 12, 2007 12:46:09 AM
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

プロフィール

しゃちべえ

しゃちべえ

コメント新着

しゃちべえ @ nanaco☆さんへ コメントくださっていたんですね!! 放…
nanaco☆ @ Re:7月の読書メーター(前半)(08/02) おはようございます♪ おぉっ、HN変更さ…
しゃちべえ @ イノさんへ わー、コメントありがとうございます☆ …
イノ@ 再開祝い 更新されなくなってからも、チョコチョコ…
anna2号 @ ごぅだいさんへ >annaさんお久しぶりです。ごぅだいです…

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: