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2006年の読了本(9月)

2006年の読了本

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*9月*
「ありふれた風景画」あさのあつこ(文芸春秋)(2006.9.8読了)
高校2年の高遠琉璃はウリをやっていると噂され上級生に呼び出される。そこを助けてくれたのが、特異な能力を持っていると噂されている上級生の綾目周子。そんな二人の青春小説・・・なるはずだったのかな・・・青春というとさわやかな感じをイメージするが、この小説は少々暗め・・・なんだかな~最近の10代って昔よりも複雑なんだろうか・・・
「白い月黄色い月」石井睦美(講談社)(2006.9.13読了)
とっても不思議な話だった。自分が誰かわからない記憶喪失の少年が再生するまでの切ない物語。童話って言っていいんだろうか?ファンタジーって言うのか?よくわからないけど、これはまったくの大人向けの話なのだ。 人の記憶って・・・あまり当てにならないような気がするけど、これはその記憶をたどっていくお話。何となく、個人的にはこの少年は美しい・・・気がする・・・ちょっと妄想しすぎか!?
「銀の犬」光原百合(角川春樹事務所)(2006.9.13読了)
声を失った楽人オシアンとその相棒ブランの物語。ケルトの民話や伝説テーマに描いた不思議で切ない愛の物語。どうも最近、美しいモノに縁があるようだ。死んだ魂や妖精なども出てくるので不思議といえば不思議な話なんだけど、どうもこの主人公のオシアン(語り手というべきか)にうっとりしてしまう私。違う目線で読むんじゃない・・・ファンタジーっぽい仕上がりに魂が揺さぶられるんだろうな~(な~んてね。)
「レトロかわいい雑貨と暮らす。」(主婦と生活社)(2006.9.18読了)
レトロでかわいいもの。でも国籍も時代も関係なくインテリアとして部屋の一部に溶け込んでいく。可愛い雑貨が見つかるお店も紹介されているのでお気に入りの一品を見つけるのも楽しいかも。こんな風にちょっとレトロなお部屋だと何だか落ち着く~かも。ちょっぴりあこがれます。我が家は息子のおもちゃであふれているので。
「贅沢なおやつ」松任谷由実・本上まなみ・藤田千恵子・深沢里奈・桜沢エリカ・はな(マガジンハウス)(2006.9.19読了)
まさに「贅沢なおやつ」ですね。ユーミンさんが紹介してくれるだけでもよだれものなのに・・・取り寄せできそうなものはひたすらメモしちゃった私です。もちろん、その逸品にまつわるエッセイも読んで楽しいですよ~
「京都生活雑貨」(光村推古書院)(2006.9.21読了)
京都の雑貨を色別に収録。巻末にはショップの紹介も載っている。華やかな「赤」、清らかな「白・銀」、モダンな「黒」、雅な「藍・紫」、暖かな「茶」、癒される「緑」。どの色のものたちも伝統的で厳かな感じがする。
「Basketry いつもかごと一緒に」雅姫(集英社)(2006.9.22読了)
かご・かご・かご・かご・・・かごがいっぱい♪雅姫さんの最新刊はかごの魅力がぎゅーっと詰まった本です。かごの布カバーや極太の麻ひもで編むかごバッグの作り方が載っていたり、どんな風にかごを使ったらいいかもとっても参考になるし。スコットランドとナンタケット島の思い出もあります。 とっても楽しい一冊ですよ。
「土曜日のお裁縫」堀川波(祥伝社)(2006.9.23読了)
手作りがいっぱい詰まったこの本。台所まわりで役立つものから子どものものまで38の作品が載っています。どれも楽しそうでちくちくとちょっとの時間でできちゃう。うさぎのバッグ可愛かったな~うちの子が女の子だったら・・・きっと作っていただろうな~
「屋久島ジュウソウ」森絵都(集英社)(2006.9.25読了)
森絵都さんってこんな人なんだ~っと素顔が垣間見れるこの旅のエッセイ。 何だか険しい宮之浦岳に登る、山小屋に泊まったり、縄文杉を見たり、しかし、私にはこの紀行がただひたすら歩いているようにしか見えなかった。 トロッコ道なんてホント、ひたすら歩く、歩く、歩く・・・だもんね。 あと、魚肉ソーセージを食べてるところとか、カップラーメンとペストリーを同時に食べてるところとか、食べ物の印象も強い。ま、食べてるものを全部記録しているからなんだけどね。なんだかんだ言って読んでいて一緒に旅している気分になったりして楽しかったです。しかし、森絵都さんもさくらももこさんや角田光代さんに負けずにいろんなところへ行ってますな~ 作家さんは旅行が好きなんでしょうか!?
「さくら」西加奈子(小学館)(2006.9.26読了)
かなり話題をよんだ本なので是非とも読みたかった。しかも皆、感動して泣けたなどと感想を寄せ合っている。この手の話題には胡散臭さを感じる私。 読み始めは「うわっ!結構長いジャン!」とのけぞった。しかも飼い犬のサクラの物語だと思っていたら、そうではなく、家族に起こった云々がそれそれと・・・何だかよくわからないが、静かに静かに事が起こっていく。強烈だったのは妹のミキと亡くなってしまったお兄さん。この真ん中の僕がこれまた問題の父と母との間で相当いろんな感情を出したかったに違いない。 何だかマンガちっくなようなドラマちっくなような不思議な描写と問題てんこ盛りの家族愛に感動というよりも面白さを感じた。泣けるというよりも不気味な笑いをしてしまった私。やっぱり私って性格が捻じ曲がっているかもしれない。
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学」山田真哉(光文社新書)(2006.9.27読了)
またまた評判になった本なので読んでみる。わかりやすい会計学なのだそうだ。私は読んでいくうちに簿記の試験を思い出してしまったが・・・ ある程度、会計学というかその初歩的な知識があるので何を言わんとしているかはわかる。この本を読んで一番の収穫はやはり「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」という疑問。そうなんだ・・・そういうからくりがあったんだ。これを石垣にしていろんな事例を元に誰もが関心をもてそうな書になっている。
「オテルモル」栗田有起(集英社)(2006.9.27読了)
地下にそびえる?ホテル「オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン」。 チェックインは日没後、チェックアウトは日の出までで、最高の眠りを提供するホテルなのだ。ここのフロントで働き出した希里。家族は両親と双子の妹の沙衣(入院している)とその夫の西村と娘の美亜。ちょっとばかし複雑な家族関係なのだ。毎回タイトルが面白いと思う。しかもそのタイトルに見合っただけの面白さがある。こんなホテル、会員制なのだが、是非にも泊まってみたいものだ。という私も眠りがよくない人だから。
 「京都読書空間」(光村推古書院)(2006.9.28読了)
これ1冊でゆっくりと京都の本めぐりができる。京都へ行かなくても行ったつもりで見れて楽しい。でもいつか行ってみたい・・・そしていろいろ散策してみたい。(願望)

mitu n



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