紀 健幸さん
> ほんまに小判みたいですね。
-----

自然の力は偉大ですね。 帰化植物ですから繁殖もすごいです。
(2007年05月10日 10時17分04秒)

プレリュード

プレリュード

2007年05月10日
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カテゴリ: クラシック音楽
今日のクラシック音楽 』   ショスタコーヴィチ作曲 ピアノ協奏曲第2番

ディミトリ・ショスタコーヴィチ(1906-1975)は、生きた年齢と難しい国政の中を生き抜いた「したたかさ」で数多くの作品を書いています。 交響曲(15曲)、弦楽四重奏曲(15曲)、オペラ、映画音楽、ピアノ独奏曲、2曲のヴァイオリン協奏曲とチェロ協奏曲、それに2曲のピアノ協奏曲など、非常に多彩に音楽を書き遺しています。

ショスタコーヴィチの2曲のピアノ協奏曲は、2曲とも実に簡素・簡明でなかなか洒落た音楽となっています。

「ピアノ協奏曲第2番」は、1957年作曲者51歳のときの作品で、「ピアノ協奏曲第1番」(1933年)からおよそ25年経ってから書かれています。 「ピアノ協奏曲第1番」は、独奏ピアノにピアノに弦楽合奏とトランペットだけの小さな編成の曲でしたが、この「2番」は通常のオーケストラとの編成になっています。

彼のピアノ協奏曲の中では、この「第2番」の方が私には聴きやすい曲です。 簡素・簡明というのは主に演奏時間からそう感じます。 約20分間の短い曲です。
この曲は3楽章構成で伝統的な協奏曲形式を踏襲しており、4楽章ある「第1番」とは異なった趣があります。 音楽のテーマも非常に単純に描かれており、主題の展開や再現などは実に見通しのいい作品です。

この頃には芸術面では悪名高きスターリンはすでに亡くなっており、作曲活動に何かと干渉されてきたショスタコーヴィチも、したたかにここまで生きてきて家族との幸せな時間を、まだまだ干渉のあった国政と付き合いながら作曲を楽しんでいたのではないかと思えるような作品です。

ショスタコーヴィチの作品だからだと言って、難解でしかっつめらの気難しい音楽ではありません。

第1楽章

第2楽章 が圧巻です。 この旋律の美しさは格別で「これがショスタコーヴィッチ?」と言いたくなるほど響きが美しいのです。 まるでショパンを想い起させるような「アンダンテ」楽章です。

この「ピアノ協奏曲第2番」は1957年の今日(5月10日)、初演されています。

愛聴盤 クリスティーナ・オルティス(P) パーヴォ・ヤルヴィ指揮 ボーンマス交響楽団

BRL7620 1975年録音
(EMI原盤 Briliantレーベル BRL7620 1975年録音)

EMIライセンスでの発売でショスタコーヴィチの全協奏曲を3枚に収録した廉価盤です。

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今日の音楽カレンダー

1919年 誕生 ペーター・マーク(指揮者)
1957年 初演 ショスタコーヴィッチ ピアノ協奏曲第2番

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今日の一花 』         小判草

空き地や公園の植え込み、畑の畔などに咲いている初夏の野草の一つです。




5/10撮影地 大阪府和泉市 2006年5月

稲科 コバンソウ属

ヨーロッパ原産。






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最終更新日  2007年05月10日 05時31分32秒
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Re:ショスタコーヴィッチ ピアノ協奏曲/小判草(コバンソウ)(05/10)  
紀 健幸  さん
 ほんまに小判みたいですね。 (2007年05月10日 09時13分34秒)

紀 健幸さん、ありがとうございます  
とも4768  さん

Re:ショスタコーヴィッチ ピアノ協奏曲/小判草(コバンソウ)(05/10)  
たけぽ2001  さん
まさにコバンソウの名前がぴったりですね。
是非撮りたい草のひとつなんですが、なぜかこちらの丘陵では見かけません。
職場近くの団地では、これが猛烈な勢いで育っています。
もうちょっと経って黄金色になると、まさに小判ですね。
(2007年05月10日 22時41分04秒)

たけぽ2001さん、ありがとうございます  
とも4768  さん
たけぽ2001さん
>まさにコバンソウの名前がぴったりですね。

自然の力って面白いですね。

>是非撮りたい草のひとつなんですが、なぜかこちらの丘陵では見かけません。
>職場近くの団地では、これが猛烈な勢いで育っています。
>もうちょっと経って黄金色になると、まさに小判ですね。
-----

帰化植物ですから、1か所で繁殖すると猛烈に増えていきますね。 こちらでもすぐ刈り取られてしまいます。

(2007年05月10日 22時56分20秒)

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