プレリュード

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2008年01月30日
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カテゴリ: クラシック音楽
珈琲ブレイクの一曲 」   モーツアルト作曲 フルートとハープのための協奏曲


W.A.モーツアルト(1756-1791)は子供時代から父親と一緒にピアノ演奏会のためにヨーロッパを旅しています。 1777年9月もザルツブルグを離れて10月にマンハイムへ訪れています。この旅の目的は職探しでした。 職を得ることはできなかったのですが、ここマンハイムではフルートの曲を書いています。 フルート協奏曲第1番と第2番、それに第1番~第3番のフルート四重奏曲です。

そして良く1778年3月にフランス・パリに行き、そこでこの「フルートとハープのための協奏曲ハ長調」を書き上げています。 パリで知り合ったフルートの名手ギーヌ公爵とハープを弾く公爵の娘のために書いています。 

アマチュア演奏を考慮に入れてハ長調という調性は、この二つの楽器にとって最も演奏しやすい調性という理由で書かれたのであろうと言われています。 巨匠的な技巧を避けて、平明にして華やかさを残しており、メロディアスなフルートとアルペジオを主体とするハープが、まるで寄り添うかのように独奏部分を書かれています。

音楽はロココ調・趣味のまるで輝くばかりの明るさにあふれており、優雅さと心地良さは例えの言葉もないほどで、祝宴向きの一曲です。

愛聴盤 

(1)ジャン=ピエール・ランパル(フルート) リリー・ラスキーヌ(ハープ)
  ジャン=フウランソワ・パイヤール指揮 パイヤール室内楽団

WPCS21050 1960年録音


LP時代からも数え切れないほどの再発売を繰り返してきたディスク。 現在は1000円盤として再発売されています。 モーツアルト クラリネット協奏曲とのカップリング。

(2)カールハインツ・ツエラー(フルート) ニカノール・サバレタ(ハープ)
  エルンスト・メルツェンドルファー指揮 ベルリンフィルハーモニー

UCCG3088
(グラモフォン原盤 ユニヴァーサル・クラシック UCCG3088 1962年録音)

これも再発売を繰り返している名演盤 ライネッケのハープ協奏曲とのカップリング。

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最終更新日  2008年01月30日 02時50分09秒
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