☆ぷりにゃん徒然日記☆

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2015.07.17
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カテゴリ: つぶやき
今日は変な天気だった。
朝、家を出るときは薄日が差していたのでもう降らないと思った。
雨が降ると面倒だ。
レインコートを持たずに職場へ行った。

仕事が始まると鎌倉は大雨になった。
私、今日は折りたたみ傘しか持ってない。
こんなに降るならレインコートを持ってればよかった。

呟いていたらソフト売り場のおばちゃんが
「私ので良かったらレインコートも傘も使ってね。」と。


紫陽花の時期が過ぎめっきり観光客は減った。
最近は一人で勤務。
ソフトのおばちゃんがすごく手伝ってくれて本当にありがたい。

バスを待つ間に何となく話をした。
DSCN5932.JPG

夕飯の話から家族の話になって主人のために夕飯を考えっるのって面倒
ですよね?と言ったら
「主人は3年前に亡くなりました。」と。

・・・・・

「悲しかったですか?」
「そりゃあ悲しかったわよ。」

すごく率直に訊いてしまったな・・私らしいけど。



「主人はね、結構良いとこに勤めてたのよ。
藤沢の駅前のマンションに住んでてね。
今とは違う奥様な生活をしてたの。
それが突然私が39歳の時に店をやりたいって言い始めたの。
それまでの仕事の伝手やらいろんなお店で食べ歩いた経験をもとにって。

子供は中学生と小学生だし私はもちろん反対だったの。」

「そりゃそうですよ~!!子供も小さいし。」
ソフトのおばちゃんは私の母より2つ年上だった。

「離婚も考えたわよ。私の親ももちろん反対で。
でもね、主人の両親が応援するからって言ってくれたの。
だから私は主人と店に立つことにしたの。
3か月くらい研修に行っただけで店を出したのよ。
今まで料理なんて何もやったことになかった人が!!
自宅を担保に入れて茅ヶ崎で店をやったの。」

「すごいですね~~!!もう、ご主人はすごく感謝してますね」

「主人のそれまでの知り合いなんかもたくさん来て店はすごく繁盛したの。
それを16年もやったの。よくやったと思うわ。
もう、朝から晩まで本当に大変で。」

「知り合いに店をやってた人がいるので何となくわかります。」

この優しさと美人なのに疲れた様子が出てるのはその為かと思った。
「寝る時間なんて4.5時間。でも子供のお弁当はちゃんと作ってたわ。」

「えらい!すごい!!私なんて弁当代を渡されてましたよ・・」

愛がないわけではなかろう。
疲れ知らずかそうではないか??
お子さんは私と同じ年だった。

「その主人が病床に就いて最期亡くなる一週間前に言ったの。
「また、店をやりたいな。」って。
私は「じゃあ元気にならなくちゃ」と言ったわ。」

ドラマみたいじゃないか。
そんな人生があるなんて。

「ご主人も義理の両親もきっとすごく感謝してますね。」
「店なんかやらなければ悠々自適な今を送っていたんだろうけど・・。」

「でも、今は今で幸せですよね??」
「そうね。ここ、本当に親切な方ばかりだから。」

すごく感激した。
ご主人のやりたいことをやらせてあげたんだ。
きっと私みたいに「なんで辞めさせるの?折角いいとこ勤めてるのに。」
と、言われたに違いない。いいとこもおそらく大企業だな。
新聞に載ってそうな。そういう話方だった。

それでもご主人についていく覚悟。
店を続ける覚悟。
子供を育てる覚悟。

誰の人生もドラマなんだな。
また、思った。

毎日私は私の・・夫婦の物語を作っていく。
選ぶのは私。





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最終更新日  2015.07.17 19:25:55
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