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2006.02.22
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テーマ: 鬱病(2278)
カテゴリ: カテゴリ未分類
高校生活も無事終わりを迎え、就職が決まり親元から離れて会社の寮で生活する事が決まった。

後日談だが高校時代のバンド仲間が卒業式の帰り、電車内で私の親の横に座っていたらしく話していた会話を教えてくれた。母は同級生のお母さんと一緒に帰っていた様で、こんな話をしていた「今まで一緒に居た息子が、これから離れ離れになると思うと、悲しくて毎晩泣かずには居られない」と。

聞かされた私はどう言葉を返して良いか分からず、「ハハハ」と苦笑いをした。子供だった私が始めて相手の気持ちを知り相手の立場になって物事を考える、貴重な一瞬でも有った。他人に言わずに、私に直接言ってくれればどんなに嬉しかっただろう。どれほど、今までのマイナスの貯金が清算されただろう。どんなに愛情を感じ取っただろう。言葉はエネルギー。大切な言葉は、どんどん話さなければ、伝わらないよ。

だから私たち夫婦はいつもそうしてる。私が子供をきつく叱った時、必ず妻は黙って見ていて、叱り終えたら妻が子供を抱きしめて落ち着かせ、どうして怒られたのかを教える。そして私を呼び、子供と話をさせる。私は再度なぜ怒ったのか、どうしてしてはいけないのかを話して、子供を抱きしめて、「お父さんはお前のこと好きなんやで、怒ってごめんな、でも、もうしないでね」という。

これを子供が喋れない時からして来ている。正しい方法かはさておき、この中に私の体験して学んできた全てが集約されている。怒るときは徹底して怒り、妻という逃げ場を作ってやり。話し合いの場を設け、納得いくまで話し合う。それからスキンシップしながら、忘れてはいけない究極の言葉「好きなんだよ・愛してるんだよ」決してマイナスの貯金をしてはいけない。そうそう、謝る事も忘れないこと。話が出来ない子供でも、話の内容は分かっているのですよ。この事実を多くの親は知らない。誠に残念です。

社会人になり、会社の寮生活が始まった。自由で新鮮な環境、夢でもあった電気設計という仕事にも就けて、意欲にも燃えていた。小学生低学年時代の私がそこには戻ってきていた!楽しかった。貯金などせず遊びまわった。毎晩毎晩先輩たちと、ドライブやボーリング、居酒屋にカラオケ、夏は海、冬は毎週スキー。毎週金曜は夜からバンド仲間とスタジオで練習、毎月の定期ライブ。楽器や機材に120万はつぎ込んだ。昔の仲間とその縁に感謝します。これが私の本来の姿だー!と叫びたい気分である。

そんな生活が4年半続いた。設計の仕事も一人で出来る様になっていた。そんな折、実家から仕事が忙しくなったので手伝いに帰ってきて欲しいと連絡が有った。放っておくわけに行かず、上司に相談した。上司も家庭の事情では仕方が無いと、辞表を受け取ってくれた。大変素晴らしい上司だった。尊敬もしていた。上司と、その縁に感謝します。

と、言うわけで実家に帰ってまいりました。年始年末等に実家へは帰ってきていたが気づかなかった事が有った。一緒に暮らしてまず驚いたのは。「なんじゃ?この陰気な雰囲気は!!!!」と、冷め切った夫婦の出す強烈なマイナスエネルギー。居心地が悪く、自分の居場所を探せなかった。自分もどんどん暗くなっていくのが分かった。そしてサラリーマンしか(しかも1つの仕事だけ)した事がない世間知らずに親父が経営する、ぐうたら・無計画・どんぶり勘定商売。開いた口がふさがらないとはこのことである。経営センスは0である。母は約9年間の美容院経営の経験者でそれなりの経営哲学もあり、そちらに任せて、作業だけしてれば良いものを。男尊女卑の世代の父にはそれは屈辱だったのかもしれない。だから母が横から口出しをすると、すぐに喧嘩になるという、構図が出来上がってしまうのだった。

5年目にして仕事が軌道に乗ったのは、裏で母が努力したお陰だという事も父は知らない。4年目まで仕事はほとんど無く、赤字は1500万円にもなっていた。母が美容院でこつこつ貯めた貯金も使い果たしたそうだ。ごうを煮やした母は営業に回り始めた。(ってゆうか親父が営業まわらなあかんやろ)そして少しずつ顧客を取っていき、5年目に軌道に乗ったというわけだ。



鬱との戦いシリーズはこれで終了です。





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Last updated  2006.02.22 22:34:43
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