座乱読無駄話日記２

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2024.11.09

ばけもの厭ふ中将

カテゴリ：歴史・本など・・

「ばけもの厭ふ中将ー戦慄の紫式部ー」（瀬川貴次・集英社文庫）

これは、 ばけもの好む中将 シリーズのスピンオフと言う事で、主人公は、本編ではやたらと「濃い顔」女好き、モテモテ男の中将雅平ですが、本編では、本物の化け物が出てこないないかわりに、これにはどっさり？化け物が出てきます。
　ネタは副題の「戦慄の紫式部」というように、、色男で二枚目、家柄もよくセンスもよい、生身の光源氏を自他ともに認める、中将が、紫式部が書いた源氏物語にでてくる虚構の「ばけもの」に、似たシュチエーションで、出会いまくって、ワアワア、キャーキャー、びびりまくるお話で、短編読み切りの４話構成なので、これだけでとても楽しめるのです。
　なんぞいうと「ばけもの」に興味を示す本編の主人公である「ばけもの好む中将」宣能は、全く相手にせず、お前の思い込みだとばかりに冷たい・・。だけど、みんな本物だ・・ということでとてもドタバタで楽しい♪
　内容は末摘花　夕顔　朧月夜などをもとにしたお話です。

　「ばけもの好む中将」はこちらにも書いていますが、現在は12巻まで出ています。
ということで、印象に残った場面を描いてみた・・。

　上品？な老貴人が現れる・・・。
　だけどネタバレかもしれないので・・・ずっと下に。