男の羅生門 ‐ Guitar&Bike Life ‐

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January 20, 2023
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カテゴリ: 六弦黙示録
ピックアップメーカーがこぞって比較する P.A.F. って何ぞや・・・
その詳細は・・・

​良く分からない!!​

とは言え、良く言われるこの『 P.A.F. 』と呼ばれるピックアップ。この世にハムバッカーを生み出したGibson社が60年以上も前に作った歴代最高傑作とも言える伝説的なピックアップらしい。 当時、ピックアップを作る機械が今程の精度を誇らなかったからこその安定しない不均一なコイルの巻き具合。そういった偶然が偶然を生み最高なトーンを奏でた奇跡の産物だと言えます。

特徴はとりわけ乾いていて噛みつく様なタッチレスポンスと倍音、高解像度で弾き手のニュアンスやギター本体の特性を余すことなく拾い上げるとか。個人的には色付けが無く極限まで素直な出音にしたマイクといった印象です。さて、そんな P.A.F.・・・本物を試したことがあるのか・・・1度もありません(苦笑)

ですが本物を試したことがあるその道のプロが、こぞって『 P.A.F. 』は最高であると謳い、多くのメーカーがレプリカとして生み出しています。それはむしろ最高の証明ではないでしょうか。 購入する側の自分たちにとってみれば『 本物 』は未体験ゾーンでイメージがつかず、さっぱり分からない・・・とは言いつつも、P.A.F.を模したピックアップの音は個人的に大好きな音です。 こう・・・味があるっていうんですかね。デジタル感が無く作られていないというか、生々しい音がたまりません。





■Jimmy Wallace PAF



​最強の素材を持つ1本には良質なピックアップを!​
と選んでみたのがこの 『 Jimmy Wallace PAF




PAFの特性を模しているのは勿論ですが、PAFだけに囚われない『 俺が思う最高のPAFはコレ 』とでも言わんばかりにヴィンテージコレクターでもありギタリストでもあるジミー・ウォレス氏が手巻きで作った名作。単純にピックアップとしての情報量が非常に多く評判が良いピックアップです。

標準装備されていたBizenのPAFクローンは好みの問題ですがK&T等の解像度の高いものと比較すると『 整った扱い易いヴィンテージトーン 』といった印象を少し受け、好みの問題ですが『 もっと弾き手のニュアンスにシビアなピックアップが欲しい 』と思ったのが交換経緯です。

手始めにエイジングされた、くたびれた雰囲気は満点に近いかと。 
まず弾く前にアンプを通してギター本体の各部、例えばノブやピックガード、ペグ、ネック裏と言った部分を軽くタップしてみます。 これはそのタップ音をどこまで拾うかをチェックするのが目的です。 解像度の高いピックアップはボディを触れただけで『 サササ・・・ 』『 コンッ 』など全体に神経が通ったかの様に音を拾いあげます。この響きや余韻が材の特性で、その音を拾う能力が優れている程、ピックアップは優秀だと思っております。




Jimmy Wallace PAF 』に関しても高い解像度を体感できました。『 素直な音を出すピックアップ 』は多い様で少ないのですがコレは優秀。また、絶妙な『 いなたさ 』があり、クリーンでの鈴鳴りやクランチ/ドライブした際の絶妙な粗さ、ヌケと倍音感、分離感が非常に気持ち良く、生音を増幅した様なリッチな響きが『 素材の旨味を発揮 = 誤魔化しの効かないシビアなピックアップ 』になっているなと感じます。




標準装備の『 Bizen Vintage Custom





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Last updated  January 20, 2023 09:00:07 PM
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