男の羅生門 ‐ Guitar&Bike Life ‐

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January 6, 2024
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カテゴリ: 六弦黙示録


格好良ぇ!! 』ってなりますよね。豆知識ですが指板の黒さに異様にこだわるのはほぼ日本人らしいです。 

話は戻りまして冬は乾燥の季節。木材で作られているギター、特に塗装の無い指板の給油や手入れは必須! そんなときに『 そういえば皆、何かしらの方法で艶だし作業はやってるのかな? 』と浮かんだので個人的主観で責任は取りませんがネタにして書いてみます。それが指板の艶を加速させる方法。

基本的には汚れを取って蜜蝋を適度に塗り保湿して、馴染んだら仕上げるのが一般的ですが、色々とヴィンテージギターを見ると、古いギターの使い込まれたローズウッド指板ってやけに光っているんですよね。 勿論、当時の良質な材ということや経年変化による影響もあるんでしょうけど、そもそも製品として指板の磨き上げが甘いだけではないかと感じたわけです。




そこで、指板磨きの強い味方になっている個人的なパワーアイテムがコレ。
・・・ナニコレ? って話なんですが、これは母ちゃんのストッキングです(爆)

ちなみに母ちゃんとは妻のことではなくて、本当に俺を生んだ母ちゃんのストッキングです。元々はレザー用品の艶出し(これも最高)に使っていたんですが、指板に使ってみたところ、これがまぁ使えるアイテムでした。100円ショップとかでも売っているのでオススメです。



オイルやワックスでの艶は結局のところ油分で光っているかの様に見えるだけで木材の輝きではなかったりするんですよね。光っていれば『良い材』ってのも間違いで、フレットの磨く仕上げが甘いだけだったりします。木材は手の油や摩擦によって艶が出るとは聞いたことがあったので、ストッキングみたいな素材だと摩擦熱も効率良く出せるので良いのではないか? ・・・ということで母ちゃんストッキングの登場です。





最上部の指板だけ磨いた状態。明らかに光り方が違うのが画像だけでも解るかと思います。それより下の指板はご覧の様にホームセンターで売っている材木ばりに表面が荒れていて輝きは皆無。個人的に『 仕上げがあまりに酷い 』と感じました。写真のギターはGibsonのとレビュートモデル。こんな雑な仕上げでですが音は悪くないのが不思議(笑) 同様な指板の場合、『まぁ・・・安価モデルだからなぁ』と諦めるのはまだ早い。メーカーが抜いた手間は自分が補えば明らかに良くなります。



これは800番から1500番までヤスリを使い削った状態。表面のガサガサとした材木感は無くなりエキゾチックな木目が出てきました。ここから2000番まで仕上げてストッキング研磨! 最後に蜜蝋ワックス等で給油すればツルツルの美しい指板になります。フィンガリングも楽になり演奏性も格好良さも明らかに増しますね。 特に低価格帯のギターは指板の仕上げまで気を配ってあるものが少ないので効果が期待出来ます。

ストッキングはマジで使えますのでお勧めです♪





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Last updated  January 6, 2024 07:30:07 PM
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