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2005.01.28
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セックスボランティア ( 著者: 河合香織 | 出版社: 新潮社 )
この本は、作者(障害が持たない方)が障害者の性について様々な取材を行った内容が書かれています。そ取材の中で筆者の考え方は世間一般の方が障害者の方に対して抱く思いと同じ考えからスタートして最後には、結局、障害者の性を考えるということは、我々障害を持たない人自身の性を考える事となんら変わる事がない、その境界が取材が進むに連れて曖昧になって来ることを実感したとの事。取材には、国内と国外(オランダ)にも行っている。オランダを海外の行き先に選んだのは取材の過程に障害者への性のボランティアの先進国とも言うべき国が、オランダとの事。障害には身体と知能とに分かれ(若しくはいずれも)、その重さにも重度から軽度と分けられる。因みに、私は3人の男ばかりの兄弟だが、真ん中が障害を持っている。生まれた時から、身体と知能にいずれも軽度ではあるが障害を持っている。その頃は、本人が望めば自分で自由に外出も出来ていたが、4年前に頚部の病気になってからは、首から下の自由が利かなくなり、身体的には重度の障害で車椅子生活で自分で自由に外出も儘ならなくなった。障害者の性に対する世間一般の見方としては、本にも書かれているが、やはりどうしても偏見があるのは昔からの実感としてあると思う。
「障害者が性を語るなど贅沢だ!」という偏見が・・・。
しかし、この本で取材をされた方々が語るのは「性は人生に

必須の行為で、障害者も障害を持たない方も関係ない」と
障害者の方には性や結婚生活を営むには様々なハンデがある

1.相手が見つからない

2.社会的な偏見

3.実際の行為における介護士等の補助を受けるのに抵抗がある


国内では少なくはあるが障害者を専門の対象とした、セックスの相手を紹介する組織がある。国内での活動はまだ非常に少数派であるが、オランダでは障害者対象の組織がある。また、障害者がその組織を活用するためのお金を市が提供しているところもある。そしてこの本を読んで感じたのは作者もそうであるが、やはり障害者だからとの偏見なくす事が一番大事であるとのごく当たり前だが一番難しいことなのかも知れない。実際、これら性の介助をしている方は、大変では?と作者も取材で聞くが、どなたも「いえ、そうでもありませんよ」と事も無げに答える。つまり、勝手に障害者が作りあげている偏見こそが、障害を持つ人と持たない人との間の、一番の障害ではと思います。





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最終更新日  2005.01.28 21:30:08
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