柿の種

星空の向こうに

本で宇宙の写真を見て妙にどきどきしたのを覚えている。
ホーキンスや２００１年宇宙の旅を見て、
宇宙とはなんだろうと感じ。
手塚治さんのマンガを読み
宇宙にはこんな生き物がいるのかと感嘆した。
星伸一を読み、そーか農協が宇宙にいくのかと
変に現実的に感じた。
相対性理論を読み、５０へーをたたいた。

宇宙の時間軸から考えれば地球の時間などチリのよう。
とはいっても想像すらできない。
とにかく長いのだな。
といった程度だ。
プレートテクニクス論を読み、
なるほど地球は４回目の超大陸なのか
と知ったところ
じゃあやっぱり与那国の海底遺跡は昔の文明の名残りなんだなーと
酒の肴となった。
地球は５３億年ぐらい前に生まれ、大陸は移動を繰り返し今に至る。
人類の文明はこの尺度でいけば一瞬。
何百年も前から人間はおろかだ
と警告する人がたくさんいた。
マンガや小説、映画など。
でも実際の世界は何百年前と全く変わらない。
天は人の上に人を作り
強きものが生き残る
そんな時ふっと夜空を見上げると
子供の頃から変わらない景色がいつもある。
夜空になにかを訴えかけるようなロマンは持っていない。
それでも夜空に向かって何かを感じぜずにはいられない。
人は人を愚かだという
人は人を素晴らしいという。
僕はどんな人間なんだろうか。

星空の向こうにいつも、誰もが感じている。
良い奴も悪い奴もなにかにすがって生きている
僕らを乗せた船は夜の闇を突き進む
運転席には誰もいない

などど考えると暗くなる。
というかシュールな気分になってくる。
どうしようもないことに面と向かうと
どうにかしたいと感じる。
どうしようもないことに当ると
このやろーと感じる。

色んな事を考えるとチャップリンが言っていた
「笑いが大事」
なのだと感じる。
どうしようもない時、空を見上げても
星空と同じように、現状はいつまでも変わらない。
ただひとつ違う事は
星空を感じた心が、現状を変えていく力を生み出すことなのだ。

星空がいつもそこにあることが嬉しい。
変わらない物が一つぐらいあるほうがいい。
僕らは日々変化をしている。
変わらない星空に流れ星が下りる時。
ささやかな変化を感じる。
心の中には宇宙
血液の中には海
頭の中は太陽が必要だ！

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