狂躁的非日常と日常

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2011年09月09日
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カテゴリ: 小説関係
先ほど読み終わりました。

三島から京都に向かう電車の中で、寝たり、読んだり、PC立ち上げたりしながら、ちょうど山科付近で読み終わりました。


長谷敏司 あなたのための物語


西暦2083年。人工神経制御言語・ITPの開発者サマンサは、ITPテキストで記述される仮想人格“wanna be”に小説の執筆をさせることによって、使用者が創造性を兼ね備えるという証明を試みていた。そんな矢先、サマンサの余命が半年であることが判明。彼女は残された日々を、ITP商品化の障壁である“感覚の平板化”の解決に捧げようとする。いっぽう“wanna be”は徐々に、彼女のための物語を語りはじめるが…。


長谷敏司さんは「円環少女」という変態ばっかり出てくるSFライトノベルを書かれたりしている方なのですが、本道のハヤカワさんとかでも書かれている方です。

そんな長谷敏司さんが書かれた作品。09年にハードカバーででたものの文庫判です。

この作品、ある意味どうしようもないプロローグからはじまって、どうしようもない一文で終わる作品です。萌えるようなキャラクターが出てくるわけではありませんし、救いのある話かといわれると微妙。

私の好きなとある作家さんも結構、救いのないお話を書いていたりするのですが、救いがないようでそこらへんを吹っ飛ばした救いを書くことで物語としての落とし前をつけてらっしゃった方でした。

とある作家さんは人間は過去から未来に遺伝子をつなげていく容れものだとおっしゃっていましたが、この作品は過去も未来も目的も方向性もなく、ただ自分という物語を紡ぐ存在だと規定しています。

まあ、正確にそう言っているわけではないので、異論もありますし、私自身も「そうか?」と自分の書いたことに対して思っているのですけど…。

なんとなくわかるのは、救いのない話だなっていうのは正しくって、救いをどんどん科学によって塗りつぶしてきたここ何十年間だったって思えてくるなぁと。



ああ、何言っているのかさっぱりわからん。
けど、面白かったです。ひさしぶり。こういうの。




ところで、あえて萌えどころを出すとすると看護婦のエリスさんかなー?

いや、あえてもなにも出す必要ないんですけど…。

三条烏丸のスタバよりー。





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最終更新日  2011年09月09日 14時48分47秒
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