「天才の精神病理」ー科学的創造の秘密



「ニュートン・ダーウイン・フロイト・ヴィトゲンシュタイン・ボーア・ウィーナーら六人の天才科学者の精神病理が人生の転換期や危機と絡まり合って、
創造性にどのような影響を与えたのか。科学者としての業績を描きながら、分裂病圏、躁うつ病圏、神経症圏に分類される気質とその創造性の特徴を明らかにする人間研究。
」です。

 病蹟学研究の対象としては芸術家や思想家が多かったが、科学者を対象にした研究書としては珍しく、傑出しているといえます。

「天才と何とかは紙一重」といいますからね、で片付けずにご一読を(未読なら)、薦めます。

 娘の一言がきっかけで書店で見かけて読み出しましたが、躁うつ病圏の天才ダーウイン・ボーアと分裂病圏の天才ニュートン・アインシュタインとの対比および論文のまとめ方の検証などわくわくする知見に満ちています。

 ちなみに本書によると私は時代の子であり、躁うつ病圏に属するようです。
(天才ではないですから適用外でしたね)




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