つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2025.04.01
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カテゴリ: 「先生」日記
と言っても、初日は新転任の先生へのオリエンテーションの色合いが濃い。
合同職員会議に、本校舎職員会議に、高等部学部会…
最後のは別にしても、同じ学校に10年もいれば、ああまたか、というような伝達事項が大半だ。

10年。
この10年、いろいろなことがあった。
昨年度は、とくにきつかった。

あまり詳しくは話せないけれども、不具の自閉症と生徒の自閉症がぶつかった1年だった。
どうしてこんなことになったのだろう。

振り返ってみれば、O先生が高等部主事だった数年間だけ、大過なく過ごせたと思う。


それ以前も、それ以後も、毎年問題を起こしていたというわけではないのだけれど、O主事の時だけ毎年何もなかったというのは、つまり、不具に合理的配慮をされていたからだ、とはたと気が付いた。

不具が自閉だからだ。
O主事の前の主事の体制の時に、不具が生徒や保護者とトラブったのを見て、高等部の円滑な運営のために配置を考えてくださったのを、自分の実力、力量だと勘違いしたのが昨年度の結果だ。

言葉の出ない、自閉のきついN君の支援だって、最初はO主事がいろいろヒントをくれてたではないか。

だが、もうO主事はいない。
そして、不具は本来合理的配慮をされる側ではなく、する側の立場の人間である。

そうは言っても、仕事をする上で自閉的傾向を完全に覆い隠すことは無理なので、どうしてもにじみ出たり、はみ出したりするので、ある程度配慮してもらう必要はあると思う。

不具が自覚するべきは、自分が発する言葉やしぐさが、相手にどのような影響を与えるか、どのように伝わるかについて、適切に配慮することが苦手である、ということであり、そのうえでどう対処していくか、その方法について周囲の先生と相談しながら考えていくことが肝要だと思う。

古いけど、やるっきゃない、のだ。





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Last updated  2025.04.02 07:20:41
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