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今日は、タイプの違う2人の弁護士さんが書かれた本をご紹介。まずは、西田研志著「サルでもできる弁護士業」。サルでもできる弁護士業【内容情報】(「BOOK」データベースより)どこの国と比べてみても、日本の弁護士は特殊だ。彼らは、人々のために仕事をするのではない。彼ら自身のために仕事をするのである。世間の常識は、弁護士の世界では常識ではない。歪んだ日本の弁護士業界の内幕をすべて白日の下に曝す。 *本後半は、弁護士である著者事務所の宣伝になっているように感じましたが、前半部分は、びっくりする内容でした。弁護士業界って、本当にそうなの?って感じ。多少、著者の偏った意見が含まれているんだと思いますが、エリートとよばれるこの業界の裏側をのぞき見したような気になりました。以下、内容を少しご紹介。・弁護士を縛り付けているものは、 弁護士会・日本弁護士連合会(日弁連)と “弁護士法第72条”「弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、 非訟事件及び審査請求、異議申立て、審査請求等行政庁に対する 不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁 若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋を することを業とすることができない。ただし、この法律又は他の法律に 別段の定めがある場合は、この限りでない。」 ~この法により、何から何まで弁護士が業務を行わないといけない。 お陰で、ひとりの弁護士が年間に処理する事件の数は30~40件~・以前の弁護士業界は、広告が禁止されていた為、 弁護士会からの紹介で仕事をしていた。(弁護士会からの“飴”) その為、弁護士は、ゴミ事件ばかりの一般の国民のほうを 向こうとせず、ひたすら弁護士会のほうを見てきたのだ。・弁護士会は、いまどきありえない古い派閥組織。 “ギルド”。・日弁連は、実質共産党の支配下。・(著者は)弁護士業のマニュアル化に取り組んでおり、 今まで、見向きもされなかった所謂「ゴミ事件」の 安・早・高品質解決を提供している。 (お陰で弁護士会から、非弁行為疑惑をかけられる)・「なんでも屋」になるというのは、何でもできるわけだが、 翻せば「何もできない」ということである。 などなど。著者が目指しているのは、パラリーガルを活用した弁護業務のシステム化・マニュアル化。弁護士は、あくまでも法律の専門家であり、被害者の心の痛みまでじっくりと話を聴くことはない。それは、別の専門家に任せたほうがいい。そうすればもっと法の仕事に特化でき、件数もこなせる。また、余った時間で、もっと法に関する良い仕事ができる。弁護士会などに頼っていた時代は終わった、これからは各弁護士がもっと自由に、仕事の幅を広げていくべきだ、と。マニュアル化かぁ~これまで私、弁護士に頼ったことはないので何とも言えませんが、これにも一長一短があるんだろうなと思いました。中にはお金を払ってでも話をじっくりと聴いてほしいクライアントもいると思うんです。ただ、色々なタイプの弁護士を依頼側が選ぶことができるようになることは、凄くいいことなのかなって思います。 *続いて、笹山尚人著「人が壊れてゆく職場」。こちらは先ほどの、西田研志弁護士とは考え方が正反対。人が壊れてゆく職場【内容情報】(「BOOK」データベースより)現代の労働者の困窮は、働く権利の問題だけではなく、「貧困」という生活全体の困窮の問題に広がり始めている。本書は、実際に起きた事件から、「法令を守らない使用者」と「立場の弱い労働者」にスポットを当て、格差、ワーキング・プア、貧困問題に風穴をあける取り組みを紹介する。上記、内容情報にもあるように、この「人が壊れてゆく職場」は、労働事件(パワハラ、非正規、解雇など)を取り上げた本でした。この本の中で、著者は、「非正規労働者から、利益をたくさん挙げようというのは、もともと無理な話である。しかし、非正規雇用の仕事は実に気持ちいい。本当に助けを必要としている人の役に立てたという実感があるからだ。首都圏青年ユニオンと連携して一緒に戦うことで、依頼者の要求にも、周囲の労働者の労働環境改善にも貢献できたのである。これはお金に換え難い醍醐味である。だから、私は非正規雇用問題に取り組むことを止めようと思わない。」と書いておられました。う~ん、実に爽やか。依頼者の為に、ユニオンと連携し、労働環境改善にも貢献されるって、相当時間のかかることだと思います。これは、安・速のマニュアルでは出来ないこと。 *弁護士さんに頼らなくてはいけなくなった時、私は淡々と片づけたい、敷金などの問題は西田弁護士タイプに、心の痛みを伴うような問題は、笹山弁護士タイプに、依頼したいと思います
2009/12/06
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行く1月、逃げる2月、去る3月と言われますが、その中の1月が、今日で終わります。本当に濃ぃい~ひと月でした。濃すぎて、「行く1月」なのに、すごく長く感じました。仕事が始まってからのこの一か月の出来事は、以下の通り。第3四半期決算来期予算計画年金アドバイザー2級試験の勉強開始社労士勉強会に参加&運営協力(幹事)社労士登録手続オフ会などの幹事役2つ引受鼻風邪(笑)もちろんこれらと並行して、行政書士の勉強会にも出席していたし、会社内も相変わらずごたごたしているしで、ホントてんこ盛りでした。お蔭で、最後は風邪をひいてしまいました(笑)幸い、早めに対処したのですぐに復活することができましたが、気を付けないとね~。 *明日からは如月2月。これまた、1月と変わりなく、濃ぃ~い予定が詰まっております一番大きな行事?はやっぱり「登録」合格してから、新しい出会いが急激に増えたのですが、登録することで、更に増えそう。また、名前に負けないように、勉強もし続けなきゃいけません。勉強嫌いだし、人見知りもいっぱいする性格だけど、でも、楽しみだったりもするんです頑張るぞ~
2011/01/31
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GW突入ですね。今年も昨年同様、ちょっと大変な感じ。来年は、のんびりするつもり。さて、今日は、先日読み終わった本、内藤誼人著「ズルい奴ほど成功する!」について。ズルい奴ほど成功する!【内容情報】(「BOOK」データベースより)もう、いい人では生き残れない!マキャベリの思想に学ぶ!大不況時代に生きるビジネスマンに捧ぐリーサルウェポン処世術。“黒く”て軽い本(笑)サクサク読了。一つ一つの項目に対して、それに関する心理実験結果が記載されていて、信ぴょう性があるかのように書かれていたけれど、う~ん、どうなんでしょ。実験結果も色々な取り方ができるし、次々と新しい研究もなされているだろうしで、ここに書かれている実験結果をそのまま信じちゃうのはちょっと危険なんじゃないかと思いました。それに、ここに書かれていることを全部信じて実行したら、確実に嫌われちゃいそう。人って、ちゃんとどこかで見ているからね。それでもいいのなら、人間関係よりも“仕事”や“自分の成功”を取りなさいってことかな。でも、人脈や人からの「信頼」って“仕事が成功する”大きな要因だと思うんだけどなそうそう、うちのパワハラ上司が用いていた手法もいくつか書かれていました。「人の意見にケチをつけまくれ」「大きな音で相手に恐怖心を与えろ(机などを叩く)」「相手の話に相づちをうつな」などなど。 *しかし、一方で、正直すぎたり、要領が悪い人と一緒に仕事をするのは、これはこれで大変。イライラして、こっちがストレスたまっちゃう。その人の仕事を取り上げてしまいそうになる(笑)やっぱり「バランス」ですね。適度に“誠実”で、適度に“ズルい”。ベースは「お人よし」で、戦略的に「したたか」さを持つ。うん、私はこれを目指していきましょう *内藤誼人著「ズルい奴ほど成功する!」<目次>第1章「ズルさとは知性である 戦略とは汚いものである」・善人では生き残れない!・人に嫌われることを恐れるな!・手段や人格はどうでもいい!「勝てば官軍」である・世の中はカネだ!・まずは「その他大勢」から抜け出せ・成功する人はルールや決まりを守らない・反省も後悔もするな、過去は忘れろ!・空かれておきたい相手には極力会うな!・ジンクスで自分をダマせ・仕事は内容よりも速さで勝負しろ!第2章「いかさま営業術 したたか交渉術」・相手の「NO」を「YES」に変えろ!・感情を揺さぶって思考を停止させろ(アメとムチを同時に使う)・スキンシップで心の扉を開かせろ!・人の意見にケチをつけまくれ・ウソも100回言えば真実になる・美人よりも不美人を褒めろ!・相手の話に相づちをうつな・会話中にため息をついて目を閉じろ!・ウソの「常識」をでっち上げろ!・ツンデレ戦略で相手を転がせ!・言い回し一つで錯覚を起こさせる・営業先で天気の話なんかするな!・商談や打ち合わせは相手を呼びつけろ・デカイ机を挟んで相手と距離を取れ!・人間性の未熟さはスーツでカバーできる!第3章「だましの暗示術 腹黒ハッタリ術」・嫌な仕事は堂々と他人に振れ!・いけ好かない上司の鼻をへし折る方法・褒めるときは「第三者」を経由させろ・噂話のメカニズムを知れ!・「ここだけの話」をチラつかせろ・偉人の名前や格言を完璧に暗記しろ!・名刺交換した直後から相手を名前で呼べ・話の「前提」を操作して暗示をかけろ!・「掃除しろ!」より「キレイ好きだね」で人を動かす・不同意は「NO」と言わず「質問」で返せ第4章「抜け目ない立ち回り術 タヌキ親父の処世術」・成功を独占して、失敗は他人に押しつけろ!・自分の右腕にはダメな後輩を選べ・自分の意見を「みんな」の意見にしろ・困った質問には「君はどう思う?」で逃げる・お世辞に「中身」はいらない!・「ほんの少しでいいから」と頼め・1回だけブチ切れしておけ・嫌な仕事をかわす3カ条・割り勘の端数は積極的に払え!・1人を叱れば全員を動かせるようになる・ズルい人の自己アピール術第5章「まやかしの自己演出 えげつない舞台演出」・性格、外見、大切なのはどっち?・外見で緒戦を制し、性格で落とせ!・商談するならオープンテラスでビジネスランチ・大きな音で相手に恐怖心を与えろ・時間のプレッシャーを与えて思考停止にさせろ!・うつ気味のときには買い物をしろ!・スーツとシャツのボタンを外せ!<はじめに>よりこの本は、次のような読者に読んでほしい・がんばりが認められない・いつも損ばかりしている・お人よしで貧乏くじばかり引いている・肝心なところで負けてしまう・なぜか人の言いなりになってしまう・人の顔色をうかがってストレスがたまる「ズルさとは生きる知恵なんだ!」「ズルさは生き残るための最良の手段だ!」
2010/04/29
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