生きること


 とはいえ、確実に毎日死へと近づいていることは間違いないのですから、やっぱり考えないといけないことなんでしょうね。昔からうちの母の口癖は「死んだら何も残らない。」でした。子ども心に生まれ変わりとか前世とかそういうものの方がロマンがあっていいじゃないと反感を持っていたものですが、最近母の言うことが少しわかるような気がします。私は宗教には詳しくないので(困ったときだけの神頼み。笑)よくは知りませんが、たしか仏教では輪廻転生ってのがあるんですっけ?小説やマンガでもよく生まれ変わりの物語ってのは見かけます。ああいう話を読むたびに、私の前世はどうだったんだろうとか、生まれ変わってまた同じ人を好きになるってステキなんて、オトメなことを考えていました(^^;
 でも、よく考えてみれば生まれ変わったところで前世の記憶なんてものはないんだから(たまにある人がいるらしいですね~スゴイ!)、やっぱりこの世でこうして生きている現在を一番大切にしなくてはいけないんじゃないかな、と。来世を当てにして生きてちゃ、後悔しそうだなぁなんて想います。それこそ宗教の中には、今生は「魂の修行」とかいうものもあるそうですが(マンガからの知識なのであやふや。爆)、生まれる前から何かしらの使命を帯びてるとか、魂の修行とか言われてもいまいちピンとこない。やっぱり命はわけの分からない大きな力で押し出されるように生まれてきて、そうして生まれてから自分の生きる意味とか、進む道とかを悩みながら探していくものではないんでしょうか。ほんでもって、死ぬときに「あぁいい人生だった。」と思えればそれでいいんじゃないかなと思います。命は一度限り。たとえ生まれ変わりが存在したとしても、それは同じ命ではあり得ず・・・。今生きていることを大切にしていきたいなぁ。
 なんだかよくわからなくなってきましたが(^^;おなかに新しい命が宿って、最近こんなことを考えました。おしまい。


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