シングル母のアメリカ暮らし

シングル母のアメリカ暮らし

シュタイナー教育について


と言われる学校に通っている。
内容的にはかなり多岐にわたってユニークなので、
ひとことでは紹介できないが、分かりやすい特色を言うと、

自然嗜好、自然崇拝的
テレビやゲームなどのメディアものを子供達から遠ざける
食事は極力オーガニックなど自然食で。ベジタリアンも多い。
アケデミックな早期教育に重きをおかず、体験をとおしてものを学ぶ。
規則正しいリズムのある生活

といったところ。一見堅苦しいが、政治的規制の多いアメリカの一般公立校よりは
かなり自由な部分もある。
これに関しては日本にも大きな掲示板やホームページもいろいろあり、
たまにのぞいてみたりはするものの、
日本でのそれははっきりいって考え方がストイックすぎて
ついていけない部分がなきにしもあらず。
宗教じゃあるまいし、というのが率直な感想である。

ある親は「完璧な暮らし」を実践しているという。
それは何かというと、電子レンジも一切使わず、
家の中にカレンダーや時計も置かないと言う。
おかげで子供は汚染されていないという。
「はあー、それはよござんしたねえ」と目が点になった。
こんなのは稀であるがたまにいる。

アメリカではこの国のご多分にもれず、けっこうちゃらんぽらんな父兄
(というかガチガチのシュタイナー信者ではないと言う意味で)も多く、
その点が逆に私は気に入っている。
もちろん納得して子供を入れたわけだから、この教育がいいと思っているし、
私なりに大事なところは押さえたいつもりだが、そこは人間。
ジャンクだってたまにはおいしいし、
たまには子供と毛布にくるまって夜遅くまでビデオの一つも見たいし
(でも夏休みだけね)、はめをはずす暮らしだってとても楽しい。

とはいえ感動することも多いこの学校での日常を、
時々は書き込んでいきたいと思う。


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