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2005.12.15
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カテゴリ: 映画の話
寒さで縮こまっていた気分をスッキリさせたくて、話題の映画を見てきました。




この「あり得ないだろぉー!」という荒唐無稽な設定が、なぜかまったく不自然に見えないのは、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーのオーラがなせる技でしょうか。

ガンファイトからカーチェイスまで、次々と繰り出されるお決まりのアクションシーンもテンポよく、最近のハリウッド映画にありがちな「中だるみ」をまったく感じませんでした。
とっても面白かったです。

アクション大作にはあんまり興味がわかない私ですが、この映画は「スミス夫妻」の心の動きを描いたストーリーが、ロマンチック・コメディとしてもなかなかよく出来ていると感じました。

きらいになったわけじゃないけど、もうそんなに大好きでもないのかもしれない。そんな、夫婦の倦怠期の空気感が(あぁ、こういう感じってわかるかも…)と思わせる。
冒頭、そんな現状を打開しようと、夫婦がマリッジカウンセリングを受ける場面があるのですが、結婚して何年?という問いに、夫は適当に5年…と答え、妻がすかさず6年、と正確に訂正する。こういうのって、身近なカップルにも、いえ自分たちにも、結構当てはまることだったりするかも。

そもそも、この映画の設定ほどブっ飛んでいなくても、小さなウソや秘密くらいは、おそらくどんな夫婦の間にもあるものでしょう。
そう考えると、この映画の主人公の名前(日本で言うなら、鈴木太郎・花子、って感覚でしょうか)は、結婚生活にまつわる普遍的なテーマが描かれていることの現れなのかもしれません。



それにしても、アンジーの魅力には同性ながら惚れ惚れしました。
劇中、夫と妻のそれぞれの「裏稼業」の場面が出てくるのですが、ブラピより彼女の殺しのシーンの方が、断然スタイリッシュでクールでかっこよかった!
あの「スリムでありながらグラマラス」なスタイルって、反則技でしょう…。

以前は、「面白い顔だなぁ」って思っていたのですが、年を重ねるごとに美しさに磨きがかかるような。何よりも、とってもきれいなのに、ちゃんとお父上に面影が似ているところが、遺伝子の不思議さを感じさせます(笑)

スター・ムービーにはつきもののご都合主義的な展開も、幕切れの洒落たテイストにクスッとさせられて、ツッコミを入れる気もおきないという感じ。
旬のスターの魅力に心地良く酔った2時間でした。師走の息抜きにおすすめ。

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最終更新日  2005.12.15 19:04:56
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