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カテゴリ: 今日のつぶやき
終わってみれば、今回のワールドカップはロナウジーニョの大会ではなく、ジダンの大会だった(自ら引き際を汚してしまった、あの一瞬の暴挙は本当にもったいなかったけれど)。

終わってみれば、ゴールではなく、守りが栄冠を勝ち取った大会だった。

終わってみれば…日本、そしてアジアと世界のサッカーの実力差が、まだまだ遠いことを思い知らされた大会でもありました。

ジーコは日本人の力を信じてくれたのだと思うけれど、考えてみれば、本番に弱いメンタリティも日本のお家芸なわけで…

大舞台で完全燃焼できたり、長い大会の日程をこなしながら調子を上げていけることが出来なければ、最高峰の戦いの主役にはなれないということを改めて知った感があります。

愛嬌と色気に満ちたイタリア代表。
表彰台では皆が、小学生のようなはしゃぎっぷりでした。


【イタリアがベスト8進出を決めた日、マンハイムの街で大騒ぎのイタリアサポーター。】
mannheim2.jpg


始まればきっと、あっという間に終わってしまうんだと覚悟していたのですが、明日からはもう、明け方にテレビの前で大騒ぎすることもないのだと思うと、やっぱり寂しい。

開催国のドイツは、準決勝では涙をのんだものの、三位という結果は、決して前評判の高くなかったチームとしては最大級の結果だったと思います。


日ごと、試合のある国のユニフォームを着た人々が笑顔で歩き、ユニフォームのない人は、そこら中で売っている1ユーロの国旗カラーのレイを首からさげて装っていました。
レストランもカフェも、テレビやプロジェクタを店先に置いて、まさに「街中が、いつでもどこでもFussball-Weltmeisterschaft(サッカーW杯)」という状態。

予想の二倍にまでなったという期間中の観光客の多くが、アンケートに「友人知人にドイツへの旅行を薦める」と答えたのも納得です。

W杯がどんな祝祭で、どれほどの熱狂や歓喜を呼び起こすものか、それが感覚的にわかっているからこその、懐の深い楽しみ方だったように思えてなりません。

…そう考えると、4年前、フーリガンという言葉が一人歩きし、試合の日は会場近くの商店が一斉にシャッターを閉めた日本のワールドカップは何だったのだろう。自国開催は、はっきり言って20年早かったように思えてならず、実はそれが、日本の勝ち点1とは比べ物にならないくらい今は悔しい私です。

でも、とにかく「終わりは始まり」だからこそ、サッカーを愛することはやめられないのであります。
今度の予選突破は熾烈な争いになると思われ、どんなドラマが待っているのか、すでに胸を弾ませている私なのでした。


【ボンのJFAメディアセンター、G-JAMPS】
bonn1.jpg
*記念写真に応じているのは誰でしょう?

【代表が練習していた「スポーツパークノルド」】
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【ボンの街角に登場したKIRIN。次なる旅の目的地は?】
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最終更新日  2006.07.10 21:32:30
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