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カテゴリ: 今日のつぶやき
新聞に載った作詞家・阿久悠氏の訃報記事を読み、代表作の膨大なリストを見ながら、頭の中で一大カラオケ大会になった人、さぞ多かったことと思います。

'69年生まれの私も、その一人。
昭和歌謡の黄金期にバリバリのテレビっ子であり、ピンクレディーの振り付けは今でも体に染みついている世代です。

先日、雑誌 暮しの手帖 を久しぶりに買って読みましたら、阿久さんの「日本人らしいひと」という連載ページがありました。

そこには「かってあったやせがまん」というタイトルの詩と、作者による短い解説文が載っていました。


満たされない時代には
不足の分だけ風流にして
やせがまんを通してきたと思うと
文化だね 生き方だね
  (一部抜粋)



損でも、滑稽でもいい、見苦しさや、恥ずかしさがあるよりはと、奮闘させたのである。
その時代からそろそろ男が心の美を求めなくなっていた。


改めて、しみじみとこの文章を読み返してみて、(あっ)と脳裏に閃いた、あの歌。



♪行ったきりなら幸せになるがいい
 戻る気になりゃいつでもおいでよ

 寝たふりしてる間に出て行ってくれ♪

いつも、歌うジュリーの美しさばかりに夢中になっていたけれど、この歌の主人公は、こんなにチャーミングな意地っ張りの、素敵な男だったのか…と、今になって惚れなおした次第です。
思わずこのCDを発注してしまいました(笑)

ロイヤル・ストレート・フラッシュ/沢田研二


思いつく範囲で、私の好きな阿久悠作品・ベスト5(あえて順位はなしで)。

◎サムライ (沢田研二)
◎あの鐘を鳴らすのはあなた (和田アキ子)
◎たそがれマイ・ラブ (大橋純子)
◎渚のシンドバッド (ピンクレディー)
◎気絶するほど悩ましい (Char)

ベルイマン、アントニオーニ、そして阿久悠…追悼また追悼、という感じの今日この頃でありますね。
とりあえず、本日放映されるNHKの特番は録画予約した私です。今宵はテレビの前で歌うだろうなぁ。






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最終更新日  2007.08.03 09:22:16
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