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サリィ斉藤
ふたり暮らしの日々雑記＆お気に入りのご紹介。お気楽な共稼ぎ生活から一転、夫の転勤で初めての地方暮らし。そんな私の苦闘？日記でもあります。
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2008.04.01
テーマ： 最近観た映画。(40989)
カテゴリ： 映画の話
「今日は“細雪ごっこ”だよね」
という声があがって、皆で笑いました。
桜の季節を迎え、着物姿でお花見を楽しまれる方もいらっしゃることと思います。
おそらく、日本中の桜の下で“細雪ごっこ”という言葉が交わされているのではないでしょうか。
満開の桜と、それに負けず美しい色とりどりの着物。
市川昆監督の映画“細雪”の蒔岡シスターズは、着物好きなら憧れずにはいられない存在。
そもそも谷崎潤一郎の原作自体が、戦時の不自由な中、まるで作家が自らを慰めるように、手に入らなくなったきれいだったもの美味しかったものを、一つひとつ思い出しているような小説ですから、ディテールに凝る市川映画のテイストにはすごくはまっているのだと、見直すたびに思います。
週明けのテレビの芸能ニュースで、市川監督を送る会が催され、石坂浩二が涙ながらに弔辞を読み上げる模様を見ました。
没後、ＢＳで組まれた追悼特集で、上記の作品をまたしみじみと見直した訳ですが、改めて「映像美の巨匠」と言う言葉に嘘はない、と実感しました。
昔は、ちょっとやり過ぎなんじゃないかと感じた映像上の演出。
ですが、何度も観ているうちに、登場人物の心象風景や、映画の中で起こっていること、その場の質感のようなものを、「画面を造りこむ」ことで表現した職人芸なのだと、唸らされます。
生家は没落し、時代は戦争に向かっているのに、いつまでも浮世離れしている蒔岡家の姉妹。
欲得やしがらみにまみれた日常を生きる人々から離れ、一人、違う次元の彼岸に行ってしまったようなおはんさん。
亡くなった父親の想念に囚われ、自分を失っていく松子奥さま･･･
どの人々も印象的で、それは俳優陣の演技そのものよりも、凝ったライティングやソフトフォーカスといった映像のなせる業のように思えてならないのでした。
まあ、私がタイトルに挙げた映画のファンなのは、要するにあの頃の石坂浩二が好きだってことでは？という話もありますが（笑）
「細雪」の三つ揃いのスーツ姿や、「おはん」のやさしいダメ男、今から２０年前の石坂浩二には“日本のトニー・レオン”と呼びたくなるような風情があると思うのです･･･
･･･で、「細雪」の中で石坂浩二演じる次女の夫は、百貨店の呉服部長さんという設定なんですね。
あのやわらかい声で“とてもお似合いです”なんて言われたら、私なんて次々財布の紐を緩めてしまいそうです･･･
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Re:細雪とおはんと犬神家(04/01)
st mayao
さん
素敵ですね～♪細雪ごっこ！
私には多分、一生縁がない世界なんだろうなぁ
と思うと
憧れる気持ちが強くなります。
若い頃の石坂浩二がお好きなんですね。
今や、すっかりインテリなオジサマというイメージが強くて
彼が俳優であったことをすっかり忘れていました。正直（笑）
そうですか～、当時はハンサムな優男系の役柄がピッタリの俳優だったのですね～
記憶をたぐりよせてみます（笑）
前の日記のサリィさんのお着物姿、春らしくて本当に素敵！春爛漫。
(2008.04.02 18:30:55)
私には多分、一生縁がない世界なんだろうなぁ
と思うと
憧れる気持ちが強くなります。
若い頃の石坂浩二がお好きなんですね。
今や、すっかりインテリなオジサマというイメージが強くて
彼が俳優であったことをすっかり忘れていました。正直（笑）
そうですか～、当時はハンサムな優男系の役柄がピッタリの俳優だったのですね～
記憶をたぐりよせてみます（笑）
前の日記のサリィさんのお着物姿、春らしくて本当に素敵！春爛漫。
(2008.04.02 18:30:55)
石坂浩二さん
まろ0301
さん
大河の「太閤記」で、緒方拳、高橋幸治と並んで一躍人気を博したのが石坂浩二さんでした。
私はあのドラマの中で光秀を演じた佐藤慶さんの演技に目を見張りましたが。
私の母は、あっという間に石坂ファンとなり、彼がナレーターを勤めた「シルクロード」なんかもうっとりしてみていました。
うーん・・・あれから何年経ったことか。
市川監督で印象深いのは、やはり「東京オリンピック」の記録映画です。あの撮り方には驚きました。
話が外れてしまいましたが・・。 (2008.04.02 23:27:26)
私はあのドラマの中で光秀を演じた佐藤慶さんの演技に目を見張りましたが。
私の母は、あっという間に石坂ファンとなり、彼がナレーターを勤めた「シルクロード」なんかもうっとりしてみていました。
うーん・・・あれから何年経ったことか。
市川監督で印象深いのは、やはり「東京オリンピック」の記録映画です。あの撮り方には驚きました。
話が外れてしまいましたが・・。 (2008.04.02 23:27:26)
憧れ続けていると
サリィ斉藤
さん
st mayaoさん
＞素敵ですね～♪細雪ごっこ！
＞私には多分、一生縁がない世界なんだろうなぁ
＞と思うと
＞憧れる気持ちが強くなります。
そんな･･･一生ご縁がないなんて、まだまだ人生、何が起きるかわかりませんよ～。私だってほんの４，５年前は、自分が一人で着物が着られるようになるなんて思ってもみなかったんですから！
そういえば、私たち世代だと「世界まるごとHOWマッチ」とか（古い？）「なんでも鑑定団」とか、そういうテレビ番組で薀蓄をかたむけている印象も強いですよね＠石坂浩二。
着物姿をほめていただき、ありがとうございました♪ (2008.04.03 21:01:32)
＞素敵ですね～♪細雪ごっこ！
＞私には多分、一生縁がない世界なんだろうなぁ
＞と思うと
＞憧れる気持ちが強くなります。
そんな･･･一生ご縁がないなんて、まだまだ人生、何が起きるかわかりませんよ～。私だってほんの４，５年前は、自分が一人で着物が着られるようになるなんて思ってもみなかったんですから！
そういえば、私たち世代だと「世界まるごとHOWマッチ」とか（古い？）「なんでも鑑定団」とか、そういうテレビ番組で薀蓄をかたむけている印象も強いですよね＠石坂浩二。
着物姿をほめていただき、ありがとうございました♪ (2008.04.03 21:01:32)
Re:石坂浩二さん(04/01)
サリィ斉藤
さん
まろ0301さん
＞ 大河の「太閤記」で、緒方拳、高橋幸治と並んで一躍人気を博したのが石坂浩二さんでした。
その映像、少しだけ見たことがあります。石坂さんって、大河ドラマで色々と印象的な役を演じていらっしゃいますよね。吉良上野介とか、佐久間象山とか･･･
シルクロードも懐かしいです。
＞ 市川監督で印象深いのは、やはり「東京オリンピック」の記録映画です。あの撮り方には驚きました。
「記録か芸術か」その論争をリアルタイムでご存知なんですね。冒頭、国旗の旗竿が風を受けてカンカン音を立てているシーン、強烈な印象でした。 (2008.04.03 21:05:06)
＞ 大河の「太閤記」で、緒方拳、高橋幸治と並んで一躍人気を博したのが石坂浩二さんでした。
その映像、少しだけ見たことがあります。石坂さんって、大河ドラマで色々と印象的な役を演じていらっしゃいますよね。吉良上野介とか、佐久間象山とか･･･
シルクロードも懐かしいです。
＞ 市川監督で印象深いのは、やはり「東京オリンピック」の記録映画です。あの撮り方には驚きました。
「記録か芸術か」その論争をリアルタイムでご存知なんですね。冒頭、国旗の旗竿が風を受けてカンカン音を立てているシーン、強烈な印象でした。 (2008.04.03 21:05:06)
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