もうしばらく前になりますが、10月27日の朝のこと。
自宅前で迷い犬に遭遇。
嬉しそうに走ってくるフレンチブルドッグ。
てっきり横を歩いている女の人が飼い主さんだと思って
可愛いなぁなんて思いながら自宅に入りました。
しばらくして用があり外に出てみると、
なんと道路を挟んだ向かい側のお店の金網にポツンと繋がれたその子。
えっ迷い子
「どうしたの」と近づいてみるとなんとも人懐こい
嬉しそうに飛びついてくる
「迷子になったの」と聞いてみるけど返事はなし。
・・・同然か
犬を飼った事がないのでどうしてよいかわからず、
友人に電話
すぐに飛んで来てくれて、しばらく飼い主さんらしき人が探しに来ないか待ってみたけど、
そんな気配は全くなく、「預かってるよ」と一先ず連れて帰ってくれる。
それから自宅に戻り、
撮った写メを使って、貼り紙を作り自宅の外に貼る。
はてどうしたものか・・・しばらくして名案
我が家の近所には2軒も動物病院がある
近所の子ならどちらかにかかっているかも
というわけで写真をすぐにプリントして、
9時を待ってまずは1軒目へ
「朝迷子らしい犬を保護したんですけど、こちらでご存じないですか」
と聞いてみると、じっと考えてる様子。
しばらくしてカルテらしきものを取り出し、
「この子に似てますよね」と小さい時のものらしい写真を見せられる。
「模様、そっくりですね」
すると中から院長先生が出て来て下さって、
「連れて来て貰ったらすぐにわかりますよ」と。
すぐに友人に電話。
「直ぐに連れていくね」と快い返事
病院から出て外で待っていると、
すぐにまるでお散歩をしているかのように、楽しそうに歩いてくるフレンチちゃん
病院に連れて入るとすぐに、
「ひなちゃんひなちゃんじゃない」と。
この子がひなちゃんです
この後、直ぐに飼い主さんに連絡を取って下さったのですが、
お留守か出られないかのようで繋がりませんでしたが、
ひなちゃんはこちらの動物病院で預かって下さるとのことで、
安心して帰宅しました。
こうなれば、今日明日中には飼い主さんの元に帰れるだろうとホッとしていたのですが・・・
その6日後の夕方、動物病院から電話が。
「実はあれから留守電にも入れているのですが、
携帯もご自宅の電話も繋がらなくて、まだひなちゃんは預かったままなんです。
明日、警察の方にも届けようと思いまして、ご連絡しました。」
とのことでした。
一瞬何が何だかで、「まだ・・・わかりました。」
とお礼だけ言って切りました。
が、どうしてなぜ明日病院に行ってみようと思いました。
そして翌日、朝9時過ぎに行くと、また院長先生が応対してくださり、
まず事件性を心配して警察に相談してみたが、それはないとのこと。
昨夜は飼い主さんの自宅まで行ってみたが、電気も点いていなくて真っ暗だったこと。
事故も考えたが、ご夫婦二人なので、どうにか連絡が取れるだろうし等々、
いろいろ話をして下さいました。
何かどうしようもない事情が出来たのか、でもひなちゃんの他に
猫も3匹飼っているのでその子達も心配だと。
いずれにしても一週間以内に届けを出さないといけないので、
今日の午後、警察に行って来ますということでした。
この先の連絡先は動物病院でいいですか?と聞かれ、
すべてお願いしました。
飼い主さんの元にひなちゃんが戻れば連絡しますし、
ひなちゃんの様子はいつでも見に来ても電話で聞いてもらってもいいですよ、
とも言って頂き、お願いして帰ってきました。
幸いにもひなちゃんは人懐っこく、元気でいてくれていて、
先生もとても良い方で、
皮膚に少し疾患があるのも治療して下さっているとのことでした
そして、昨日の午前中のこと、
動物病院の先生から電話があり、
「ひなちゃんですが、今日飼い主さんが引き取りに来られました。
ただ、いろいろと事情があるようで、この先飼い続けるのは難しいようでしたよ。
もし誰か良い方がいれば・・・またお願いします。」
とのことでした。
あの朝、ひなちゃんが一人で走っていたのがどうしてなのか・・・
聞きたかったのですが、結局聞かずにおきました。
これで ひなちゃんは飼い主さんの元には戻れましたが、
なんだかとっても切ない気持ちです。
ただ、これからは動物病院の先生も関わって下さるようなので、
ひなちゃんが幸せに過ごせるようにそれだけを願いたいです。
長い文章にお付き合い下さってありがとうございます。
ふうたんは写真がぶれるくらいとっても元気です
大切にしないと
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