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「焼かなイカ!?」 今まででもっとも「やらないか?」に近いサブタイトルだ。最後まで我慢していたたけるにいいことがあったけれど、自分が食べている姿を何もしない三人にずっと見られているのは落ち着かないのでは? 家族だからそんなことはなイカ……イカ娘も含めてイイ家族だなぁ。「護らなイカ!?」 砂地は投げ技の訓練に向いているとはいえ、千鶴の投げ技は着水しても水がコンクリートに感じられる威力だから堪らない。恐ろしい技の数々を受けきった悟郎の肉体は大したものだ。 鮎美があまりに心配されるので、厄い気分になってきた。「寒くなイカ!?」 ええ寒いですよ。いまは冬なんで。瞬間的にイカ娘の世界とこっちの世界が繋がった。かまくらで鍋をつつくのは羨ましいというか良くあんなものがあったな。相沢家が近くにあるからわざわざ持って来たんだろうか――暑い場所を通って。 道路が凍結していたら、事故が頻発している気がしたけど、別にそんなことはなかったぜ! 雪降らし装置のバッテリーがヤバい。雪じゃなく雨を降らせてくれたら、乾燥地帯の人に喜ばれるぞ。侵略!イカ娘1巻 安部真弘:360度の方針転換
2011年12月21日
「ままごとしなイカ!?」 これがマスコミの影響力だ。ドラマを規制せよ!規制規制規制規制!と奇声を挙げてバカを見る。早苗の逝きっぷりが貫禄すら帯びてきた。 師匠と呼んでいいですか?「予定じゃなイカ!?」 予定は未定じゃなイカ?イカ娘の体内時計は潮の満ち引きに敏感なのかなぁ。海の動物には繁殖のリズムなどを潮の満ち引きとリンクさせている連中がいる。 もっと月を気にしてほしいが、時間が進まない世界だからしかたがなイカ。「遊園地に行かなイカ!?」 収入は3200円。電気代と花火代はお幾らかな?遊園地をリニューアルするだけの資金は持っていたか引っ張ってくることが出来たのだから、そんなに痛くはなイカ。 前回で次回予告した渚の出番がけっきょくなかった……清美はものすごい勢いで出番を増やしているのにな。侵略!イカ娘1巻感想
2011年12月17日
「留守番しなイカ!?」 頭弱いなぁ。どっちとも。世界征服しても、征服した世界が空き巣で奪われそうな侵略者である。一緒にゲームしている姿にちょっとだけ和んでしまった。 早苗が監視カメラで空き巣がイカ娘に触っているところを見たら恐ろしい勢いで飛んできて、敵を殲滅していたに違いない。「断たなイカ!?」 イカ娘エビ断ちする。こんなに依存性のある食べ物だったなんて、エビ怖い。最初に海に飛び込んでエビを捕まえようとしないあたり、海洋生物として相当堕落している。清美のおかげでエビチリが食べたくなった。むしろ、清美がたb……「熱中症じゃなイカ!?」 女医さんチョイ役。思いっきり由比ガ浜って書いてあるのね。ミニストップイカ娘店が鎌倉に出店される日を待つわ。 完全にホラー扱いの演出に笑った。BGMもいいが、アングルもいいな。そして、いっかり落ちている。侵略!イカ娘1巻感想
2011年12月06日
「ジョギングしなイカ!?」 おいしくごはんを食べたイカ娘たちは太らず、千鶴は太る。不条理な話である。まぁ、死亡じゃなくて筋肉がついているんだろうな。水分をまったく摂らず、汗をかいている様子もない千鶴がとことん不気味だった。 なんとかついていけるだけでも悟郎は大したもんだ。「SPじゃなイカ!?」 早苗の一人相撲がバカバカしくて笑える秀逸な一本。自分のやっていることに自覚はあるらしい。イカ娘親衛隊の安心感に比べると早苗SPの残念ぶりは凄まじい。 三バカ辺りが相手なら毒を持って毒を制すにもなるのだが。「冒険しなイカ!?」 ミニイカ娘の小さな大冒険。テストに乗ってずいぶん遠くまで飛んだような感じがしていたが、実は……。イカ娘以上にか弱いミニイカ娘は大事にしなくちゃいけない。触手で水槽から出られるのは良いのだろうか……。侵略!イカ娘1巻感想
2011年11月22日
「Englishじゃなイカ?」 英語の会話が長く感じた。それだけ苦手意識があるってことなのかなぁ。たけるが応用を身につけるのがやたら早い。イカ娘については言うに及ばず。相沢家が栄子に内緒で何かやりたかったら英語で相談すれば良いらしい――栄子が泣くな。「止めなイカ?」 さすがは早苗、凄まじい変態淑女っぷりだった。サブタイトルはくすぐるのを止(や)めなイカと、しゃっくりを止(と)めなイカが掛かっているのかなぁ。あのまま三十回しゃっくりするところが見たかった。 しゃっくりのくだりではイカ娘には同族がいて、知識を交換したことを匂わせている。「流れなイカ?」 ほのぼののような、子供の世界にも大人の気苦労が入り込んでいるようで、実は重い話でもあるような……。 後半からの笹舟とミニイカ娘の大冒険には文句なしに癒された。オチには鎌倉付近の川じゃなかったのか?いったいどう繋がっているんだとマジになって悩んでみたが、特に意味はない。イカ娘についていけないとは子供たちはまだまだ未熟。早苗なら地獄の果てまで付いていくことであろう。 実際はイカ娘が天国に、早苗が地獄に――侵略!イカ娘1巻感想
2011年10月25日
・散歩しなイカ? 嫌がりつつも一緒に散歩するアレックスとイカ娘は律儀だ。特にイカ娘は犬並みに忠実と言うことになりはしなイカ?それで良いのか、侵略者。 まぁ、大型犬がいれば撃退できる程度の侵略者だからなぁ。画面の外側は阿鼻叫喚の地獄絵図だけど……。・体操しなイカ? 体操指示のアレンジが巧すぎる。この才能は大切にしてほしいものだ。イカ娘が無意識で周囲の子供を薙ぎ倒すのは非常に珍しい侵略行為の成功例かも――意識していない時は巧く行くこともあるのだ。 あれだけのことをされておいて、触手が苦手にならない子供たちも柔軟だなぁ。中には苦手になっていてイカ娘に近付かない子供も実はいるのかもしれないが。・助けなイカ? 仕事に関しては人一倍真面目な悟郎が熱心にイカ娘を誘う。自分のプライドよりも人命救助が大事。本当の誇りをもっているライフセイバーである。 周囲に人影がなくなるまで遊んでいた子供たちから、なんとなく不気味なものを感じた。でも、親御さんは後で出てきたな。侵略!イカ娘1巻感想
2011年10月18日
「小学校に行かなイカ!?」 自分が小学生だという自覚の足りない「たける」は何様?イカ娘よりも侵略者にふさわしい自意識を持っているのかもしれない。まぁ、持っていないだろうけど。 先生は子供たちに邪念を読まれている気がするんだ……教師としてマズすぎる原作の発言は流石にカットされていた。「コスプレじゃなイカ!?」 多くのキャラクターを見事にイカした話。鮎美ちゃんはアニメで見ても最高に可愛い。どつかれたい。原作絵の再現率の高さも、この作品の魅力だ。 メリケンサックで怪我をしなかった器用さは大したもの。そういえばニセイカ娘の事故にも無事だったな。意外と頑丈だ。「軽くなイカ!?」 イカ娘の写真をオカズに御飯を……あいかわらず早苗は魔次元の住民だった。でもイカ娘はエビの写真で御飯が食べられるだろう。こちらは普通の意味で。 体重を気にしまくっている千鶴が可愛い。腕輪の凄さが分からない栄子は、栄子だからしょうがない。イカリングを制作するテクノロジーがあれば、世界征服だって出来そうなものだ。イカ娘の故郷の真意は、一体!? たぶん、何も考えていない!侵略!イカ娘10巻感想はこちら
2011年10月11日
燃え尽きたぜ、真っ白にな……作画担当が。 なかなか酷くて感動的なシーンなのに、それどころじゃないこともしばしば。回想がバスケをやっているシーンと限らない影響も馬鹿にならなかった。愛梨はプール特訓のことを思い出しすぎではないか。 だが、個別エンドを描いたEDはグッジョブ!ひなたの家に行って妹をペロペロしていいぞ!!女子小学生五人は押さえられているのに、葵エンドが描かれていない件については……ノーコメント。 ネタ要素は非常に多かったものの、バスケそのもに対する姿勢はかなり真摯で、その印象のよい作品だった。 バスケの作品表現について、何か新しい世界を切り開いてくれる可能性を感じた。主人公の立場がコーチなのも良かったのかもしれない。 作画を洗い直して二期で再会したいものだ。
2011年10月01日
公式戦へのモチベーションをあげる真帆たちだったが……出るには部員が10人も必要だった。あれだな竹中たちを女装させて人数を揃えよう! あと1人、2人ならともかく、いきなり二倍にするのは大変だ。作品の上でも5人を描くのと10人を描くのでは負荷が違いすぎる。まぁ、そこは「ディフェンスに定評がある」とか説明しておけばなんとかなるか。 大会の規定はしかたがないが、遠征先の学校がひどい扱いをしてくるのは解せない。最初からキャンプ生活だと言ってくれれば、逆に愉しみにしていたと思う――真帆たちはすでに愉しんでいるか。 昴に頬ずりする真帆かわいいよ真帆。 智花は大人になって乗る車も昴に決めていそう。そんなことしなくても直接……ゲフンゲフン! 葵のことをまったく意識せず安眠した昴は、すばらしく酷い。入口付近に陣取ったのは幼女たちに踏んでもらうのを期待してのことですね?この、変態が!! 初めてみられる女子小学生同士の試合が楽しみなのだけど、まずは真帆を説得して引き戻す必要がある。少年漫画的な闘志を燃やす役目を一身に背負っているのは彼女だしなぁ。偉い偉い。
2011年09月18日
そして、不自由への追走。おまわりさん、この人です! 併走はともかく、追走は傍目に危なすぎるだろう……よく昴が不審者にされなかったものだ。あと、カゲツが独走していた時に危ないことがなくてよかった。あそこはひなたを見まくるのではなく、両方に目を向けなくちゃいけない気がする。 ひなたの方はコーチしていて体力が把握できているけど、カゲツは実際に体力を確認したわけではないのだから。 まぁ、いちばん危ないのは保険医か。男ならもっと厄いが、女だからと言って許されるレベルではない。美星姉が食い止め続けてくれることを願うばかりだ。 彼女から見れば男子高校生1年も充分にショタの範疇に入るような気がしないでもない。いちばん心配なのは竹中くんかなぁ。 ひなたの過去には小学生の時期が身体の発育に大事なことを再確認させられる。本人はあまり気にしていなくても、親の身になれば気になることが一杯だろう。 玄関先で座って待つ事態になるなら、鍵を持たせておいてほしかったところ。いつものことではないせいで、難しかったかな。あの歳でカゲツが学校に電話を掛けられたのは偉いかと。 さて、ちょっと話題になったものの、次の目標はハッキリしないまま一話が終わってしまった。そして、高校生の合宿が始まる気配だ。どうなるんだろう。最後は試合で締めてほしいなぁ。
2011年09月10日
昴のストーキングに成功した葵は、彼のためを思っていきすぎた仕事を止めさせようとするのだが……あまりしつこすぎると嫌われるぞ。まぁ、言っていることは――実は自分のためだとしても――正論だし、愛梨たちにコーチしてくれるなど、気さくな一面も見せている。あっさりと小学生たちのハートを掴んでいるあたりは、年の甲か……。 部長をやってきただけのことはあると、評価せざるを得ない。 それにしても水着姿でバスケをするとはどいつもこいつもやりたい放題だ。昴の目を気にしないどころか、昴の目を奪うためにやってやがる! だが彼の眼中にあるのは女子小学生たちだけ。酷い贔屓の審判に笑ってしまった。タイムアウトも審判自身で取ったんだろうな。イリーガルユースオブハンズもするし、とんでもない審判もいたものである。 さて、昴の仕事が認められて彼らに立ちはだかる大きな問題は年齢差以外になくなったところだし、そろそろラスボスに姿を見せてほしいものである。
2011年09月03日
サブタイトルひどい……蕾が性的な何かを隠喩しているように思えてしまって仕方がない。せめて、蕾が開いた後に恋してください、昴さん。 智花と昴のデートは最初のうちは微笑ましいのだが、智花が意識しているのが分かってからは危うげなものを感じた。最初のプレゼントと言っている昴は、今後も生涯にわたってプレゼントを贈り続ける気満々なんだなぁ。 さすがはロリの鑑。 愛梨に水泳を教えるために真帆の家を訪れるのは、完全にバスケの指導から外れて、個人的な付き合いになっている……公私混同は控えましょう。 日曜日に葵と勉強する約束は、そのままでも智花が訪ねてきて修羅場になった気がしてならない。むしろ、言い訳のしやすいバスケの指導の方がバレて助かったんじゃない? 葵の状況は不憫だが、小学校の敷地まで無許可で踏み込むのはやり過ぎだと思った。というか良くできたなぁ。監視が厳しそうなものだが。
2011年08月28日
昴「俺を糾弾する権利はないのだよ!」 このロリコン、彼我の年齢差は計算にない。 竹中と昴では同じパンツ泥棒をしでかしても厄さがかなり違うと思うんだ。まぁ、道端で拾ったのと風呂場で拾ったのでは差があるから、昴を弁護できないこともないが。「靴脱がせてくれませんか?」発言といい、竹中と絡んでいると昴の言動はおかしくなるような……。 パンツ回収から智花の布団にもぐりこむまで、ずいぶんと狂った展開が繰り広げられてした。その最中にスポコン要素をうまく混ぜこんでくるから始末におえない。 あの騒ぎでも起きないなら、直接ひなたの布団にもぐりこんでパンツを二重履きさせてくれば良かったのに――良くないか。 最後の覗きになってしまう展開はもはや笑って済ませるレベルではない。次回は法廷シーンからスタートだな。みんなが普通に覗きを問題にするなか、自分だけを覗かなかったことを怒るもっかんの姿が容易に想像できる! 微妙に紗季のフラグが立つ話でもあり、彼女も智花も自分だけが昴に頼られたと思っていそうで修羅場への期待を強めてしまった。
2011年08月13日
美星姉が学校に持ち込んだゲームハードに火をつけるわけではない合宿話。ロリショタとお泊まりで、確実に変態のステージをあげている昴さんに敬礼! 真帆と竹中の対立がメインとなるわけだが、喧嘩も小学生レベルだと青臭くて可愛い。微笑ましい。真帆のことなら本人よりも知っている感じの竹中にニヤニヤしてしまった――でも、彼が好きなのは、ひなたなのだから困ったものだ。 智花と昴が二人の世界をつくりに走っており、誰かが止めなければ警察が止めることになりそうな勢いである。特に智花には止めるつもりが全然ないわけで……ディフェンスに定評のある人、来てくれーっ!! 愛梨はともかく、紗季はあぶれた感じになっている。だが、彼女にとっては傍観者であることが最大の幸せなのかもしれない。
2011年08月06日
本当は恐ろしいアニメだったことが最終話にして発覚。まさか琴音が明日菜によって、ミッシーから寝取られるとはね……。まぁ、ザベスがいるザマスからミッシーが気落ちする必要はない。そういえば、目が同じ従姉妹もいるな。 ダブルスが絆を再確認するのは、現在も続いている作品の最終回として、納得のできる落とし所だった。他のカップルもとい、ダブルスの絆も対比的に描かれればもっと良かった気がしないでもない。 ラスボスに至ってはパートナーの存在すら描かれることなく終わってしまった。 テニスをしないなどいろいろ落ち度――と言っていいのか分からないほどのカオス――の目立つ作品だったけれど、なかなか楽しめたし、気が付けばOPとEDが頭にこびり付いている。カッコいいアイキャッチと、レベルの高いエンドカードも好印象を残してくれた。 このクオリティを維持できるなら2期(と書いてリターンっと読む)もお願いしたい。スクウェア・エニックス系コミックス:360度の方針転換
2011年06月27日
部員勧誘と武力介入は似ていなくもないが、かなり無理筋だ。しかし、無理筋をドヤ顔で通してこそ、そふてにっ。 ザベスのパートナーを見つけるためにも、変態達は人狩りを行う。結果みつかるのが変態なのはお約束。 霊媒体質の新キャラクターが登場である――二人現れたことになるのか?三位一体発言はさらりと際どい気がした。気にしすぎかなぁ。 後半は赤点を取らないようにミッシーの部屋に集まって勉強会。 ヤマカンを張られた部分だけでも覚えられた二人は完全なバカとは言いがたい。明日菜はエロに、琴音はミッシーに絡めて覚えれば、勉強がとても進みそうである。そして、やよいは幽霊にカンニングしてもらいたい放題だな。なってて良かった霊媒体質! 次の日から幽霊を怖がるミッシーが、いとこを引き止めて――という展開になるのを妄想した。さもなければ学校の温泉施設に入り浸りになりそうだ。スクウェア・エニックス系コミックス:360度の方針転換
2011年06月13日
ラスボスの可愛さは奇跡。 そして、戦闘力も奇跡。 テニスでエイリアンと戦えるレベルだ。光速突破はぶっちゃけありえなーい! ぶっ飛ばされた連中は、少なくとも壊れた壁よりは頑丈らしい。まぁ、コートに漫画刺さりしていたからね。あんなテニスをしていたら、ボールが何個あっても足りない。ラスボスがラスボスたりえるために、大金持ち設定は必須だったのであろう。 主人公が絡まないラブコメはなかなか良く動く。 エリの直球ぶりに胸がきゅんとなる。琴音も素直に言えて、イイ子や……獅堂たんは空気が読めていないけど。彼女に恋愛話があったら、凄まじい破壊力を生じそうだ。親戚のお兄さんあたりで、是非。 ミッシーなら、インビジブルカウンターに対応できるのか、けっこう真面目に気になる。超人テニスってレベルじゃない戦いになるんだろうな……地球が壊れないといいが。 ラストに熊吉VS花子を期待してしまった。オチの牛に遭えなくてちょっと寂しい。花子の正体は同時に出たことのないラスボスということで。スクウェア・エニックス系コミックス:360度の方針転換
2011年06月06日
敵地に乗り込んで堂々と合宿。能力を存分に観察されるデメリットはあるけれど、練習に付き合ってくれるなら、一気に同じ次元まで登れる可能性もある。ミッシーは部員たちにそれだけのポテンシャルがあると判断したわけだ――彼の目は確かだろう。 少なくともエリザベスは、獅堂同レベルとみて間違いない。琴音も分野が違えば全国大会クラスで、同様に千歳はサバイバル、明日菜はエロ妄想で高い次元に逝っている……帰ってこーい。 まぁ、キャラで負けることはないな。 でも、萌えではかなり押されていた。いきなりラスボスが可愛さで勝負してくるのだから、油断ならない世界だ。 おかげで赤玉中をテニスコートに埋めたパワーの秘密は明かされず仕舞い。ソフトテニスやろうぜ!スクウェア・エニックス系コミックス感想記事一覧:360度の方針転換
2011年05月30日
今週もテニスをしないテニスアニメであった。競技を勘違いされる危険だけはないが、これを観てソフトテニスを始めようと考える人間もいない。 いたとしても期待したものが得られる可能性は低いだろうなぁ。 テニスの魅力よりは北海道の自然の魅力を伝える方が有望だけど、それもかなりのカオスっぷり……いないはずの生物が平気で生息している。まぁ、深く考えるだけ時間の無駄である。 ぶつくさ言いながらも観てしまったのはスク水と温泉のせいだ。温泉よりもスク水に魅かれてしまったのは、バスタオルが巻かれすぎて露出度が低かったせいに違いない。レベルアップしたわけじゃない、断じて。 でも、琴音の反応はエロかった。ミッシーに目撃してもらいたくなるくらいエロかった。流石に職を賭して覗けとはいえないが、ちょっとは状況を気にしてほしい。彼は子供に興味がないのか、それとも異性そのものに興味がないのか……。 次回は黒玉中の部長が人類の枠を超えた戦闘力を見せてくれる予定。でもヒグマと遭遇したら泣いちゃう女の子だったら、なんかいいな。スクウェア・エニックス系コミックス感想記事一覧:360度の方針転換
2011年05月22日
意外と真面目路線の練習試合が幕をあける……前半までしか真面目さはもたなかった。前半持っただけでも奇跡だ。 ピンクさんが割と大人しかったからね。だが、女豹のオーラだけでも笑える。琴音とミッシーの師弟関係は素敵だなぁ。いろいろすれ違っているけれど、確かな信頼関係がある。これが恋愛のゴタゴタで壊れるところを想像すると堪らないっ。 後半は千歳がまったく自重しなかった。彼女がらみのゲームは捨てて、気の合う来栖とエリーのコンビで一勝を取りに行ったほうが戦略的には正解だ。 まぁ、来栖なら千歳が足を引っ張っても一人で戦い抜くことも期待できるので、チーム全体で勝ちを取りに行くなら、この布陣もありなのか――我ながらひどいことを考えている。 赤玉中に美化ちびまる子ちゃんがいるような気がしたが、他のキャラもかなり濃かったぜ!それでもイロモノ度なら白玉中がブッチギリで勝利!ただ、ジャングルエロ大王のイロモノっぷりをどちらのポイントに入れたら良いのか分からない。スクウェア・エニックス系コミックス感想記事一覧
2011年05月16日
テニスなんて飾りです。エロい人にはそれが分かっているんですよ。ソフトテニス漫画の主人公のはずだけど。 赤玉中学校との練習試合が決まって、一夜漬けの特訓に沸き立つ白玉中ソフトテニス部。部長の迷走っぷリが半端ではない。あのアドバイスとコーチの指導があれば、素材のいい子が多いだけに、強豪になれる気がするのだが……現実はそんなに甘くないのであった。まぁ、千歳さんの卒業後に期待だねッ。 練習描写がぐだぐだ続くだけで終わって、練習試合そのものは描かれない展開でもよかったな。花子と同じ比重でも私はいっこうにかまわん。 まぁ、本当に試合をやってくれるなら、それはそれで楽しみである。ゴッドフィンガーのマッサージも確実に行われるわけで……でも、エリちゃんだけはマッサージされてほしくない。なんだろうね、この気持ち。父性?スクウェア・エニックス系コミックス感想記事一覧
2011年05月09日
日頃のソフトテニス以外での酷使に耐えかねて明日菜のラケットが壊れたので、みんなでソフトテニス専門店に行くことになったのだ。ホント、テニスしていないのに、どうやって壊したんだ? 北海道の人は、プライベートセスナで買い物に行くと聞きましたー。あなた達は道産子ではありませんね? 琴音がメインになると、やっぱり面白かわいい。けれど、彼女が主人公になっていたら、ありがちと言われていただろうな。 ピンク菜さんが主人公をやっている意義は確かにある。 明日菜がソフテニ専門店で出会ったレオの名前は仇名のおかげで覚えることができた。ジャングル大王イカ娘でゲソね。エロエロマッサージは、勝利時限定の御褒美にすれば、赤玉中の士気が上がってしまうかもわからんね。スクウェア・エニックス系コミックス感想記事一覧
2011年05月02日
北海道の自然は荒々しい。そうは言っても限度があるだろう……。 洪水時に水につかるテニスコートは立地にも問題がある気がした。後で堆積した泥を片付けるのが大変そう。そういう土地だからスポーツ用地にしている場合もあるか。 あいかわらずカオスで、安っぽいパロディをやってのける作品だが、そのせいか妙な安心感がある。紙芝居を見ていた幼少のころに心が変えるようだ。でも、幼児があんなにピンクな紙芝居をみて育ったら、相当歪むだろうな。 私はすでに手遅れだから問題ないが。 学校の地下に巨大な温泉施設を建設されている裏を想像すると怖くてしかたがなかった。そして、千歳も怖い怖い。テニスで勝つためにダーティーな手を使わないでくれて、ありがとう。 あと、だんだん癖になってきたのが、エリザベスがミッシーを呼ぶ声。まるで母親を見失った子猫が鳴いているみたいで、非常に愛おしい。きゅんっと胸が締めつけられてしまう。360度の方針転換:月刊コミック ブレイド
2011年04月25日
顧問の先生ミッシーの凄さが早いタイミングで発覚する。琴音視点はありがちだけど、ありがちだけに素直に楽しめるなぁ。頭の内外がピンクさんも、ある意味では親しみやすいはずなのだけど、自分と重なる部分が蛇蝎のごとく嫌われる部分でもあるので、素直には見ていられない……彼女を素直に応援できる日が来たとき、私はひとつ成長を遂げるのかもしれない。 新キャラクターの留学生エリザベスは、これからどんどん日本語を流暢に喋るキャラになっていくんだろうなぁ。 そんな目で英語を扱っているシーンをのほほんと眺めてしまう。幼女時代のエリザベスは可愛すぎて、ミッシーの冗談を疑ってしまうほどだ。しかし、わざわざ彼が顧問をつとめている学校を狙って留学してきて、本人には連絡していなかったのか? 冷静に考えると、ちょっと怖い……琴音が戦うには良い相手だけどな。 ソフトテニスのあるあるネタは未経験者ながら、それなりの関心をもって楽しめている。 ソフトテニスにウィンブルドンがないなら、つくればいいじゃない!!そんなことを琴音くらい熱いやつなら、そのうち言い出しそうだ。360度の方針転換:月刊コミック ブレイド感想記事一覧
2011年04月20日
学芸会風の背景が味わいに見えるまで観込んだら何かが起きるのかもしれない。残念ながらその前に睡魔に襲われて再起不能になってしまう可能性の方が高そうだけど……あの優雅なテンポも北海道の雄大な大地が育んだものなのだろうか。さすがは北海道だなぁ。 主人公の髪色がピンクであることはアニメだからこそ意識できる。漫画では適当に流していたが、ピンクや緑のカラフルな軍団だったのだなぁ。問題は外だけではなく頭の中身まで色づいてしまっていることだが……。 なかなかまともなテニスにならないが顧問のミッシーがしっかり指導しているところは好印象。やる気を引き出すのも指導の内と考えれば、やっぱりしっかり指導できていないのかもしれないが、あの連中が相手ではしかたあるまい。360度の方針転換:月刊コミック ブレイド感想記事一覧
2011年04月16日
Xが腐女子的記号表現に見えてミスターと兄が絡むのかと思ってしまった……なんてな。原作読者だから、それはない。 だが、ここから先は原作を知っていても未知のゾーン。変態濃度を保ちつつ奈緒と修輔の関係を綺麗に着地させてほしいものだが、はたして? いきなり義妹とのシリアスラブコメに豹変したら、それはそれで大したギャグになりえる。 まずは手元の委員長、近藤繭佳から。 基本的には目を開いている絵が好きな私だけど、この作品に限っては目の下の線が消滅する点で笑顔のメリットを認めざるをえない。 腐っていることや、クラスメイトをペットにしたがるところを除けば、笑顔が可愛く、世話好きが微笑ましい魅力的なヒロインである。ツバ垂らし妄想絵は最高だった。 先行逃げ切り型の彩葉は完全に捕獲された感じだ。 ホンホンしてひたすら力を溜める奈緒の戦略の正しさが実証されたと言えるのではないか――表にでないせいで影が薄くなる弱点は、変態性で見事に補っている。お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!1巻感想
2011年02月09日
まぁ、すでに風呂場で何度もスク水(+ニーソ)に着替えているわけだが。 みつどもえと同じく冬真っ盛りに眩しいシーサイドの夏がやってくる。どのアニメも常夏アニメの侵略を受けていなイカ? 奈緒と彩葉の対抗心はとどまるところを知らず、ついには修輔の命を危険にさらす段階にまで至ってしまう。 リアルで死んでいたら、どんな反応をしたことか……後悔しない人生を送ろうと変態行為に励みすぎていると人生最大の後悔が待っているかもよ? モブヒロインふたりの安定した可愛さと、メインヒロインにあるまじき顔芸を見せてくれる奈緒が良かった。 電車で帰るときに頭をくっつけて安らいでいる様子は二匹の猫みたいで萌える。奈緒はよく彩葉から修輔の横を守りきったなぁ。「偶然会っただけ」で、行動するグループとしては別なことを最大限にイカしたか? 次回は委員長が出撃のようだ。吹き飛びまくって瓦礫だらけになっている世界をさらに吹き飛ばしてほしい。お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!1巻感想
2011年02月02日
雨降って地固まると言うが、雨が降ったことを積極的に喜ぶのは流石に変態がすぎないか、奈緒よ……彼女が期待通りに勝利した後には屍が累々と転がっているに違いない。そんな感想を抱いてしまう3話だった。 それにしても、やたらとペンギンと猫は主張が激しいなぁ。 パンツを守る暇があったら、修輔を彩葉と奈緒の目から守ってやれよ……修輔がパンツに目覚めたシーンが、ペンギンに興奮しているみたいに見えた。 さすがは変態たちの兄である。 目撃して圧倒されるばかりの友人やママが可哀想で可愛い。兄貴を含めそうやって同情から盛り上げつつ、ヒロインたちも突き抜けた可愛さを発揮している。 委員長の出番はまだだっけ?実際のところ変態、妹一人でなんとでもなるからなぁ。ゆっくり待とう。 奈緒がはまったゾンビリーグが見てみたい。観客ガラガラだった理由が気になる。妹が物凄く独特のセンスをしていても不思議はないな。お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!1巻感想
2011年01月26日
修輔は犠牲になり続けているのだ……。 これで彼がモテるのも納得できる出来た男の子だったら、可哀想すぎてみていられない。変な方向から彼がモテモテである必然性は存在すると思う。 あのストーカーぶりを見ていると、彩葉が修輔にあえないでいた時代が心配になってくる。修輔分が切れて常に生死の境を彷徨っていたのではないか。 真相は深層で募っていた想いが再会――事前に顔を見ていたと考えて――することで爆発して、一挙にストーキングにまで逝ってしまった辺りかな。最終的には修輔観測衛星を打ち上げそうな娘ではある。 妹も縦笛を舐める変態で、兄には安住の場所がなく……奈緒の友人と、AGEが微かな癒しとイヤラしであった。 私が思うに「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」とは、極限環境で生きる人間の壮大な思考実験である!キリッ。お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!1巻感想
2011年01月19日
南北戦争時代、自由を求める黒人によって編成されたマサチューセッツ第54連隊の戦いを描く作品。 時代が時代だけに棒立ちで密集しまくりだが、弾丸や砲弾は容赦なく飛んでくるので、「早く伏せて!」と言いたくなる。伏せた状態で前進するような訓練はしていないよなぁ。 そんな戦い方をする時代だからこそ、死に生身で相対している感覚が強烈でみているだけでも恐怖を覚えた。 黒人兵士たちが志願して「栄光に包まれた突撃」をするまでの経緯を知っている関係もあるのだろう。普通の戦争映画ならついつい(兵士なら耐えるだろう)と薄弱な根拠で無意識に思ってしまっているところを、彼らも自分と同じ恐怖を覚える人間なのだと意識してみることができた。 ゆえに、自由を求め、家族を救うために戦う黒人たちの勇気に畏敬の念を覚えずにはいられない。 彼らを率いることになったショー大佐の姿勢も立派なもので、たとえ指揮官としての能力や経験に至らぬところがあったとしても、彼のために死ぬ兵士がいるのも理解できる。 ラストは本当に衝撃的だった。手紙はフラグと分かるけれど、それが配達されるシーンも描かれないとは……中途半端な慰めは栄光を翳らせるだけなのか。関連書評記事南北戦争~49の作戦図で読む詳細戦記【32%OFF!】グローリー 【CINE STYLE @ SONY PICTURES 戦争映画・セレクション 第3弾】(DVD)
2011年01月16日
最初からクライマックス。1巻の内容を思い出しながら、奈緒と修輔の変態ぶりを再確認できた。 お互い様だからどちらも可哀想に思わずに済む。最初の内はそんな印象もあったのだなぁ。気がつけば多勢に無勢で観察委員会にいいようにされてしまっている修輔の憐れさよ……。 可哀想といえば、両親も可哀想かもしれない――パパはあんなママと結婚できたことで充分相殺できているのかな。 やはり子供たちの血が繋がっていないことがあっさりバラされたおかげで、安心して変態ギャグを楽しむことができる構造になっている。 奈緒は血縁ウェルカムのド変態さんだったわけだが……修輔は彼女に比べればマシで、血が繋がっていないことを覚えているから、ついつい興奮してしまっていたんだろうなぁ。 そうでなくても、やっぱりエッチな視線で見ていた気がしてしかたがないのは、気のせいだ。原作:お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!1巻感想
2011年01月14日
向こうが年がら年中夏だからって、納涼ホラー話を真冬にやってはいけない……酷いよ。 ジョニーの顔がボロボロになっていたのは嫉妬の恨みで、栄子が蛮行を働いたせいなのでは?ヤンデレ化したら一番怖いのは栄子という可能性がある。彼女からイカ娘を奪ってしまう事のないように、気をつけてほしい。千鶴と同じ血が覚醒するよ? 人形よりも怖いのが相沢家の長女、千鶴で……彼女にリアルで対抗できそうな人材が思い付かない。 悟郎は本当に趣味がいいなぁ。ぼくにはとてもできない。そんなこと言っていたら次元の壁さえ超えて死亡フラグが立ちそうだ。 三バカはアニメスタッフに愛されている様子。イヤッホーとはしゃいでいる姿は、まるで少年みたいだ。 良くも悪くも純真な連中ではある。侵略!イカ娘1巻感想
2010年12月23日
てるてる坊主と似顔絵が融合したたける回も印象的ではあったのだが、二本目の早苗の厄抜きが強烈過ぎた。 人間はここまで他の存在に魂を奪われることができるのか。桐乃から兄パンを取り上げても似た感じになるかもしれない。小さなイカ娘がぐるぐる回っている様子がかわいくも、おぞましかった。 人食い部族の踊りみたい。 野球しなイカは記憶が正しければオリジナル回で、イカ娘の反則が楽しめる。侵略の足を引っ張っているのは本体部分で、帽子より上の部分だけが侵略を行うことができるなら普通に人類にとって大きな脅威となっているのではなイカ? 清美も良かったが、田中のキャラが無駄に思い出に残った。漫画に逆輸出されなイカなぁ。侵略!イカ娘1巻感想
2010年12月14日
病気だね、早苗が。 アニメにされる話がうまく繋がるように選ばれている感じ。ネタ的にはおいしいけれど、ちょっと膨らませにくい話はうまく他の話とつなげて一本に仕立ててしまうし、イカアニメの脚本家は有能だなぁ。 この作品を1クールで終わらせるのはもったいないと思う。国民的作品になってくれなイカ? ささなイカのタイトルは、それだけで傘の話だと理解するのが難しかった。 蚊を倒したところだし、また虫が襲いかかってくるのかと……我ながら記憶力がない。ビニール傘相手に喜びまくるイカ娘のかわいさは声があって動くと留まるところを知らない。 最後の方は流石にちょっと痛くなってきたけれど、感動的なラストがうまく繕ってくれた。こうしてイカ娘は成長するのである。いきつく先は侵略成功。 荷物持ちをしろと言ってイカ娘を連れだしながら、結局荷物を触らせてもいない栄子はデートがしたかっただけじゃなイカ?……策士め!侵略!イカ娘1巻感想
2010年12月02日
ついに渚のターンが終わる時がきた。最後まで良く暴れてくれたじゃなイカ。あとは鮎美ちゃんにバトンタッチして、男装する機会を待つだけでゲソ。 ……イカ娘相手に海に逃げる頭の悪さが面白かった。サーファーの本能なのかなぁ。 三バカは期待通りに三バカで、声が付くことで間抜けさと存在感がアップしているところもすばらしい。 シンディとこいつらが出てくることでイカ娘が相対的にまともなツッコミ役になっていくのだ。どいつもこいつもアホだけど一つの目標に向かってひたむきなところは好感が持てた。宇宙人以外眼中にないからノーベル賞級の発明をポンポン出せてしまうのかもしれない。侵略!イカ娘1巻感想
2010年11月23日
ヒーローショーは司会お姉さんの喫煙がドリンクに変更されてしまったか……けっこう残念なことだ。ぶっちゃけ二十歳超えてることも表現できるし、違法でもないのだからタバコで行ってほしかったなぁ。 子供が近くに佃煮に出来るくらいいるのがマズかった? その代わりにEDでイカ魔人を処分することで司会のお姉さんがはっちゃけたと思いたい。能面ライダーの中の人かわいいは、ニセイカ娘の人に続いて中の人かわいいの法則を立てるつもり。そういえばエビ魔人の中の人もかわいかった。 あと、能面ライダーに無駄なOPがついたことで、ガチレンジャーとのコラボを期待してしまう。 二本目は栄子の顔芸が激しくて笑える。 同居を許しているだけではなく、家族まで向こうに回ってしまった栄子は侵略を受けている気分だったことであろう。 フーリエ解析とか知っているシンディも頭の良いバカくさい。3バカの仲間なのだから無理もなイカ。 自慢げなイカ娘うざかわいい。 三本目は渚資源の徹底利用。 原作に比べるとずいぶん無理して出番を維持している。栄子はある意味正しい幼馴染ポジションを邁進しているよ。恋愛感情がまったくなければ、ああなるのも微笑ましい。 動揺しまくりのイカ娘が可愛くて笑えた。侵略!イカ娘1巻感想
2010年11月16日
シンディによるイカ娘の侵略過程がよかった。考えるいとまを与えずにどんどん情報を詰み込んでいく様子がアニメだとわかりやすい。 あんなに洗脳に弱いと、仮に人類侵略に成功にしても、あっさりと傀儡にされてしまいそう。いまの可愛さでじわじわと脳を揺さぶっていく戦略は正しいんじゃなイカ? 千鶴があいかわらずの怖さでなんか安心した。 学校は校長がいい仕事している。 サブキャラの光ることの多い作品だ。だから渚あたりより南風のおっさんとかが良いポジション。早苗まで突き抜ければ話は変わってくるけどね。 知らないとはいえアレルギーの人に、その原因となる食べ物を無理矢理食べさせようとするのは酷い。いままでイカ娘がした中でいちばん酷い行為を見た気がした。どう問題なのかを知れば泣いて謝ってくれるんだろうな……。 そして、ミニイカ娘は――かわいい。すごくかわいい。 話の中とはいえ老化させられ殺されてしまう栄子の扱いに泣いた。そういう役でも妙に似合ってしまう気がするのは栄子のキャラなのか。あのときになっても千鶴は元の姿のまままったく変わっていない気がしてしかたがないでゲソ……。侵略!イカ娘1巻感想
2010年11月10日
グロテスクでシュールなシーンの数々に笑い転げた。 エビ早苗とニセイカ娘は色が付いて動くと犯罪的ですらある。まぁ、漫画は漫画で高い画力をイカして不気味極まりなかったけど。 ひきつづきイカ娘の動き一つ一つに可愛くしようという工夫がこらされている感じで、そこは微笑ましく楽しめた。特に工夫しなくてもあのデザインなら十分以上にかわいいし!! 相沢家に入れてもらえなかったイカ娘がブラック千鶴に許されて侵略拠点を増やす話はイイ感じに感動的だったし、今後も期待できそうだ。漫画のときはショーユ瓶遊びで終わったんだよなぁ……今にして思えば寂しいにもほどがある。 千鶴が腹黒キャラとして完璧に定着しているのも当然の結果かな。たけるはやっぱりショタ可愛いし、早苗は変態だし……あとは栄子がバカ属性を開花させれば完璧じゃなイカ!! そのうち栄子のスーパーさんすう教室ネタが生まれるのかもしれない…。 最後、次回予告に出てきたミニイカ娘にむっちゃエキサイティングした。これでかつる!侵略!イカ娘1巻感想
2010年11月02日
OPが本当に洗脳ソングになっている気がしてならない……侵略が目的化している侵略者は怖いなぁ。海の平和を守るためだと、洗脳された人も忘れないようにして、活動していだたき鯛。 発光イカ娘はアニメの方が分かりやすくて映えていた。本物の幽霊たちを味方にすれば、侵略もちょっとは進んだだろうに自覚なし。そういう性格だったら幽霊たちも助けてくれなイカ……。 シャチの浮き輪に怯える話と、たけるに泳ぎを教える話が融合していた模様。しっかり出番を確保している悟郎がニクイ。 けっこうキャラクターのバランスも考えて話を選んでいる感じがした。そうなると渚もそれなりに出番をもらえるのかなぁ。一発ネタキャラっぽいところがあるけど……背景で動かすには重宝するキャラか。 シンディーと三バカの登場が待ち遠しいわ。 全体的に原作のネタに、かなり笑える小ネタをテンポ良く挟んでいて、面白く仕上がっている。特にバナナ浮き輪には笑ったよ。今後もこんなリズムでやってほしいものだ。侵略!イカ娘1巻感想
2010年10月29日
最初に登場したころは凄く警戒されていたんだよな、吾郎って……アニメでは、すでに好感度高いうえに、声もカッコいいので普通に存在を受け容れられる。ある意味、たけるの方が厄い感じにみえることすら。 イカ娘の誕生日話は、ずっと真夏に設定されていることを考えると、けっこう皮肉に感じられる。けっきょくイカ娘が再び誕生日を迎えることはなかったのでゲソ……番外編では季節がめぐっているけど、誕生日は夏だけにやりにくそう。 まぁ、見方を変えれば毎日が誕生日ということもありうるわけだ。だから毎日ケーキに墨をぶっかけるがよい! 早苗はこれくらいでもまだまだ入り口で肩慣らしにすぎないところが堪らない。OPの抱きつきはシンディの追撃もあいまって結構強烈な百合臭がする。 充実しまくった撮影機材に笑ってしまった。モデルの表情もほぐさなければ良い写真は撮れないと思うけど。 次回予告の雰囲気がすでに国民的長寿アニメなのがまた微笑ましい。イカ娘のかわいさだけだからこそ、いくらでも続けられそうなところがある。侵略!イカ娘1巻感想
2010年10月23日
すでに漫画で読んでいるからなおさらコメントに困るという……動くイカ娘は、かわいいんじゃなイカ。 だから、ぽつぽつと思いついたシーンについて書いて行くしかない。 なぜか、たけるが子供っぽいを通り越して不気味に感じたなぁ。そこらへんはアニメが必要とする間の問題? 千鶴のアクションは包丁を使わない分だけパワーアップしている。彼女なら素手でも余裕でできるのは分かるが、あれもアニメゆえの配慮なのかもしれない。 イカ墨スパゲティの製造風景は、音響効果のおかげで、ニケ屋の脇おにぎりを思い出させてくれた。あれの真相を知ったら一部の客はイカり狂い、一部の客はなおいっそうイカ墨スパゲティを求めることになるのであろう……。 あと、雨の日の海の家の雰囲気が新鮮で良かった(のを4連打してしまった)。漫画 侵略!イカ娘1巻感想
2010年10月16日
勝者の美学を伝えるには勝者一人で足りるが、敗者の美学を伝えるには敗者と目撃者の二人以上を必要とする。 そう考えると納得のいく結末をみた最後のサムライをめぐるファンタジー作品。そう、ファンタジーと割り切って観るとおもしろい。 いくら武士が名誉を重んじるとは言っても300年の伝統がある火縄銃は使ってもいいだろう。そして、ニンジャの使っていた弩は太古に滅びたよ……というかコマンド作戦にしてはしつこすぎ。さすがに500人の侍を養うのは難しそうな領地(奥や周囲に似た村があったのかもしれないが)。エトセトラエトセトラ気にしだしたら際限がないかもしれないのだが、明治維新直後の日本をファンタジー化することで上手くまとめたと考えることもできた。 とりあえず富士山だしときゃ日本っぽいだろ、みたいな空気にはさすがにちょっと噛み付きたくなってもしまうけど。吉野の里に 見える富士山~。 バトルではサムライの突撃もさることながら、日本陸軍の成長もすばらしい。騎兵突撃を受けて勝手に発砲していた連中が射撃命令を受けるまで我慢できるようになっていたことに感動した。 でも、最後土下座した!それこそ新しい軍隊が古い時代の戦士に「敬礼」を送る形で良かったと思うんだけどなぁ。あんなに日本人役者がいたのだから、誰か突っ込んでほしかった。やっても通じなかったのかもしれないが――天皇相手の作法でくどいほどお辞儀を念押ししていたのは一種の伏線か。 合戦シーンもさることながらチャンバラシーンも良くできていて、欧米人が日本に抱いているファンタジーや彼らの生んだ“パロディ”など、いろいろな面から愉しませてくれる作品だった。関連書評記事幕末戦史 歴史群像アーカイブvol.12ラストサムライ
2010年07月02日
他の登場人物はギリシア語読みで呼ばれているのに、何故かアレクサンドロスだけはアレクサンダーなのだった……そんな大王の人生を描いた歴史スペクタル作品。 期待していた戦闘描写はガウガメラ(アルベラ)の会戦が目立つくらいで、最後の方にあったインドでの戦いがヒュダスペス河の戦いかどうかは大いに怪しい。敵にトドメを刺す奇襲部隊となったはずのクラテロスが象によって窮地に追い込まれているし。 すでにイッソスの会戦でいちどダレイオスを破っていることを完全に無視していたのは正直いただけないが、ガウガメラの戦術展開を全体像がわかるように収録しようという意欲が感じられたところは、とても良かった。 騎兵とファランクスが目立ちがちなマケドニア軍戦列の中からペルタスタイが駆けだして槍を投げたり、騎兵に随伴する歩兵(ペゾイ・ハミッポイ)がきちんといることにも感心させられた。 あと、ダレイオスが思ったよりもしっかり戦闘指揮を採っていた。あの大軍をまさに手足のように使っている。問題はそこにあって、自分の判断で素早く動こうとする存在が25万人の中に1人しかいないのが敗因になっていた気もするが……あと、新手を送り込むのにも困っている感じがした。 ともかくリアルに距離感の再現された戦闘をみていると、砂煙の立ちこめる広大な戦場で兵士を思い通りに動かすことの難しさが良くわかる。あれを何度も陣頭に立って繰り返したのだから、やっぱりアレクサンドロスは“グレート”の名に値すると思った。 人格形成や後半の破綻劇については……あれだけの大軍を率いていて大王の「友達」が馬と同性愛者だけとは寂しすぎた。原因の大部分は困った母親であるオリンピアスにあるようにうかがえたが、彼女にすべてを転嫁するわけにもいかない描写があった。 プトレマイオスが語っている形式にしてはヘファイスティオンへの評価が高かった点がけっこう意外だった。フィロータスが割を食っているなぁ。 最後の最後に垣間見えた後継者たちの本音には笑ってしまった。神のように生きることを望むなら、アレクサンドロスも神と同じく不死である必要があったのかもしれない。関連記事ヒストリエ1-2巻感想アレクサンドロス大王「世界征服者」の虚像と実像 感想会戦事典 古代ギリシア人の戦争 感想歴史群像アーカイブvol.4 西洋戦史ギリシア・ローマ編 感想ハリウッドを代表する豪華キャストで歴史上の英雄の生涯を描くスペクタクル超大作!松竹 アレキサンダー(通常版)
2010年06月28日
テミストクレスのこともたまにでいいので、思い出してあげてください。 自分たちを忘れないでといいながら、テルモピュライに陣取ったスパルタ軍の側面を援護するために海戦をくりひろげたアテナイほか、ギリシアの同盟都市国家のことをとことん忘れさせている内容はいいのか……?おかげで作中で示されているペルシアの戦略が明らかにおかしなことになっていた。後方に迂回上陸すればいいだけじゃん! 最後の戦いに無理矢理付き合わされたテーバイ軍が1500人ほどいたことも忘れがちである。そもそもスパルタはもっと南のコリントス地峡での防衛作戦を主張していましたよね?レオニダスの個人的な作戦はテミストクレスと一致していたと解釈すればいいのかなぁ。 なんだかんだいって宣伝のうまいやつが歴史に残る現実を皮肉っていると思ってしまおうか。 まぁ、戦いがはじまってみれば、私が期待していた史実に忠実な英雄譚ではなく、ペルシアのキワモノ兵士が大量投入されるファンタジーであることは明白だった。それが分かってからは一種の皮肉なギャグとして愉しむ心構えができたが、これだけ劇的に描かれてペルシア戦争後にはスパルタがペルシアから金を受け取ってもっと自由なアテナイと戦争をぶちかましていた史実がある、と視聴者に知られても大丈夫なんだろうか? けっきょく狡猾な政治家が評議会を牛耳ったってことかねぇ。 とにかくサイが投入されたことや異形の兵が暴れまわったこと、全然密集方陣を組んで戦っていなかったことはまぁいい。不死隊が金の林檎が石突についた槍ではなく、変な刀の二刀流で戦っていたことだけは、許さない!絶対にだ!! あと、一時的な作戦とはいえスパルタ王が楯を捨ててしまったことにはショックを受けた。楯は戦友をまもる誇りそのものなのだから。 個人的には王の神に等しい権力さえ認めれば、どんな人間でも受け容れてしまうペルシア帝国の魅力がさりげなく描かれていたことを評価したい。おどろおどろしく古臭いものに縛られているように見えるかもしれないが、スパルタの選民思想もとうてい受け容れがたいわけで――どっちもどっち。 虐殺行為に関しては現在の倫理観を匂わせなかったところも見事。そして、プラタイアイの決戦を前にした――やっぱりサラミスの海戦は無視ッ!!!――演説で「たった3倍」と語るのに眩暈がするほど説得力があって決まっていたので、最終的な印象はわりと良かった。300 スリーハンドレッド 特別版(DVD) ◆20%OFF!参考になりそうな書籍の感想記事戦闘技術の歴史1~古代編3000BC-AD500 | 読書は呼吸会戦事典 古代ギリシア人の戦争 市川定春 | 読書は呼吸歴史群像アーカイブvol.4 西洋戦史ギリシア・ローマ編 有坂純・荒川佳夫 | 読書は呼吸
2010年03月07日
恐竜の生態についてマニアックなツッコミをできる私じゃないけれど、野外生物学者サラの行動については大いにツッコミたい。 いくらなんでも酷い。護衛によって動物を傷つけないためにも、自分の身を危険に晒さないのはセオリーだし、仲間ごと危険な目にあっても反省の色がないところがまともじゃない。そして、子供の血の臭いをまとわりつかせたままの行動でパーティー全体を危険に晒すと来た。 本物の野外生物学者に謝ってほしいレベルなんだが……他の「プロ」もプロらしくない行動が多々あって――なんでトレーラーのガラスがあんなに脆いの?どう考えても防弾ガラスを選択するところでしょ?――パニックが「造られたもの」に感じてしまうことが多かった。 いちばんプロらしかったのは体操をやっている娘かもしれない。いくらなんでもあの威力はないけどなぁ。 まぁ、なんだかんだいっても島一個まるまる恐竜のものになっていて独自の生態系ができている設定は魅力的だったし、動き回る恐竜の姿をみれたのは楽しかった。 しかし、自然を守るみたいな言動をするなら、あの島に元々いた生物のことも考えてやる必要があると思うのだが……独自の生物種とかいたと思う。アメリカ人の考えることはよくわからんね。【中古DVD】ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク <期間限定版>/SF所十三恐竜漫画感想記事の目次
2010年02月16日
怖いね、騒音公害。 北欧の英雄ベオウルフの冒険を映像化した意欲作。全体的にCGっぽさが漂っており、その押しつけがましさ、そのものが演出であるような気分になってくる。そこまでいじらなくても……と思うシーンまで効果を入れてくる。 騒音公害に怒り狂ったグレンデルとの戦いは、かなりグロテスクでみていて苦しいものがあった。物語に語られて脳裏に描くのならいいのだろうが、それに忠実に描かれすぎるとキツイことキツイこと。 母親の子守唄はOKというグレンデルの神経はなんか都合がいいなぁ。父親が人間だし、人間レベルだと考えればそれほどでもないか? 後半のドラゴンとの戦いは大迫力で、けっこう満足できた。 老いた身体を駆使しての空中戦に手に汗握る。兵士たちがやたらと迎撃の準備を整えていたのにも笑ってしまった。それが、王を危険にさらす方向に働いちゃっているし。 そして、ヴィグラーフというか彼の馬が見事だ。燃える橋をジャンプするのに留まらず、城を駆けのぼる能力は馬にしておくのが惜しい。ヴィグラーフじゃなくて、馬を次の王にした方が良かったんじゃないか?本気でそう思ってしまった。 栄光の空しさと断ち切れない人間の因果を感じさせるラストもなかなか趣深い。 なんといってもエンディング最初の英雄を謳った曲が素晴らしかった。個人的にはこれを聴くためだけに買ったと思っても損はない。途中で根をあげず最後まで見てほしいベオウルフ 呪われし勇者 劇場版(2枚組)(DVD) ◆20%OFF!タイプだ。
2010年02月12日
ナポレオン戦争のさなか、はるばる太平洋にまで進出したフランスの私掠船アケロン号と、それを追撃した老嬢フリゲート「サプライズ」号の戦いを描く海洋冒険映画。 アケロン号との熾烈な追いかけ合い、人間の精神力の極限を問う、冒険の数々が魅力的だった。南アメリカ大陸南端をまわって太平洋にでるくだりは、太平洋がそう名付けられた経緯を視覚的に伝えている。 戦闘シーンも見ごたえたっぷりで――わざわざ地球の反対側まで来て殺し合っていることに暗欝にならないでもないが――マスト破壊から艦尾にまわっての縦射には痺れた。さすがロイヤルネイビー。鮮やかなお手並み。 それにしても奇策が好きな艦長である。実にイギリス人らしい。 ボーディングになってからは戦闘要員である海兵隊がいるアドバンテージが、人数の差を覆すことを期待したのだが、それよりも艦長無双とマチュリン軍医のよくわからない勢いでの剣術がすごかった。あと、まぢでサプライズ号の指揮を任された少尉候補生くんの異常なまでの果断さ、有能さ! 夢のガラパゴス島に上陸したところでの、軍医のはしゃぎっぷりも可愛い。 助手に手術させる死亡フラグをブラックジャック並みの荒業でくつがえし、艦長を気遣う余裕さえみせる。もうなんだか笑ってしまった。人間生きる目的が明確になると強いなぁ。 逆に巧く生きる目的に焦点を合わせられなかったホロンは可哀想なことになったが……最後に成長をみせるのではなく、あんな結末にしてしまうところがイヤらしい。 艦長といえば孤独なイメージがあったけれど、ジャック・オーブリー艦長は軍医と友情をはぐくみ、士官相手に軽口を飛ばしまくり、水兵からは“ラッキー”と親しまれている。そんな新鮮な艦長像をみせてくれたのも良かった。 戦闘がはじまる前の演説が下手をすると戦闘以上にお気に入りだ。奇襲(サプライズ)は艦の名前と掛けているのね…。54%OFF!![新品] マスター・アンド・コマンダー [DVD]海皇紀1巻感想:海洋冒険漫画としてあげてみる。
2010年02月06日
囮に攻撃をしかけた民兵っぽい連中萌え!さすがはアメリカ合衆国だと感心してしまうよ。 集団での銃撃戦は意外と少なくて緊張感のあるチェイスがメインになっていた。最後の最後で麻薬王みずから銃を握って積極的に戦っていたのが、なんかおもしろい。自我が肥大するにも程があったけど、普通の生きざまではないのは間違いないなぁ。 あと運悪く巻き込まれた資産家と若い嫁の夫婦が普通に仲良さそうなのも目についた。そんな変な場所ばっかり関心が行くんだよね……。 婦人を人質にとった元相棒のギャンブルを撃って最初の事件を連想させる趣向かと思ったので、けっきょく取っ組み合いでケリをつけたのには呆れた。ギャンブルを暴走させる原因になった上司が直接的なひどい目に遭わなかったのも残念だったりする。 まぁ、それでこそプロフェッショナル。嫌な任務でも精魂傾けて従事するS.W.A.Tを描いていると言えるのかもしれない。
2009年12月06日
フランスで鍛冶屋として育ったバリアンの前にエルサレムで地位を得た父、ゴッドフリー卿が現れ「天国の王国」へといざなうことから始まる物語。 宗教戦争と騎士道についていろいろと感じ入らせてくれる作品だったが、キリスト教的価値観に親しんでいるわけではないのでバリアンがエルサレムに至ってから愚かなギー・ド・リュジニャンのせいで戦争が始まるまでの中盤はいささか退屈であった。 領地の改善のために井戸を掘ったりしていたことが、後半に標的を設置したりする作業に貢献したりしているらしいことは見逃せない。ゴッドフリー卿が水の確保に思い至らなかったことは不思議なのだが、国王の信頼が厚いから忙しいことが多すぎてあまり手が出せなかったのかもしれないなぁ。 私が大好きな戦争シーンはまずカイトシールドをならべたテンプル騎士団の威容に魅かれた。役割上は悪役だが――対照としてホスピタル騎士団?の扱いがやたら良い――あのカッコよさには否定できないものがある。 ちゃんと騎士として侵略ではなく守りのために戦っていたら、もっとカッコ良かったのに。 人口差があるためイスラム勢力に対抗するにはヨーロッパからの支援が必要不可欠なのだが、ヨーロッパから輸入した人材は思想的には平和のためにはまったくならない。そんな問題が横たわっているのを感じた。 バリアンみたいに上手く考えを変えられればよかったのだが…。 ギーとルノーのお馬鹿コンビが無惨な敗北を喫したハッティンの野戦が描かれなかったのは残念だったが、その後のエルサレムを巡る攻城戦は大満足の出来。 うなる投石機、炎上する攻城塔、粉砕される城壁など画面的にも派手で、戦術的にも見所のある攻防が繰り広げられていた。なかでもバリアンが攻城塔を倒した策略は見事というほかないもので発想の妙に膝を打った。 戦う目的が非常に説得力のあるものだったことも好印象だ。 バリアンがサラディンと話をするために移動するとき、イスラム軍の死体であっても踏まないように気を付けて歩いていることや、ラストのシーンで傷ついた左腕で手綱を掴んでいないことなど細かい演出も良くできていたと思う。 同じ城攻めを扱った作品としてTROY(トロイ)と比較してしまうが、攻め手の大将の人格差が物凄い。「決戦」の世界史 ジェフリー・リーガン:ハッティンの戦いに詳しい本の感想クルセイド~風のヴァレリー1巻感想:関係があるといえばあるかと…送料無料!!【DVD】キングダム・オブ・ヘブン/オーランド・ブルーム オーランド・ブルーム
2009年11月22日
可哀想すぎる……メネラオスが! うわぁあああんっ!!(この時代的に)正式な手続きで結婚した美人の嫁さんを寝取られたあげくに、正々堂々決闘に臨んで、約束を反故にされ、子供の喧嘩にしゃしゃりでてきた大人にぶっ殺されるなんてあんまりだ――ッ!!! バカップルの恋愛ごとに関わってちゃ命がいくつあっても足りないことが分かる。ド畜生め!巨大な悪役アガメムノンの弟だからって、この扱いはないと思った。夜逃げされ属性でももっていなければ、やってられん。 昼に逃げたって?うるさいわ…。 どこかリア王をモデルにした雰囲気のあるプリアモス王も全てを失い憐れな運命を辿ったが、それでも彼の場合は自身のすべてであるトロイと運命を共にした満足感がどこかにあった気がする。 それに比べてメネラオスは苦労してまとめた和平までご破算にされてしまって、良い事がひとつもない。何故かオデッセウスにその死を戦争を続ける理由にしてもらえないザマである。 どんな時代にもついてない人っているんだね!彼には勇気づけられたよ!! 肝心の戦闘シーンだが、この時代は戦車戦が主体で重装歩兵戦列による戦いは行われていないのでは?普通は乱戦を演じていることにツッコミをいれるのに、この作品の場合は逆になってしまった。 ホメロスの記述にも古代の戦闘と彼の時代の戦闘を混同した部分があるらしいので、「原作」に忠実といえば忠実なのかもしれない。いちどイーリアスを読まないといかんなぁ。 せっかく重装歩兵戦列を出すなら最前列右端にボアグリアスを配置してほしかった。最強兵の定位置はそこなので。 そういう細かい部分を無視すれば、装備をガチャガチャいわせて前進する大軍から、浜辺に乗り上げるガレー船の大軍、栄華を極めたトロイの巨大建築ぶりなど、鼻息を荒くしながら楽しめる要素満載でとってもよかった。 アキレスの戦闘などは、楯で自分の剣を振る空間をつくるテクニックが巧くて、単独でも非常に見応えがある。 欲をいえばトロイ側の兵器として、城壁の上から弓矢を放つだけではなく、投石機のたぐいも投入してほしかったかもしれない。まぁ、そういう城攻めの関係する兵器の技術が稚拙だからこそ、オデッセウスの「木馬」の計が役に立つのか。 歴史に名前を残るか、遺伝子を子孫に残すか、落城する都市の悲劇と共に深淵な気分にさせてくれる作品だった。さりげなく古代ローマの伝説上の開祖「アイネーアス」を出してきてところにニヤリとした。時として史実の偉大な名前より「捏造」された名前の方が大きく残ってしまったりするのも、歴史の皮肉である。トロイ(期間限定)(DVD) ◆20%OFF!
2009年11月08日
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