狎鴎亭的横濱生活

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イパルの親友


その大きな理由の一つは外見の違いじゃないかなと思う。
そのイパルはpreschoolに通い始めて、最初はなかなかなじめなかったみたいだけど、それでもイパルと気が合う子供たちもいるもんだ。

そして家の近所にも友だちができた。
家の通りの何軒か先にフィオナというイパルより半年程小さい女の子がいた。その家はパパがフランス系アメリカ人、ママがドイツ人という家庭だった。同じように外国人夫婦の私たちに親しみを感じたのか、夫婦が結構話しかけたりしてくれていたが、肝心なイパルがフィオナとなじまなかった。フィオナはちょっと我が強いというか、そんなところがある。イパルは一緒に何かできる子と遊ぶのが好きなので、気が合わなかったみたいだ。

そして同じ通りの角のうちに新しい家族が引っ越してきた。
その家はコテコテのアメリカ人家族。アジア人なんて付き合い全然ないって感じの夫婦だけど、私たちを散歩の途中で見かけて、まずパパが声をかけてきた。時々一緒に遊ばせたら良いね、なんて電話番号をくれて、それ以来お互いのうちを行き来するようになった。
その家の子供、アローラもイパルより半年小さい。だけど、彼女とは最初から気が合い、まるで前からの友だちのように良く遊んだ。
それからはアローラのママともどんどん仲良くなって、親子で仲良くなった。

アメリカを離れて1年、今でもメールのやり取りをして、写真を見せ合っている。時々は子供同士が自分たちの書いた絵を送りあったり。
韓国に来て幼稚園にもだいぶ慣れて、仲のいい友だちもたくさんできたイパルだが、相変わらずアローラに会いたがっている。
小さい頃からあちこち行き来しているイパル。友だちとの情が希薄にならないかそれが心配だ。だから、なるべくかつての友だちとの絆を保ってあげたい。

来年辺りにはまたアメリカに戻るつもりの私たち。また再会して、以前のように仲良しに慣れると良いね。

Alora2


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