Saraのマレーシア子育て日記
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今日は昨日より日差しがない分、寒いですさて今日はマレーシアというか、国際離婚のお話です。実はうちと同じくマレーシア・日本人の友達夫婦が離婚することにした、と今週になって聞きました。ご主人の方は、私の大学時代の友達(女性)が彼と友達で、私が彼女と一緒にマレーシアを卒業旅行した際に自宅に泊めてもらったことがあったのですが、社会人になってから別の友達(女性)から「Kくん(ご主人の名前)が日本に来てるから会わない?」と誘われるまでは会っていませんでした。ちなみにその数年ぶりの再会の時にKさんから日本留学時代からの長年のマレーシア人の友人、として紹介されたのが今の旦那でした(この説明でわかるかしら)。奥さんの方は私と旦那が結婚してKLに住み始めてから初めて会い、お互いの自宅を行き来したり、Kさん家族が通う教会のクリスマスパーティに招かれたことなどもありました。その後私が日本に帰ることになり奥さんは悲しんでいましたが、メールやFacebook上でのやり取りは続いていました。先月、ご主人の方から奥さんが子供たちと一時帰国の予定ですとFBでメッセージが届いたので、「あ、スクールホリデーで一時帰国なのね~」と軽く受け止めていたのですが・・、今週に入ってから突然「離婚するために日本に帰ってきました。離婚届も彼に送付済みです」といった内容の書き込みを奥さんがしていてビックリ(離婚に至った理由も書いてありましたが、まだ正式に離婚が成立したわけではないしプライバシーの問題もあるのでここでは省略します)子供たちが寝た後、このことを旦那に話したら「え?誰のこと??」と驚いていました旦那は最近Kさんとはご無沙汰していたので、寝耳に水だったようです。翌日、旦那がKさんにメールを出してみたら離婚することになった、と返事がきたそうです。たまにjalan jalanで離婚に関する質問のスレッドがたつことがありそれを読んでいたので、マレーシア側の離婚手続きはそんなに簡単ではないというイメージがあったのですが、旦那に聞いても「よくわからないな・・」という返事。マレーシアの場合、イスラム系の結婚と非イスラム系の結婚の手続きは違うので、離婚の手続きも違うのだろうなぁとは思ったのですが・・。昨日セニョーム(私が帰国してから発行されている日本語フリーペーパーのようです)のサイトを見ていたら、今年4月の「スー弁護士の法律相談」というコラムで「マレーシアにおける離婚手続き」を取り上げているのをみつけました。それをちょっと引用しておきます。*****2011年4月号-マレーシアにおける離婚の手続きQ. アメリカ人の主人と離婚することになりました。離婚の手続きですが、現在マレーシアに住んでいるので、母国に帰って手続きを勧めるには時間と費用がかかってしまいます。マレーシアにある各々の大使館に届け出を出せばよいと聞きましたが、その前にマレーシアの国の法律にのっとった手続きも必要だと聞きました。どんな手続きなのでしょうか。A. マレーシアで婚姻登録をしていなくても、マレーシアに2年以上住んでいれば、離婚の申し出をすることができます。マレーシアでは非ムスリムの離婚には、「双方承諾による離婚」と「片方の請願による離婚」の2つの方法があります。前者は「協議離婚」といい、子供たちの教育や財産などについて双方の話し合いによって自由に決定できます。後者については次にあげる4つの原因から申し出ができます。1.相手の不貞、2.性格の不一致により婚姻の継続が困難、3.どちらか一方の2年以上の義務違反(悪意の遺棄)、4.別居が2年以上経過。 一般にマレーシアにおける離婚手続きは、すべて裁判所への申し出になるので弁護士の介入が不可欠です。 協議離婚手続きの一般的な流れは、1.弁護士に相談し、子供の教育や財産の分配等を相手側に提案する書類を作成、2.弁護士が準備した離婚申立て書と関連書類に署名、3.高等法廷裁判所へ申請書類を提出し、聴聞日を待つ、4.弁護士と一緒に聴聞する、5.裁判官から判決書(CourtOrder)が出てから約3ヵ月後に、裁判所から離婚証明書が発行される。 また片方の請願による離婚手続きの流れは、1.請願者の要求に沿って、弁護士が相手側に対し、離婚の意思と協議離婚の提案を伝える正式なレターを発行、2.相手側が協議離婚を拒否した場合、請願者側の弁護士は6ヵ月以内に3回にわたってJPN(Jabatan Pendaftaran Negara 国家登録局)の婚姻調査部へ調停を申し込む、3.離婚申立て書に署名し、高等法廷裁判所へ提出する、4.聴聞日を待つ。 通常、協議離婚は6~9ヵ月で完了できますが、片方の請願による離婚はさらに時間がかかってしまいます。もし争うことになればかなりの時間が必要になるでしょう。ラディ・スー(RaddySoo)*****やはりまず弁護士を探さなくてはいけないし裁判所にも行かないといけないようですが、私だったらマレーシアで弁護士を探すところからくじけてしまいそうな友達夫婦が別れてしまうのは残念だし複雑ですが、二人の決断は尊重しようと思います。。にほんブログ村 にほんブログ村「ココビタ」掲載中のSaraのマレーシア子育て日記記事子育てスタイルに参加中♪
2011.12.22
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