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ブログ管理人 【さるこさん】

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神奈川県横浜市 出身☆
→ 東京(5年) → 長野(7年) → 栃木(3年半) →
2014年4月、15年ぶり神奈川県に戻りました。


バイク歴 8年
PS250,FX110,Bite(54)

ゴルフ歴 10年
ラウンド年15回程度
アベレージ 「103」
ベストスコア
白ティー「91」
赤ティー 「87」
現在、年5ゴルファーに成り下がり…

ホットヨガ歴 3年
2015年2月より「岩盤ヨガ」に転向☆

ボウリング歴 8年
アベレージ 「170」
ベストスコア 「258」
現在、お休み中…


*******************

主な登場人物 【小さん】

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当ブログの専属モデルを努めます♪

新潟県上越市 出身☆
我が家の大黒柱。
イジると光るタイプ。
さらにイジると輝きを増す 動物系。

バイク歴 27年
TL1000S,Forza Z(250)x2,
FX110,Vino(59)

ボウリング歴 15年
アベレージ 「194」
ベストスコア 「287」
現在、お休み中…

ゴルフ歴 20年
打ちっ放し専門
生涯ラウンド数 10回
ベストスコア 「124」
現在、お休み中…


*******************

小さんは転勤族。各地を点々と☆

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関東随一、秘湯中の秘湯、江戸中期創業の有名な老舗旅館。

駐車場には、北温泉旅館との直通電話が設置されています。

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ここから歩いて山道を下り10分ほど。

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まるで、この10分の距離が、現代と北温泉の繋がりを遮断するかのよう。
山々の景観に、体が引き締まるような厳しさを感じ、鳥肌が立ちました。

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玄関を入ると、土間炭火が焚かれた火鉢が置かれ、鉄瓶からは湯気があがります。
厳しい顔で、火の手入れをする宿のご主人は、まるで湯守といった雰囲気。

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館内は、陰影礼賛といった趣、裸電球だけの薄暗い世界。

随所に古民具や古農具などの調度品や勲章が飾られ、資料館のような様相。

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神々を奉る灯明がゆらゆらと揺らめき、まるで異空間に足を踏み入れてしまったかのような錯覚。
信仰をベースとした独特の雰囲気に満ちています。

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何度も増築を繰り返した証か、建物群が地形に合わせ、複雑に入り組み迷路のよう。
階段が縦横無尽に延び、一見複雑な構造ですが、意外と合理的に館内の移動が可能。
ん~、ぞくぞくします (*`∪´*)

北温泉旅館 「天狗の湯」 は、もともとは修験場。
石鹸やシャンプーの類は一切使用せず、ザーッとかぶり湯、禅のように湯につかる。
昔から、禁欲的な山伏の修行と密接に関わってきた浴場。
歴史の影が色濃くこびりついた、由緒正しき霊泉の宿です。

さて、温泉の方ですが、北温泉の泉質は、単純泉・弱食塩泉・鉄泉の3種。

湯は一見ありふれた単純泉、癖のない軟らかな湯。
ただ、泉質がどうこういう次元を超越し、この風情だけで大満足。

【天狗の湯(混浴) 】
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子宝の湯として有名、浴場内に沢山の絵馬が奉納されているのが印象的。
どこか宗教的な異界を感じ、全身より悪い気が吹き出し、全てをリセットできそう。
浴場棟は横に連なり、左から、天狗の湯・打たせ湯・ぬる湯と続きます。

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脱衣場+湯舟の一体型。
さらに湯舟は、廊下にも面したオープンスタイル。

人気の湯だけに入浴客が途絶えることもなく、女性目線で敷居の高さは天下一品。
女性用の脱衣場、もしくは女性専用時間の設定があれば、とも思いましたが…。
おそらく、ここには 「近代的なサービス」 なぞという思想自体があり得ない。
もっと別次元のものを中心にまわっている湯治場なのだと感じました。
そこに湯があるから、本能のまま裸になり、男も女も湯に浸かる。
うまく言えませんが、それこそが自然の成り行きであり、自然な造り、という感じ?

約300年前、元禄年間の造作を目で見、肌で感じながら…。

【泳ぎの湯(混浴) 】
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宿を目指して歩いて来た時、宿と共にまず目に入る名物露天風呂。
15m×10mと大きく、釣堀のよう。
有り余る湯量を誇る北温泉だからこそ楽しめる湯ですね (*´ェ`*)

【相の湯(男女各1) 】
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泳ぎの湯近くにある湯小屋,非常に趣ある人気の湯。
(浴場画像なし)

【河原の湯(男女各1) 】
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新設された浴室、鄙びた雰囲気はなく、現在に引き戻されてしまったような印象。

【芽の湯(女性専用)】
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ぬる目でまろやか、こんないいお湯を、女性だけで独占するのは申し訳ない感じ。
先に入浴していた女性と温泉談義に花が咲き、うっかり長湯。

2匹の猫がいますが、ネズミ捕りの名人だと教わりました (*´ェ`*)

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この宿に対する評価は賛否両論。
多くの絶大な支持者がいる反面、二度と来ないと辛口評価をする人もいるのが周知の事実。
汚い・サービスが悪い・ご飯が美味しくない・部屋に鍵がない・タオルやシャワーがない…etc。
至れり尽くせりの観光気分で、近代的設備や快適さを求める人には不向きです。
実際入浴中に、宿泊客が話す不満の声が聞こえてきました。
彼女達は、代金を支払っているのに…と、ご立腹されておられました。
そんな彼女達を横目に悲しい気持ちになりました。

ちなみに、1泊2食付で7500円~と良心的な宿泊代。
個人的には、山深い立地にして最低限の代価だと感じますが。
価値観の相違ですね (+_+)

多くの秘湯を抱える東北地方にも、歴史を今に残す宿は数多く存在します。
ただ、利便性を追求するあまり、かけがえのないものを手放した結果、
変わり果てた姿となってしまった宿も多いのが現実。
それが残念で仕方ありません。

以前宿泊した、秋田県の乳頭温泉郷 「鶴の湯」 を訪れた際のご主人の言葉が思い出されます。
当時のままで、人の手を入れなければ 「素朴さ」 は 「雑」 に変わる。
ただ手を入れ過ぎれば 「郷愁」 を失ってしまうんだと。

宿にとって何が必要で、何が不必要なのか。
「文明的」 「豪奢」…、そんなものは、この宿に不必要 (*´ェ`*)
今後も時代に流されることなく、独自の地位を保ってほしい。
切に、そう願わずにはいられない宿、次回はぜひ泊まってみたいな☆

【場所】 栃木県那須郡那須町湯本151 
【料金】 700円
【泉質】 単純泉・弱食塩泉・鉄泉
【放式】 掛け流し
【加温】 なし
【加水】 なし
【効能】 婦人病・痔疾・胃腸病・不妊症など。





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最終更新日  2013.09.26 16:12:06
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