ねぇ、もう一度。。。

ねぇ、もう一度。。。

合宿 3



 帰りのバスはK君とMちゃんの頑張りにより一番後ろをゲット★私は酔いやすいということで窓際にして貰う。彼は私が酔いやすいことを知らなかったらしく気にしてくれた。


「ササちゃん酔いやすいんだって??後ろで大丈夫なん?」
「薬も飲んだし、景色見てればたぶん平気だから。ありがとね。」
「あーもう!!ササちゃん俺の前で笑顔禁止!!!」
「なんで~~~~!!!」


 彼がそう言うと周りに座っているみんなが大爆笑。バスが走り出し最初はみんなで話でいたけど、何だけ眠くなってきてしまい途中から私は寝てしまいました。高速道路で休憩の為に彼に起こしてもらってみんなで飲み物と夕飯を食べることに、でも私はそんなに食欲が無くてむしろ薬を飲むためだけに食べててなので全然食べれなかったんです。そんな私の様子を彼は気づいてくれて彼と二人で先に外に出ることに。

 夜風にあたり少し気分が楽になって彼がかってきてくれたソフトクリームを半分づつ食べてました。高速のパーキングエリアって小さい公園みたいなのがついてて二人でそこにいたんだけど昨日の夜のことを思い出してしまいソフトクリームを食べ終わると二人とも会話がなくなって、少し変な雰囲気に。


「ごめんね、昨日のせいで気まずいよね?」

 最初に口を開いた彼は少し照れながら言った、そんな姿がとても可愛いらしくて嬉しかった。


「大丈夫だよ。私は無言でも大丈夫だから。」
「俺もササちゃんとなら何も話さないでいる時間も大好きだよ。」
「私も。」

 恥ずかしかったけど、とても嬉しかった。二人ともニコニコしながらポツポツと話す。





「ササちゃん、合宿が終わったら話したいことがあるんだけど。」
「はい。」


 私はコクリとうなづいた。時間がせまっていたので二人で飲み物を買ってバスに帰った。


 帰りのバスの中二人でゆっくり眠りについた。





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