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satopies @ Re[1]:送り出し完了!(10/04) れいさん、放置してしまっていてすみませ…
RiXiang@ Re:送り出し完了!(10/04) お疲れ様でした。 早くもインド通ですね…
れい@ Re:送り出し完了!(10/04) 国際的なお仕事かっこいいですねー!^^ 私…
2008年03月16日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
私が一番最初に入った会社とういうのは出版社でした。
とある老舗の教科書会社C社。
いまの40代後半以上の方なら一度は使ったことのある教科書があるはず。
年を遡れば遡るほどシェアはダントツだったので、更に年代の上のかたなら
相当数触れたことがあると思います。
が、教科書会社は他にどんどん創業され、そのために人も引き抜かれ、当然シェアの
上でも割を食い、厳しい環境に追い込まれていったそうです。
私達が入った頃は、バブル期の不動産投資の負の遺産のせいでさらに厳しい状況でした。

そんな中、いちばん良質の著者が集まり、ビジネスとしても見込みがありそうな

別に英文科卒ってわけでもないのに!もちろんレベルの高い文法などはダメ。
とはいえ、新卒当事なのでまだ受験勉強の名残で何とかはなりました。
少なくとも今よりはマシに使えていたでしょう。

で!そのときの直属の上司である部長、ま、早い話が編集長ですね。
これがまた鬼上司で厳しいの何の。
英語そのものについては、編集者は原稿を一から起こすわけではなく、判断できれば
いいので、実は特に問題なかったんですね。ただ読みこなすスピードは最初は遅くて
苦労しましたけど。慣れですね、これも。
それよりも、一般的な編集者としての仕事にはとにかく厳しかった!
たぶん仕事の完成度に関しては普通に新卒の新人に課すレベルとしてはかなり
高かったと思います。

わかるとしても、大先生である著者達にも容赦しないんですからね。
例えば、女性で初めてNHKの基礎英語の講師を務めたU先生とか、名前を聞けば
誰もが「あの先生と仕事を一緒にしているの!!」と言うK先生など。
このときは、会社の先行きのビジョンはあえて伏せられたまま、要求レベルだけは
高いという、普通だったらモチベーションがあがらないような仕事の与えられ方を

もう毎日必死で仕事してました。
この感じはどうも先生達も一緒だったようなんです。


で、ようやく本題ですが、その鬼編集長であるMRさんが第2の職場となった、
ある教育系出版社をとうとう退任する、ということになり、退任祝いの会が
催されたんです。
女性の先輩2人が幹事となり、著者やデザイナー、イラストレーター、スタジオの社長、
編集者仲間など30人以上は集まったでしょうか。
10年以上経つので、お年を召した先生はさすがに往年の頃よりはオーラがやさしい
雰囲気になっていましたが、とにかく懐かしくて。次の広告の会社の方がやることも
もちろん派手だったけれど、こうしてみるといい人たちに囲まれて仕事してたんだなと
しみじみ思いました。
それにしても一編集者の退任にこれだけの大物著者が集まると言うのは稀有なことだと
思います。仕事には厳しかったけれど、クリエイティブな発想や、企画力、物事への
追求の仕方はやはり本物である先生達には信頼できるものとうつったのでしょう。
本当に当事は苦しかったし、頭にくることも多かったんですけどね。。。

でも、そのおかげで次の会社に行ってから、なかなかできる人がいない言われることを
わりと最初から苦もなくこなせたのは、ここで鍛えられたからだと思います。



ただこの厳しさは鬼編集長MRさんも認識していたようで、お祝いの会といっても
じつはリベンジの会じゃないかと思い、最初は断ろうと思っていたそうです(苦笑)。
まったくありえなくもないので笑ってしまいますけどね。
そのくらい厳しかったんです、特に著者達に対して。


このようにいろいろありましたが今では非常に感謝をしています。
やはり最初に入る会社での仕事と言うのは、社会人としての骨格を作るために
重要だと思うからです。
実は何年か前に、MRさんがあれだけ厳しかった理由を聞くことがありました。
MRさんの転職先の会社の方から教えてもらったのです。
会社の先行きが暗い、そんのため若い人の多くはすぐにここを出て行くだろう、
そのときに老舗のあのC社にいたのにと恥をかかないよう、また、外に行っても
独り立ちできるようあえて厳しく教育のつもりで接していたとのこと。

どうやらそれは実を結んだようです。そのことは先輩方に会場で再開し確信できました。

感謝、の一言に尽きます。



さて、食べ物関係お気楽ネタでもなく、長々書いた理由ですが。

さすがにMRさんはここを見ないでしょう。
しかし、たまに見ている同期&先輩達へのメッセージとエールです。
MRさんへ感謝の意を表すと共に、我々も頑張りましょう。

以上。





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Last updated  2008年04月18日 09時18分31秒
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