2011.05.06
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回を重ねるごとに年々評価が上がっているこの本屋大賞。
今回の大賞を受賞したのは今話題の作家、東川篤哉さんの『謎解きはディナーのあとで』でした。
現在100万部突破の大ベストセラーのようです。

しかし、
私が注目したのは2位を受賞した窪美澄さんのデビュー作『ふがいない僕は空を見た』です。
前評判がとても高く大賞受賞の大穴候補でしたが惜しくも2位受賞。
発表から4日後に放送された【王様のブランチ】で組まれた、
『ふがいない僕は空を見た』

時すでに遅し…。
メディアの力は恐るべし、午前中のうちに売れに売れまくり午後にはこの街の全書店から在庫が消えたみたいです。
完全なミーハー気分で必死に探しまわり私がやっと手に入れたのは27日の事でした。

【女による女のための R-18文学賞】の大賞を受賞しているこの作品。
冒頭から下手なエロ小説以上の過激な性描写から始まります。
『なんだこれは?』
いきなり官能小説的で驚きましたが、いつの間にかグイグイ引き込まれて1日で読了。

田舎町の男子高校生と、彼を取り巻く人々が次々にリンクしあう内容で、章ごとに主人公が入れ替わります。
人様々な角度から人それぞれ違った『生』と『性』の切り口で物語は進みます。
恋人関係・夫婦関係・嫁姑関係・親子関係の『生』の大切さや『性』の難しさを改めて再確認でき、
読了後には何とも言えない、そして味わったことのない、暖かい感動が待っています。


『ふがいない僕は空を見た』
ずっと大切にしたい本だと思いました。
自信を持って人に薦めたい本です。
忙しい毎日にちょっとした心の癒しを求めて読んでみてはいかがでしょうか?
きっと、晴れやかな青空のような気持ちになれる本だと思います。





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Last updated  2011.05.06 20:49:38


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