毎日を記念日に。

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2008.07.21
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カテゴリ: 旅日記
3日目:7月21日(月)




雲は多いけど、太陽が出てて一安心。

今日・明日の2日間だけは、どうしても晴れて欲しい日なんです。



まずは元気に朝食を。

スイス・ドイツ一人旅 110






今日は、ヨハンナ・シュピリの名作、 「ハイジ」 の舞台となった街、

「マイエンフェルト」 へ向かいます。



日本で「ハイジ」と言うと、もちろん 「アルプスの少女ハイジ」


ハイジ




日本で作られて大ヒットし、全世界で放送されるようになったんですって。


私も、何度もハイジの再放送を見て育ちました。



実はこのアニメ、製作当時アニメ史上初となる、海外現地調査を行ったそうなんです。

メンバーの中には、当時はまだ若手だった高畑勲氏や、宮崎駿監督もいたんですって!!

何たる豪華メンバー。


どれだけ年月を経ても ハイジの魅力は失われず、

今もなお人々に愛され続けているのは、原作の素晴らしさはもちろんの事、

アニメ製作スタッフの方々の努力と技術のおかげなんでしょうね。


そんな事を改めて思いました。





当時、マイエンフェルトに向かったロケ班は、その街並みをアニメの中に忠実に再現。

その風景は、今も変わらずマイエンフェルトの中に溶け込んでいるんです。




こりゃテンション上がりますよね!!





そんなこんなで、かなり楽しみにしていたマイエンフェルト。

しかし、ホテルを一歩出るなり驚いた。




寒!!


何じゃこりゃ!と言いたくなる程寒い。




半袖で佇む私は、浮かれポンチな観光客オーラ丸出しに違いない。

頭の中にお花畑ができてしまっていた私は、

今回の旅に長袖を持ってきていなかったんです。



さすがの寒さに耐え切れず、朝一番で大きなスーパーへ駆け込む。

衣料品コーナーを探すも、どれもけっこういいお値段。。。


すると、特売品のワゴンコーナーを発見。

キラリと輝く私の目。


すごい勢いで物色し、60フラン→15フランという、1/4価格の特売セーターを発見。


パパパパーン。

さゆりは「セーター」を手に入れた。

防御力が4上がった。

素早さが2下がった。

「寒さ」に強くなった。







セーターを着込み、いざマイエンフェルトへ。

クールの街からは、列車で約15分。


こちらは、スイスの券売機。

めちゃくちゃ使いやすくて画期的。


スイス・ドイツ一人旅 111


現在地と目的地を押し、大人・子供を選択するだけ。

カードでの支払いもOK。


ドイツ語・英語・フランス語・・・

いろんな言葉にも変換可能。

日本の券売機もこんな風になればいいのに。







マイエンフェルトに到着したのは、朝の9時15分。

スイス・ドイツ一人旅 112




マイエンフェルトは、とても小さな町。

観光地と言うよりも、地元の人々が暮らす普通の町です。




スイス・ドイツ一人旅 114


駅を出ると、はるか遠くにはアルムのお山。

わー、感激!




駅前の道を進んでいくと、パン屋さんを発見。

そういえば、スイスへ来て初めてのパン屋さん。


ランチ用のパンを購入。

スイス・ドイツ一人旅 115

スイス・ドイツ一人旅 116


店内はこんな感じで、かなりシンプル。

やっぱり「ハイジの白パン」は売ってませんでした。






至る所に水飲み場があり、全て飲める綺麗なお水。

冷たくって柔らかくって、とっても美味しい水でした。


スイス・ドイツ一人旅 121

スイス・ドイツ一人旅 119


ちなみに、この水飲み場↑、そっくりそのままの風景がアニメに出てきます。

第一話で、初めてデルフリ村にやってきたハイジがここで水を飲むんですよ。





街並みも景色も、どこか素朴で可愛い。

本当にハイジの世界に紛れ込んでしまったみたい。


スイス・ドイツ一人旅 123

スイス・ドイツ一人旅 127

スイス・ドイツ一人旅 130





景色は綺麗だけど、けっこうシッカリした上り坂。

おまけに私はバックパックを背負ってる為、かなりハード。

休憩しながら進みます。



ホテルは、駅前に沢山あるのですが、

どうしても泊まりたかった宿があったんです。


その宿は、駅から約1時間近く坂道を上った先。

だから今回は、スーツケースを止めてバックパックにしたんです。


そのくらい、今日の宿を楽しみにしてました。




途中、微妙に道を間違えつつ、人に聞きつつ。

ようやく、今宵の宿に到着。


スイス・ドイツ一人旅 136


地元の農家の方が経営している、ドミトリータイプの宿。

なぜ、ここに泊まりたかったかと言うと。。。。





スイス・ドイツ一人旅 131

スイス・ドイツ一人旅 133



そう、 わらのベッド!


この宿の存在を知った瞬間から、絶対ここに泊まろうと決めてたんです。

アニメで見るハイジのワラのベッドは、本当にフカフカで気持ち良さそうで。

「私もワラのベッドで寝てみたい」

小さい頃からずっと思ってた事でした。



でも、実物のワラのベッドを目の前にすると、

「こ、ここで寝るのね・・・」と、ちょっと腰の引けてる自分がいました(笑


でも、せっかくマイエンフェルトまで来たんだもん。

今日はガッツリ、「ハイジ」にひたります!





とりあえず大きな荷物を置き、宿を出る。

今から、ハイキングへ出かけます。



マイエンフェルトには、「赤コース」と「青コース」という2つのハイキングコースがあります。 (※参照)

赤コースは、マイエンフェルト周辺をグルリと周るコース。

所要時間は約1時間半。


青コースは、「アルムおんじの小屋」そっくりな、「ハイジヒュッテ」まで上るコース。

所要時間は約4時間半。



もちろん、青コースへ行くっきゃないでしょう!

待っててね、おじいさん!!







事前準備の段階で、「わらベッドの宿」を予約した私は、すっかりハイジ気分。

すごい浮かれようでした。


おんじの小屋へ行くにあたり、

当初は、「ハイジみたいに、白い下着姿いっちょうで上っちゃおうかしら・・・」

なーんてバカみたな事を、けっこう真剣に考えてたんです。


いや、下着は無理としても、 ( 当たり前。)

白いワンピースを持っていこうかしら。。とかね。

どうも形から入るタイプらしいです(^^;


しかし、荷物の都合でそれも断念。

ジーパンに今朝買ったセーターという、いたって普通の格好で上る事となりました。

ちぇ。 (←不満なんかい)





ひとまず、「青コース」の出発地点となる 「ハイジハウス」へと向かう。


ここには、ハイジが住んでた頃(100年以上前)の暮らしを再現した小さな博物館と、

お土産ショップ、広場があります。


スイス・ドイツ一人旅 139


広場には水飲み場があり、ヤギが放し飼いに。

この自由な感じが良いですね。



お土産ショップでハガキと切手を買い、手紙を書く。

マイエンフェルトから手紙を出すと、ハイジの消印を押してもらえるんですって。


すると。


ヤギがどんどん寄ってくる。

スイス・ドイツ一人旅 140






寄ってくる。

スイス・ドイツ一人旅 145






寄って・・・・

スイス・ドイツ一人旅 143


たすけてー!

調子こいてると、袋に詰めて日本に連れ帰っちゃうぞ、コラ!!





ヤギを避けつつ手紙を書き、ポストに投函。


すると、たーーーーーーっくさんの日本人団体客がやって来た。

半径500m、外人さんは売店の店員さんだけなのでは!?ってくらい、日本人だらけ。

さすが、日本で根強い人気のハイジです。




さてさて。

ここからが本日のメインイベント。


おんじの小屋を目指し、「青コース」のスタートです。






<3日目・中編へ続く>






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Last updated  2008.09.25 20:15:32
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