環境機器株式会社の社長フィロソフィー日記

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Juni1965

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May 2, 2018
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久しぶりの海外出張となるが、僕が副理事長を務めるボランティア団体(​ 日本国際民間協力会 ​)の案件で、フィリピンに行ってきた。たった4泊5日で、事業地候補のレイテ島(第二次世界大戦の激戦地)とマニラを訪問し、まだ不十分だけど大体の枠組みを作ってきた。

当会では、2013年11月にフィリピンを襲ったハイエン台風(現地では「ヨランダ」と呼ばれている)の後の緊急復興支援を2014年、2015年と行っており、その後のプロジェクトとして縁が出来たレイテ島で何かやろうということだ。結論として、最近世界的にも需要が高まっていて、フィリピン政府も注力しているカカオ栽培が良いのではないかということになった。助成金をこれから申請するJICA(国際協力事業団)のマニラ事務所(担当者は4名とも女性だった)、何か研究でも良いから一緒にやって頂きたいアジア開発銀行のチーフエコノミスト(日本人で、局長クラスのかなり偉い人だが、たまたま友人の友人で紹介して貰った)、現地で電話アポを取ったフィリピン農業局の担当者、そしてもちろん現地(レイテ島)の農民組合、農地、地元有力者などと実質三日間の間に立て続けに訪問、打ち合わせを行った。

カカオはなかなか面白い作物で、苗を植えてから3年目くらいで実がなる。なった実を割ると大きなタネが出てきて、これを一週間ほど発酵させ、天日で干す。それをローストして砕いて、、、、途中は端折るが、チョコレートとなる。今回のプロジェクトでは天日で干した豆のところまでを考えていて、そこからチョコレートメーカーに販売しようとしている。

途上国ではまず、主体者となる農民組合がしっかりしていない。見よう見まねで目の前のことしか出来ない、リスクを取れない、なるべく努力したくない、結果として品質管理がうまくいかない、僻地では輸送費も結構掛かる、また台風が来ればほとんど被害を受けてしまうなど、障害になることだだらけだ。しかも最初は少量生産にならざる得ないから、カカオだとガーナとか隣のインドネシアなどの大量生産国に供給量も価格でも負けてしまうのが現実だ。

この秋くらいの補助金がうまく採択されれば、その頃からカカオプロジェクトを始めることが出来る。既に当社でもこの会の活動で出来た​ ヨルダン産有機オリーブオイル ​を日本に輸入して販売しているけれど、数年経ってチョコレートを加えられたら良いと思う。

まあこんな感じでゴールデンウィーク前半は終了、で後半は、水球普及活動に注力することにしよう。






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Last updated  May 2, 2018 11:52:59 PM
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