環境機器株式会社の社長フィロソフィー日記

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Juni1965

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Jan 13, 2022
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TABIOの創業者で会長の越智さんが交通事故で亡くなったことをニュースで知った。以前は「ダン」という会社名で、僕は20年以上前に越智さんの経営セミナーを聴いたことがある。

当時の同社は、越智社長の地に足が付いたベタベタな経営で有名だった。最近でもインタビューで答えておられたけど、「自社の新製品は噛んで品質を確かめている」とか、ものづくりの権化みたいな人だった。一方で会社の生産管理はコンピューターを駆使した最先端のもので、社長のキャラクターと実際の最先端の管理手法のギャップが大変興味深かったことを覚えている。

経営セミナーは比較的少人数のものだったので、講演の後の質問タイムで質問をさせて頂いた。「越智社長の経営はモノづくりを究められている職人技の世界と仰られました。一方で、生産管理システムを駆使されていることも新聞などで知っています。越智さんは、経営者として毎日何をしているのか、教えて下さい」と聞いたのだ。

こういう質問をした意図は、僕としては「職人技、モノ作りの情熱、義理人情みたいなことばかり話されたが、実は精緻な生産管理などされている合理的な経営手法があるはずで、社長としては後者も冷静に結構やられているのでは?」という多少、斜めに構えたものであった。

で越智さんの答えがとても印象的だった。「わては毎日、靴下を作ってまんねん。」

「靴下を作っている。」これは結構衝撃的、かつ的を得た(得過ぎた?)答えだと思う。細かいことは色々あるけれど、経営者の目的、会社の目的を一言で言えるのは重要だ。靴下を作っている、これ以上に簡潔に事業の目的を表す言葉はないと思う。

さて当社は、一体何をしているのか、そして経営者の仕事とは何なのか。僕にはまだ一言で表せるほどの境地には達していない。でも近いうちに一言で言えるのようになりたいなとは思います。





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Last updated  Jan 13, 2022 12:01:19 AM
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