せんだって日記

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2007.10.18
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テーマ: ニュース(95829)
カテゴリ: カテゴリ未分類
 せんだって、考えた。
 このニュースを読んで考えた。

「勉強したい」貧しさでかなわず… 小6少女自殺、比社会に衝撃
2007年11月14日 中日新聞朝刊

 【マニラ=吉枝道生】フィリピン南部ミンダナオ島ダバオ市で、小学校6年生の少女(12)が自ら命を絶った。貧しさを苦にしたとみられ、子供の自殺がほとんどない同国で衝撃が広がっている。

 地元紙「インクワイアラー」などによると、少女はマリアネット・アンパーちゃんで、今月2日、自宅で首をつって死亡。少女の家は電気も水道もなく、貧困層が住む地域の中でも特に貧しかったという。

 自殺の前日、少女は学校で必要なものを買うため、父親から100ペソ(約260円)をもらおうとしたが、建設作業員の父親は仕事がなく、お金を渡せなかった。翌日に父親は借金をしてきたが、少女は既に命を絶っていたという。母親は工場などで働いていたが、収入はわずかだった。

 死後、少女の枕元から手紙が見つかった。視聴者の望みをかなえる人気テレビ番組あてで、「私の望み」として「勉強を全うすること、自転車、学校のかばん、靴、両親の仕事」を挙げていたが、投函(とうかん)されることはなかった。

 少女は交通費や食費が足りずに学校に行けないことも多く、学校の隅で泣いている姿が何度も目撃されていた。

 フィリピンではカトリック教徒が多いこともあって、子供の自殺はほとんどみられず、議論が沸騰。政府の責任が問われる中、アロヨ大統領は飢餓・貧困対策として、10億ペソ(約26億円)の追加拠出を表明した。また、自殺した少女の家族には、仕事の提供や寄付などの申し出が相次いでいるという。



 自分が無力だと感じる。
 記事にある、差し出されなかった手紙が悲しすぎる。
 こういうとき、この子になにかしてあげたくなるのが人情で、事実、この一家に慈善の手が殺到している。

 だけど、そういうことじゃないだろう。

 みのもんたが酒のハシゴを一軒減らすだけで、神田うのがパチンコ屋を一軒蹴飛ばすだけで、女の子がネイルを自分で塗るだけで、それっぽっちの金で何人の子が希望を買えるだろう。

 だけど、そういうことじゃない。

 厚生労働省が溶かしてしまった兆を超える金や、経団連が抱えている金や、労組がねだったベースアップの金、そんなでっかい金だったらなにかしら望ましい効果があるだろうか。



 みのやうのの、訳のわからない贅沢は、それで雇用を生んでいる限りにおいてその浪費は社会にとって必要なことだ。我慢して寄付するなんてのは、同情の気持ちほどの効果は無い。
 でっかい金をザルに注いでもイカンことになるのはODAや半島北の経験で知ってる。

 ガバガバ仕事を早く回して、流れを速めたい。お上にゃ、その流れが偏らないようにしてもらいたい。流れが滞らない仕組みを保持してもらいたい。
 どんな人の仕事も、回りまわって世界とつながってるんでね。
 流れが速けりゃ、飛沫も遠くまで届くだろう。
 手の届かないところのことなんか構えっこないのだ。

 とか思ってた本日、神奈川の南足柄に10億円寄付か。神奈川県が児童になにができるというのか。
 10億ならちょうどいい。
 マイクロファイナンスでも始めてはいかがなものか。国内でだ。





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最終更新日  2007.11.17 02:06:26
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