日韓夫婦の心の旅もよう

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(11)最後は義母で



 なんだかんだと言っても夫以外に、一番会話をしたのが義母。
 話し方はきつくて声もデカイですが、私に向けて発信した言葉の多くが「コレ食べなさい」「コレ持って行きなさい」と、Give &Give の姿勢を貫かれました。

 一時期、ここでのコテコテの人間関係に疲れていた私は、シラーっとした顔で「要りません」「いいです」と断りまくっていましたが、この不出来な嫁を嫌うことなく、ほかの家族とまったく同じように接してくれたことに感謝しています。

 ↑ という気持ちは本音なんだけど、言葉と文化と考え方の壁って今でも立ちはだかっているなあ。
 だって私は日本人で飽食の時代に生まれて、核家族で育ってしまったんだもの。
 しかし異文化をそのまま受け入れるのは難しくても、理解はしていきたい。
 これなら自分にできそうなので、続けていこうと思う。


 義兄が一番、癒し系で一番好きだと思っていたが、よくよく考えると一番好きなのは義母かもしれない。
 とにかく思い出が一番多いのは間違いない。
 すんでしまえば、みな笑える思い出ばかりである。


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