日韓夫婦の心の旅もよう

日韓夫婦の心の旅もよう

送別会でもらった文章です




 山◆さんと私とは、同じ98年入社の中途採用組として、本当の意味での同期の職員として、いろいろ親しくさせていただきました。
 山◆さんとの出会いは衝撃的でした。中途採用の試験会場で、スーツに身を固めた60数名の受験者の中で、たった一人ヒョウ柄スパッツで試験に臨んでいた山◆さんの姿は、いやでも私の目に焼きつくところとなり、「この人なに者? ま、こんな人は受かるまい。オイラの勝ちだなウヒヒ」などと思っていたところが、実は私ともども採用されていました。本当に世の中わからないものです。結局、この4年間の間、山◆さんのスーツ姿を眼にすることはついに一度もなく、国際シンポの会場などでも、一見スタッフとは思えないスナックのママ風の服装で、山◆さんは運営に走り回っていました。ちなみに私はスーツ姿の女性に引き寄せられる習性があります。そのうち、ぜひ、私のためにスーツ姿になってください。お待ちしております。
 山◆さんとの思い出といえば、自転車チーム「チャリーエンジェルス」を結成して、あちこちのサイクリングに行ったことも忘れられません。もともと、山◆さんが一人で奥多摩へサイクリングに行って遭難寸前になったことから、「嗚呼、彼女はボクがついていなくちゃダメなんだ」ということで一緒に出かけるようになったわけなのですが、結局、私がついていてもダメなものはダメで、渡良瀬での前転宙返り、荒川での車止めに正面衝突ブレーキ壊して電車でお帰り事件などなど、センスのなさを思いっきり見せつけてくださいました。ちなみに私は人ごみの駅前で、一人自転車を組み立てている女性に引き寄せられる習性があります。また、ぜひ、サイクリングに誘ってください。年中無休でお待ちしております。
 実際の年齢はともかくとして、山◆さんはまるでお姉さまのようにやさしくしてくださいました。本当にありがとうございました。
 これからも体に気をつけて、ネコといっしょにのんびり暮らしながら、みんなをあっと言わせるような本を書いて大儲けしてください。たぶん21世紀の日本を引っぱるのはNGOではなく、もの書きです。スゴいのを待っております。では、さようなら。
おわり


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