志鬼朗の部屋

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第6回:無免許のドライバーほか


第六回:体感ゲーム
無免許のドライバー:アウトラン(1986)

レビュー:
このゲームは今までのレースゲームでは味わえなかった運転を楽しむゲームでした。内容は、ひたすらゴールを目指し走るというものではなく、いろいろな分岐点を選びながら、その都度の気分でコースを変えることができるドライブゲームなのです。

1986年に出たこのゲームですが、ここまで走ることの爽快感を得るゲームはないと思っています。当時中学生だった筆者は当たり前のごとく無免許でした。しかし、このゲームと出会い、免許をとってオープンカーであのBGMを聞きながら海辺をドライブするんだ。という夢を抱きました。

今現在に至りまだその夢はかなえられていませんが、そのような疑似体験を与えてくれたAM2研チームと鈴木裕氏、そしてあのサウンドで気分を盛り上げてくれたHiro師匠にはこの場をお借りして、ありがとうと言っておきます。

気分はエースパイロット:アフターバーナー(1987)
レビュー:
男の子の夢の中に、飛行機のパイロットになりたいというものが、あったかどうかは知らないが、体感ゲームはそれをかなえてくれました。ご存知「アフターバーナー」です。

このゲームはF-14XXを操り、敵の攻撃をかわして機密ディスクを軍の研究所に送り届けるというストーリーが背景にはあったのだが、プレイする人間にはそんなことしったこっちゃありません。とにかく普通で暮らしている分には飛行機それも戦闘機を操縦することなんてありえないことなのでその欲求を満たしてくれるだけの充分な演出がこのゲームにはありました。

まず、離陸の際のムービング筐体の動き、ローリングの際の横揺れ、ミサイル発射の煙などあげればきりがないですが、とにかく気分だけは最高潮に盛り上がり当時筐体のプレイ価格が200円だったのを忘れさせるくらいコインを投入したものです。

 また、このアフターバーナーの筐体はR-360と呼ばれるデラックス筐体もあり、360度回転するものもあったが、残念ながらこの辺りではなかったため、噂でしか聞いたことがないが、プレイヤーが酔いそうになったという逸話もあります。

行き着くところまでいってしまった体感ゲームはこれ以降いろいろなものを出して行くが、この頃から筆者がSEGAという魔物にとりつかれて、その後何十万もの大金をつぎこんでいく元となろうとは、この頃は思いもつきませんでした。



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