【か行】




【あ行】 【か行】 【さ行】 【た行】 【な行】 【は行】 【ま行】 【や行】 【ら行】 【わ行】



【か】

【カーフスキン】
生後6ヵ月以内の仔牛の革。乳牛用種(ヘレフォード)などの牡(おす)が大部分。判が小さく薄手でキメ細かいものが最も上質とされます。

【カウハイド】
生後2年くらいの牝(めす)の成牛の皮で、正式には、牝成牛でも既産のものを「カウ」、未産のものは「カルビン」と呼びます。ぎん面はステアより細かいが、カーフやキップより劣ります。

【カウンター】
表革と裏革の間に挿入する半円形の芯。足のかかと部を保護し、靴のこの部分の形を美しく保ちます。主な材料は、天然皮革ではぎん付きのぬめ革を用いた一枚ものと、床革を何枚か貼り合わせたもの。

【型押し革】
革の表面を機械で加圧し、爬虫類・牛・山羊など、さまざまな模様を細工した革。 エンボス・レザーのこと。

【ガラス張り革】
なめし・染色・加脂工程を終えた革を乾燥する際、ガラス板またはホーロー鉄板の上に張って乾かすことを「ガラス張り乾燥」、そしてこの乾燥後、革の表面をサンドペーパーでこすって(バフがけ)、その上に顔料と合成樹脂を塗って仕上げた革を「ガラス張り革」と呼びます。 革としての味がやや落ちますが、光沢があって丈夫なことから靴・カバン・袋物など、幅広く用いられています。

【カリフォルニア式製法】
通称、プラット式と呼ばれる製法。「プラットシューズ」の項参照。

【皮・革】
動物からはいだ、なめす前のカワは「皮」、なめした後のものが「革」


【き】

【キップ】
仔牛(カーフ)と成牛の間・生後6ヵ月から2年ぐらいを中牛、その原皮を中牛皮またはキップスキンと呼びます。また、これをなめしたものをキップまたはキップスキンといいます。 皮質はカーフより厚手になるものの、きめは細かく、カーフに次ぐ高級品。用途は、高級紳士靴・ハンドバッグ・ベルトなど。

【キッド】
仔山羊(こやぎ)の皮をなめしたもの。薄手のわりに丈夫で、感触が柔らかく、軽くて美しくい…。そんな特色から高級婦人靴などに使われています。

【ギリー】
スコットランドの用語。舌革のない、編上げになったローカットのスポーツ用短靴。通常、紐は前で交叉させて編み、足首にその紐をまきつけてはきます。中には、紐先にフリンジ(房)の付いたものもあります。

【ぎん面】
脱毛した裸皮ないしは革の表面(皮の表皮層のすぐ下の部分で、真皮層の外面)のことをいいます。この層は繊維組織が緻密なため、美しく丈夫。ぎん面のある革をぎん付き、そして、この部分を削り取った安価なものを、床皮(とこがわ)と呼んで区別しています。


【く】

【靴型】
木型およびラストともいわれ、靴のデザインと機能を決める最も重要な要素のひとつ。従来、木でつくられていましたが、最近はプラスチックが主流を占めつつあります。その他、ケミカル・シューズの産地ではアルミ製のものもあります。

【靴紐】
締めぐあいを調節することによって、つねに靴が足によくフィットするようにするもの。主に靴のインステップ部に取り付けます。材料は、天然繊維・合成繊維・皮革など。平紐は表はとめ用、丸紐は裏はとめ用として使われることが多いく、単なる飾りとして用いられる場合もあります。

【グッドイヤー・ウエルト式製法】
機械を使った製靴法としては最も古く、現在でも特に紳士靴の代表的な製法として採り入れられています。

【クレープ・ソール】
クレープラバー(酢酸でラテックスを凝固させたラバー)でつくられた靴底。表面には波状・しぼ状などの模様がついています。

【グレージング】
なめしの仕上げ工程で革の表面をこすり、美しい光沢を出す作業のこと。仕上げにはグレージングやジャッキーを使います。

【クロムなめし】
植物なめし(タンニンなめし)に対して鉱物なめしのことをいい、現在これが主流となっています。工程はそれぞれ異なっていても、すべてクロム塩(硫酸クロム・重クロム酸ナトリウム・カリウム塩など)を使用します。


【け】

【原皮】
なめす以前の革の原料。塩蔵皮の状態をいいます。 わが国の原皮は、その80%以上を海外に依存。しかも、製革の中心となる牛原皮ではその率が90%にも及び、90%のうち約80%が米国から輸入されています。


【こ】

【ゴート】
山羊の皮をなめしたもので、羊革より繊維の密度が高く、肌が硬くて丈夫。仔山羊の革は「キッドスキン」といいます。

【コードバン】
植物タンニンなめしを施した馬の尻部の革。繊維組織が緻密で丈夫なこの皮は、極めて美しい光沢の革に仕上がります。 「コードバン」は、スペインの「コルドバ地方」に由来し、アラブ文明時代の優れた製革法として知られています。

【ゴア】
ゴムを織り込んだ伸縮性のある生地。この素材の利点は、靴の着脱を早く容易にし、靴を常に同じ状態で足にフィットさせておくことができる点です。

【こば】
靴の内側ふまず上がりから、爪先をへて外側ふまず上がりに至る縁回り(エッジ)。かかと部を含めた全周の縁回りは「ダブル・エッジ」と呼ばれます。


【あ行】 【か行】 【さ行】 【た行】 【な行】 【は行】 【ま行】 【や行】 【ら行】 【わ行】




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