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2026.08.24
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これまでの続きになります。

中華ラジオの補修、ファームウェア変更など、ハードとソフトであれこれいじくるという話しがつづいています。2025年にアマゾンで中華ラジオを購入したのを始めに、アマゾンから更にアリエク(AliExpress)に購入先を広げ、中華ラジオ(受信機)のいろいろにどっぷりつかってしまいました。

最初のラジオは、前に取り上げたATS-25X2という機種の更に小型版になるATS-20plusという機械でした。2000円台の製品でしたが、デザイン的には黒い金属製の箱で、パネル表示も無愛想な感じのところが逆に面白いと思いアマゾンで購入。

ところが、こちらは、ファームウェアの更新ができるというネット情報に従い、usbケーブルを接続したところでトラブル発生。書き込みをしたわけではなく、原因はよくわからないのですがキーンと変な音がして、うんどもすんとも言わなくなってしまいました。
送り主に返品を申し入れたところ、返金には応じるが物は返送しなくても良いとのことだったので、いまも手元に残っています。最近、これを復活させるべくいろいろやったのですが、うまくいきませんでした(これについては後日ここに書こうと思っています)。

その次に購入したのが、前に書いたATS-25X2でした。
これも、最初は動いていたのですが、ある日いきなり電源が落ち、そのまま起動しなくなってしまいました。

これも、電源からの回路の途中で制御用のパワーインダクタというICがあるべきところに付けられていない(つまり回路が切れている)ためであることが後日わかり、それを付けることで修復できたのでした。

こちらは現在でもフル稼働で、毎日電源を入れてラジオ放送を楽しんでいます。ファームウェアの更新で、wifiから時刻データを取り入れることもできるようになりました。



ATS-25X2の代わりというつもりで買ったATS-25ampのほうは幸いにも今までNOトラブル。買った中で、初めて最初からまともに動く製品でした。


DeepSDR101 cloneについて

今日は、その次、つまり4台目の中華ラジオ(受信機)について書きます。実は、これもトラブルがあり、減額してもらった製品でした。まともな製品が手元に届く確率が1/4というわけで、中華製品おそるべしを実感するのですが、このラジオの場合は、動くのだが大事なパーツ(操作の基本となるつまみ)が不良品だったということで減額にしてもらったのでした。

この製品は、ちょっと特徴があり、表示部分は800x480のなかなか大きな画面ですが、そこに受信した電波の状態を示すウォーターフォールが表示されるのです。電波の強さが波状で示される上段では一番強いところが山の頂上となり、左右に下っていく様がリアルタイムで示されます。更に、下段では、電波の強さが色分けされ、強いところが赤で弱くなるにつれ青に変わっていく様子が横のラインで表示されて、その横のラインが次々と下に流れていく様が表示されます。滝が流れ落ちるように見えるのでウォーターフォールというわけです。

私にはこれがとても新鮮できれいに見えました。最近の無線機にはこれが付いているものが多いようですが、受信専用のラジオでこれが付いているものはほかには見当たらず、それまでの2度トラブルにぶつかっているにもかかわらず、画面の魅力に負けて注文してしまいました。


これが DeepSDR101(clone)という製品でした。


本家DeepSDR101という製品があるようなのですが、すでに製造終了していて、いまはそのクローン製品が出回っているという中華製品にありがちな話でした。

とにかく起動するとすぐ大画面でのウォーターフォールが始まります。私には非常に新鮮で目に楽しい画面だったのですが、さっそく問題が発生。

つまみを操作して選局をするのですが、これが動かしづらい。メニュー項目はつまみを押し込んで移動するのですが、うまく反応しないのです。

つまみの不良のようで、これでは使えないと最初は返品申し入れをしたのですが、その後つまみのカバーの不良ということがわかり、これを外せば不格好ではあるが操作はできるようになるため、減額ということになったのでした。

ということで、当初のトラブルはありながらも、ラジオとしての機能に問題はなく、ウォーターフォールが見えるラジオとして楽しんでいました。

さて、前置きが長くなりすぎましたが、今回は、この DeepSDR101 clone の改造の話しをしようと思います。



clone製品にはそれ用のマニュアルはなく、本家のマニュアルを利用することになるのですが、利用の仕方に、usb-cケーブルでPCとつなぐというものがあります。
普通につなぐと充電が始まるのですが、つまみを押し込みながらusb-cケーブルでPCとつなぐと、PCでは外付けのSDカードのようなものと認識してくれます。

これがどのように使われるかというと、本体では99の放送局データの保存ができるようになっているのですが、これをPCで編集してchannel.csvという名称のファイルにしてそこに保存することで、本体の放送局データの書き換えができます。

また、ファームウェアのアップデートがあった場合にも、この部分にファームウェアのファイルを置いておくと、ラジオを再起動する時に書き換えてくれます。

このような利用ができるということになっているのですが、clone製品ではこれがうまくいかないのです。usb接続がきちんとできず、「不明なデバイス」になってしまいます。


PCとのUSB接続の不具合



ATS-25X2の時のように、ふたを開けて中をのぞき込むことになりましたが、実際、基板を見てみると、確かに、usbに繋がる箇所に問題がありました。

ネット情報では、基板上に書かれている番号ではR7、R8に問題があるとのことでしたので、それを見ると、R7は22Ωだったのですが、R8のほうは140Ωになっていました。

確かにおかしいです。ただ、これを交換するのは簡単ではなさそうです。抵抗といっても円筒形の本体に細い足が2本という普通の抵抗ではなく、基板に表面実装するチップ抵抗です。サイズも1~2ミリという極小のパーツです。
これを半田ごてを使って間違った抵抗を外し、正しいものに付け替えるという作業は途方もなく難しそうに思えました。

ATS-25X2でのパワーインダクタのサイズの比ではないサイズなので、かなり躊躇しました。

ただ、仮に失敗したとしても、他の部分を傷つけなければ、usb接続ができないという結果が変わらないだけで、それまで通りの使用はできるはずと考えて、思い切ってやってみました。

****

というのが、つい先日のこと。とりあえずはチップ抵抗の装換に成功し、放送局データのPCでの書き換えが可能となりました。

でも、一度は半田付けが不十分で認識したりしなかったりとなってしまい、再度試みてようやく成功となったわけで、またできるかと言われると自信はありません。幸運にもできたというのが正しいでしょう(パワーインダクタの時も同じ言葉を使いましたが、こちらのほうが一層です)。

局データですが、中華製らしく、中国の放送局のデータがずらりと入っていました。これを日常使う日本の放送局のデータに書き換えています。本体だけでは、最初の25番までは書き換えができなかったのですが、PC接続によるものは、最初から全部の書き換えが可能でした。


ファームウェアv1.0.1への書き換え

PCと接続ができるようになると、次は、新しいファームウェアへのバージョンアップと欲が出てきます。

ファームウェアはv1.0.0のまましばらく動きがなかったらしいのですが、その後v1.0.1にバージョンアップされたと本家から発表されました。

ただ、本家のホームページではclone製品は対象外となっており、ネット情報でも、clone製品にこれを適用すると起動できなくなるという報告もありました。

しかし、現状では出回っているハードのほとんどがclone製品ですので、世界中のマニアから解析が進められて、clone対策の箇所を修正したものがあるという情報も得られました。

これを入手できたので、ちょっとおそるおそるでしたが、アップデートをやってみました。
そのサイトには、cloneのオリジナル(?)とでも言うのでしょうか、clone製品で使われているファームウェアに戻す方法も書かれているため、もしだめだった場合でも修復可能と思われたためです。

アップデート方法は簡単で、PCとusb-cで接続し、つまみ(エンコーダーと言うようです)を押しながら電源をonすることで、PCでは外部記憶装置として認識されますので、ここにアップデートされたファームウェアのファイルをコピーするだけ。

その後PCから切り離し、電源を入れ直すことで、自動的に書き換えを行ってくれます。

clone対策がなされているものだと、そこで起動不可になってしまうのですが、修正後のものだと無事書き換えが終了し、本家の起動画面が現れ、すぐにウォーターフォールの画面に切り替わります。





画面は以前バージョンとあまり違いがわかりませんが、メニューの項目が変わっています。タッチパネルの使える範囲が広がり、画面の左上下部分をタッチすることで音声の大小が調整できるようになったのが大きいです。以前はいちいちエンコーダーを操作して、ボリュームの項目に合わせる必要がありましたので、この違いは大きいです。
実はバージョンアップを考えたのもこの点が大きかったのです。

さて、ここからが、clone製品であるがゆえの不都合です。

いろいろ使ってみると本家そのままとはいかないようです。

一番大きな問題と思われるのが、スピーカーとイヤホンの関係です。

以前のバージョンでは、スピーカーとイヤホンの音声は別々になっており、それぞれがメニューの項目にあって、音量の設定も別々に行われました。ラジオに限らず、多くのイヤホンが使われている製品では、イヤホンが挿入されるとスピーカーがらの音が出なくなるという仕組みになっていますが、これはそうではありませんでした。

それでも、別々に音量操作ができれば、使わない方の音量をoffにすればよかったのです。

ところがバージョンが上がってここが問題になりました。

新しいバージョンのファームウェアでは、スピーカーとイヤホンの音量を別にするという仕組みがなくなり、一元的に「VOL」という項目になってしまったのです。
つまり、個別に音量の調節ができなくなった結果、イヤホンで聞いたときでもスピーカーから音は出たままということになります。

これは困りました。ハード的な変更ではないので、もともとの両方に音声が出力されるという仕組みはそのままなのですが、ファームウェアがそれに対応するのをやめたということなのでしょう。

スピーカーとイヤホンで個別に操作するのは煩わしいと考えられたのかもしれません。

本家のハードで使われているイヤホンジャックはイヤホンプラグが挿入されるとスピーカーの出力が切り離されるスイッチが付いているものであるようで、新しいファームウェアのように音声出力の一元化が行われても問題は生じなかったものと思われます。

しかし、ここがclone製品の悲しさで、コスト削減なのかもしれませんが、こちらで使われているイヤホンジャックはこの切り替えスイッチが付いていないものでした。

つまり、このままではどうにもなりません。

応急的に、基板からスピーカーへの配線をとりはずしてイヤホンのみとし、外付けスピーカーを使うという方法で対応したのですが、やはり不便です。


ここから先は、完全に「改造」です。

どうにも不便なので、基板からスピーカーへの配線にスイッチを付けてon/offができるようにしました。外側から操作できるように、ケースに穴あけ作業まですることになってしまいました。





(素人工作ですので、穴はいびつですが一応使えています)

現在、健在です。受信感度はアンテナによりますが、なかなか良いと思います。

ラジオとしてはかなり優秀で、AM/FMから始まって短波放送、アマチュア無線の受信もできますし、航空無線の受信も可能な受信能力を持っています。

このラジオにはいろいろ改変を試みることになってしまいました。それだけに結構愛着がわきます。

以上、長くなりましたが、DeepSDR101(clone)にまつわる試行錯誤のお話でした。
ここに行き着くまでのネットの各記事には感謝しています。そして、試行錯誤のお伴、いやお相手はgoogleのAIでした。時に大嘘をいうこともありますが、なかなか参考になります。





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最終更新日  2026.08.24 12:47:01
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