買書とつんどくの日々

買書とつんどくの日々

2008年01月31日
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アラスター・グレイの「哀れなるものたち」を買書。

昨日、この本を買って、予定されていた宴会に出かけたところ、宴会場で忘れてきてしまいました。

数人で帰りかけていたのを、宴会の世話をしてくれていた人が追っかけてきて、
   「誰か!これ忘れてへんか?」
(僕)「あっ!僕の!」
   「誰のか分からへんかったから、ちょっと中みたで。難しそうな本読んどるな。」
(僕)「(いや。読んでないですけど・・・。)題名を見たらまじめみたいやけど、フランケンシュタインもんやし。」
   「いやいや(なにが?)・・・。」
(僕)「しかも、女のフランケンシュタインやし・・・。」

この時、いっしょにいた男どもの頭の中に、なにが去来したのか知りようも無いですが、皆黙ってしまいました。

「作家アラスター・グレイは、グロテスクな装飾の施された一冊の書を手に入れた。『スコットランドの一公衆衛生官の若き日を彩るいくつかの挿話』と題されたその本は、19世紀後半のとある医師による自伝だった。それは、実に驚くべき物語を伝えていた。著者の親友である醜い天才医師が、身投げした美女の「肉体」を救うべく、現代の医学では及びもつかない神業的手術を成功させたというのだ。しかも、蘇生した美女は世界をめぐる冒険と大胆な性愛の遍歴を経て、著者の妻に収まったという。厖大な資料を検証した後、作家としての直感からグレイはこの書に記されたことすべてが真実であるとの確信に到る。そして自らが編者となってこの「傑作」を翻刻し、事の真相を世に問うことを決意するが……。虚か実か? ポストモダン的技法を駆使したゴシック奇譚。」(本の紹介より)

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Last updated  2008年01月31日 08時58分53秒
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