2011年10月03日
カテゴリ： カテゴリ未分類
「何だい」
「帰ったら、猫の絵、――描いてくれる」
「――え？」
「小さいの。――それ、額に入れて飾っておくんだ」
「どういう猫？」
――ウィスキーキャット。――いえ、ウィスキーじゃない。
と、都は思った。
本の蔵に住む猫の話をすれば、小此木はきっと、どこかわたしに似た絵を描いてくれるだろう。
（中略）
「――ブックキャットだよ」
（北村薫さん「飲めば都」Ｐ３５５）
というわけで、北村薫さんの「飲めば都」を読みました。
編集者の矜持であり、ラブ・ロマンスであるのかもしれませんが、単なる酒飲みの話に過ぎないと言えなくもない（笑）。
それでも、やっぱり北村さんの本ですね。
お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
【毎日開催】
15記事にいいね！で1ポイント
PR
ｓｈｏｖ
いらっしゃいませ
Calendar
Comments
Freepage List
Free Space
設定されていません。
© Rakuten Group, Inc.
