ひとりごと


≪3. ひとりごと≫



これはあくまでも、ひとりごと。

そして、私自身の反省です。

もし?。。。という仮定であって、決してこうだったに違いないということではありません。




私の素人考えでは、人間も動物も、

先生なら何でもすぐ解るに違いない!と、つい思い込んでしまう。

でも違うのよね。。。自分でもそれは体験したことがある。

よほど明確な症状でなければ、こうかも?ああかも?

いや、こうだから、これでは無いようだ。。。って病気が診断されるのよね。



まして長年ずっと診て頂いてる先生と、急にある日泣きついて診てください!という場合とは、

どうしても違うと思います。

これはあたりまえでしょう。

特に、自分の症状を話さない動物は、

この子ならでは、あの子ならではというクセ、個性も考え、

今の症状から消去法で判断していただくのですから、当然のことだと思います。




あの日、倒れた大型犬をひとりで車に乗せられず、

安静がいいのか、引きずっていいかも解らないまま、

私は、ただ、手をこまねいて見てるだけだったのかもしれない。

そうしたら、本当に後悔だけが残るでしょう。

二度までも往診して頂き、夜診療時間後も手を尽くしていただけたことは、

本当にありがたいことでした。




ただ、私自身も、もっとこう伺えばよかったのかな?

最初に、こんな風に説明してたら、こういう方面からも診てもらえたのかな?

と、今になると反省がいっぱいです。









あえて特定した表現は使いませんが、私がもっとも信頼してる方に、

私がもっとも気になってた、もっとも恐れてた、 胃捻転 に関して伺いました。


空気を飲んで、胃にガスを溜めてしまうこともあった りゅう

胃腸関係は、とくに気をつけてきました。

明け方、胃酸過多になって気持ち悪くなることも多いので、

毎晩、胃薬(ガスター)を欠かさずに服用してます。

その他、その時の症状に合わせた胃腸薬も常備しています。



散歩やボール遊び前は、食事は厳禁。水の多飲もさせないようにしています。

ドッグランで遊ぶときは、朝ごはんは抜き。

あるいは食後、数時間空けてから。

フードは必ずふやかしてから与え、不安があるときは、一食を二度に分けて与えてました。

胃捻転は怖い!と、常に頭にインプットされてました。










胃捻転の症状、普通は、七転八倒の苦しみ。吐きたくても吐けない。

お腹がみるみる膨張すると聞いています。




しかし、吐くこともあるそうです。

りゅう のように崩れるような倒れ方もあり得なくはないらしい。

胃のねじれ具合で、身体の循環が悪くなった程度、酸欠になった程度で、

倒れる症状は異なるそうです。


顕著に胃捻転の症状が現れないと、なかなか即手術とは踏み切れないらしい。

一応、切ってみるなんてことも出来ないでしょう。

万々一、あの子が胃捻転であったとしても、その判断は難しかったのかもしれません。

今となると、想像でしか言えないのですが。。。。



胃捻転のきっかけは、特に大型犬の食後、水の多飲後の運動。

しかし、ほんのわずかなことでも、ねじれてしまうことがあるそうです。

胃捻転。決して自分で元の位置に戻りません。

一刻の時間を争うこと。




以前もその疑いがあり、緊急で昔の病院に駆け込んだことがあります。

胃拡張ぎみで、自分で飲んだ空気が胃に溜まってしまってた。

ゲップして、空気が抜けたら元気になりました。



あの子のように、ただ空気を飲んで胃に溜まってしまうのは、非常に珍しいことだそう。

今回、初めて知りました。

最初は驚いて大騒ぎになったけど。。。

いつも先生の指示どおりで回復してたから、 りゅう だけって気がしてなかった。

あの子、やっぱり特別だったのね。。。

お腹の壊し方もちょっと皆と違ってたから、よく受付の方に、

りゅうちゃん は特別ですから。。。」って言われてたっけね。







胃捻転、レントゲンでねじれてる様子が写し出されるものかとばかり。

写らないそうです。

知らなかった。

状況から、診断が下されるとのこと。

胃のガスの溜まり具合、お腹の張り具合、固さ、舌、歯茎の色。。。等





胃捻転の怖さは、大型犬ばかりではありません。小型犬ももちろんです。

胃が重いときに、ハンモックのように回転してしまうのは、

胸の深い大型犬がなりやすいようです。






他にも、 りゅう のような症状から、胃の穴、脾臓破裂など、疑いはいろいろあるのですが・・・

いずれにしても今となっては。。。ですね。



あの子、どこが苦しかったのかな?

もし、もし胃捻転だとしても、急に激しい運動でねじれたわけでなく、

前夜の様子等から、何か胃の具合、動きが悪くなってたのでしょう。

一個の原因でなくて、いろいろ重なったと思われます。

どれか、防げてたとしたら、ああならなかったのかな?

私には、何ができたのかな?



今まで、あれほど気をつけてた胃捻転が死因だとしたら、本当に後悔。

あの朝の水?

あの後の散歩? 

あの時間にオモチャ持ってきたから?

写真撮るのに、こっちに身体の向きを変えさせようとしたのが原因?

胃の働きが悪かったのは、暑かったから?

午前中はエアコン我慢させてしまって、身体に負担だったの?

それとも、ずっとエアコン、扇風機で、冷えて胃腸が疲れてた?

何か食べたものが悪いの?

前夜、何か変だと思ったのだから、いつもの胃薬2錠にしてたらよかったのかな。。。?





もし、私の不注意の積み重ねだとしたら、後悔してもしつくせないです。

でも、あまり私が後悔してしまうと、あの子が心配しますから。。。

長い闘病しなかったのは、あの子にとってはヨカッタんだと思うようにしています。

どの病気にしても、長い闘病、大きな手術になると、さすがに11歳の身体は堪えたでしょう。

足腰も弱って、ボール遊びもできないのは、あの子らしくなかったものね。。。







でも、防げるものだとしたら。。。防ぎたかったな。












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