青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

2024年05月06日
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カテゴリ: ギターリぺアー
◆Jagard JD-350
ギターオーナー様は 、Untitled-182様です


◆画像から確認して行きます

●全体のコンディションは良好ですが、ビンテージギターに付き物の弦高が高いです


● JD-350はネットで検索しても情報が少ないモデルです




◆リペア前の状態を確認します

●謎のピックガードが変形して剥がれてます


●ネック・サイドバインディングが手に引っ掛るので、マイクロファインで取除きます


●6E/12Fは3.25mm有ります


●1E/12Fは2.25mm有ります


●プラスチック製のサドルは問答無用で交換します
Jagard JG-50と相性の良かったオイル漬けに交換します

◆リペア開始して行きます

●ピックがガードを外しますと水着の跡状態でした
 マーチン系のコピーでギルドタイプのピックガードが付いてますが、オリジナルでは無く
 前オーナー様が張り変えた様です
 ピックガード&ボディに両面テープの残骸がタップリ残されてます


●トップのクリアはウレタン系で、ラッカーシンナーが使えます
 ウレタンとラッカーの見立てを間違えますと、悲惨な結果が待ってますので注意が必要です


●両面テープの頑固な跡を取除きました


●ピックガードに残った両面テープの残骸は、ペイント薄め液で取除きます
 湾曲したピックガードを修正しますので、耐熱強化ガラスに挟んでアイロンで加熱して


🌻既存のギルドタイプのピックガードを張り戻しますか?それとも先端の日焼け跡は残りますが
Jagard JG-50と同じデザインの ピックガードに交換しますか?


●3G弦が秒で切れる原因は、弦を通す穴の周囲のキズが原因ですので修正します
 金属粉がペグの内部に入らない様に、マスキングテープをして有ります






●ネックバインディングをマイクロファインで磨いて、指に引っ掛らない様にして有ります


●ピックガードを張り戻しました


●弦高を下げるためブリッジのトップを1.0mmサンディングしました


●予定の弦高になるようにオイル漬けのサドルを削り出しセットします
 ブリッジも蜜蝋ワックスで仕上げて有ります


●フレットワイヤーを磨いてから、フレットボードにオイルを塗り仕上げます

◆セッティングを確認します

●1フレットのクリアランスを揃えました


●6E/12Fは、予定通り2.25mmにセットして有ります


●1E/12Fは、1.75mmです


●ブリッジ周りの仕上がりです
 オイル漬けのサドルは仕上げにマイクロファインで磨きますと綺麗な艶が出ます


●フレットボードの仕上がりです


●リペアの完了です





🌻K2ギターファクトリー
  千葉県八街市 八街 に-67-3 
   代表 加藤 和久
   ☏ O8O-5376-O998 
   ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております





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最終更新日  2024年05月14日 08時48分18秒
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