青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

2025年10月04日
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カテゴリ: ギターリぺアー
◆Epiphone Les Paul Studio フレット擦り合わせ
 ギターオーナー様は、 GRAMROC CAFE オーナーのSitou様です
 貸出用のEpiphoneが弾けない状態と言う事でお持ちくださいました。


🎸 GRAMROC CAFE 

🌻千葉県山武市殿台 258-1 F3 成東駅出口から徒歩約10分


◆画像から確認して行きます

●ご希望のお客様に貸出するギターです
 定期メンテナンスをして無かったので全体的にチェックして行きます




●1フレットに弦がベタ付きになっていて演奏出来る状態では有りません。
 フレットボードとネック材の境目が気になり、恐らくフレットボードが剥がれている



●ジャクプレートがビス1本で止まってるだけです。
 ボディの厚みとプレートを比べると純正サイズと思えないです。
 ネジ穴の周囲が埋木をしても強度が出せませんので、形状の違う2点止めのプレートに交換します


●フレットが画像の通り凹が凄い事になってます。
 ダメ元で1フレットから12フレットまで擦り合わせで対応してみます。


●1F〜12Fを擦り合わせて見ます


◆リペア開始します

●ビス穴の位置が違う2点止めのプレートに交換します
 4点止めプレートのネジ穴の跡は8カ所も有りますので、埋木してもネジ止め強度は出ません


●見立て通りフレットボードが剥がれてました。 
 ここを接着しないとリペアが始まりません





●剥離箇所にタイトボンドを入れてネック用のクランプで固定します


●塗装が剥がれた部分の段差が有り、演奏に支障が出ますのでパテ埋めします


●塗装が剥がれた部分の段差が有り、演奏に支障が出ますのでパテ埋めします


●パテをサンディングして、色合わせしたペイントで着色します


●パテをサンディングして、色合わせしたペイントで着色します




●削り粉が入らない様にピックアップを養生します


●フレットのRに合わせて擦り合わせて行きます。
 フレットボードのRに合ったサンディングブロックよりも、工房で考えた治具の方が使い易いです



●3G弦の7フレット以降が特に深いため、スチェマ製の専用ファイルを使います


●擦り合わせが済んだフレットワイヤーです
 演奏するのに支障の無い高さは確保されてます


●擦り合わせが済んだフレットワイヤーです


●フレットクラウンを修復するため、フレットファイルに耐性のあるマスキングテープを貼って
 フレットボードを保護します


●擦り合わせたフレットクラウンを修復後は、ピカールとマイクロファインで仕上げます


●弦を張り戻してビビるポジションが無いか確認します


●シールドが動いただけでノイズが出ますのでジャックの交換も必要でした


●ジャック自体も交換しました


●交換したジャックとプレートをセットします


●荒削りの状態の、オイル漬けのナットをセットします


●ナットシェイプを整え1フレットのクリアランスも調整しました


●1フレットのクリアランスの確認です


●擦り合わせた全ポジションのビビリが出ない事を確認しました


●6E/12Fは1.80mmにセットして有ります


●1E/12Fは1.50mmにセットして有ります


●リペアの完了です



🌻K2ギターファクトリー
  千葉県八街市 八街 に 67-3 
   代表 加藤 和久
   ☏ O8O-5376-O998 
   ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております





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最終更新日  2025年10月23日 06時20分31秒
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