城山の幼児教育を考える会

運動会

運動会あれこれ


ころあい…小枝君の特訓    10月3日(木)

小枝君の幼稚園では、運動会に竹馬に乗る競技があります。
6月の父母参観日に、お父さんお母さんと作った竹馬です。
運動会まであと少し。小枝君はまだ、3歩しか歩けません。
かけっこは好きなのに…でも、竹馬は練習したくない…。
見かねた小枝君のお父さん、日曜日に特訓することになりました。
何度も転んで、泣き叫ぶ小枝君に向き合って、お父さんは手を抜きません。
おうちの中で、小枝君の泣く声を聞いて、お母さんは「もういいよ…」とつぶやきます。
一日中、傷だらけになりながら頑張って…小枝君はとうとう何歩でも進むことができるようになりました。
それ以来、幼稚園でもおうちの前でも、竹馬に乗って歩きます。
他のお母さんが集まっている所に、わざと近寄って、「あれ!こんな所まで来れちゃった!」と、とぼけて見せます。
今は、運動会の日が待ち遠しくて…。うれしくて…。

ちょっとスパルタだったけど、小枝君の達成感は半端ではありません。
無理強いしないで、やる気になるまで待つのか、叱咤激励して、出来るまで付き合うのか…。
この頃合が難しい…と、小枝母さんは思うのでした。


最後まで走れた!      9月20日(金)

少し足の不自由な白雪ちゃん。
みんなと同じようには走れない。
幼稚園の運動会、年長さんになると全員参加のリレーがある。
白雪ちゃんのいるタンポポ組は、練習の時いつも勝てない。
おうちに帰ると「白雪ちゃんが遅いから、今日もタンポポが負けたんだ」とブーたれていたエビゾウ君が、ある日
「お母さん、白雪ちゃんね、年長さんになったら、最後まで走れるようになってすごくうれしいんだって…。みんなと一緒にリレーが出来て、すごくうれしいんだって…。」
と、満面の笑みで母に告げた。
次の日、「白雪ちゃんの分、みんなが早く走る事にしたから…」といいながら、幼稚園に向かったエビゾウ君であった。

運動会の練習…あんこ先生日記より   10月4日(金)

「さぁ、練習の時間」…になると、いつも、ぐずぐず、ブツブツ言って、気乗りがしないミニモニ軍団。
練習が終わるまで、渋々顔は変らない。
ところが、自由遊びの時間に、運動会の出し物の踊りの曲が鳴り出したら、ミニモニ軍団の美少女たち、張り切って、男の子の踊りも、他のクラスの踊りも、ノリノリで踊っているじゃないか…。
何のことはない、「練習の時間」っていうのがイヤだったらしい。

運動会の練習に関わらず、「さぁ、やりなさい」「さぁ、おぼえなさい」のかわりにちょっとした工夫があれば、同じ事でも楽しくやれてしまうことがあるんじゃないかしら…?
あらためて「遊び」の偉大さに驚き、幼稚園でも、うちに帰ってからも「これを使わなきゃ…」と思った子育て中のあんこ先生でした。

幼稚園の運動会       10月6日(日)

昨日は二人の子どもが卒園した幼稚園の運動会でした。
大人の目をひくような高度な競技はこれといってないのですが、親子競技がとにかく多いのです。
親が子をおんぶして走ったり、親が子の乗るタイヤをひっぱって一周する競技。今までは走る側だったけど、今年見る側に回ってみたら…。
なんと子供たちのうれしそうな顔・顔・顔!
ほっぺがとろけてしまいそうな満面の笑顔でつかまっているのでした。
こんなに嬉しそうな顔って・・・・・・!

それから、圧巻は竹馬です。
今年は、何人かの子が、自分の背と同じくらいの高さにのって走っていました。まるでサーカスみたいです。
手の不自由なお子さんも、抱えるようにして竹を抑えて走りきりました。
この2-3日でやっとのれた子も何人かいたようです。
どの子も、どの子も、自分の力を信じて、ありったけの力を出してる。
そして、ゴールした時の満足そうな顔!

大人の満足感でもなく、誰かと比べてでもない・・・、子ども自身の達成感・喜びが、ストレートに大人の胸に飛び込んでくるから、とってもあったかいんだなぁ・・・と改めて思った一日でした。

そして、先生たちの笑顔!
誰一人、「進行が遅い」とか「きちんと出来てるか心配」という表情をしないのです。遅ければ遅いなり、最後の子がゴールするまで、ずっとずっと声援のアナウンスを送りつづけています。子どもも応援を楽しんでいます。

「子ども本位」の運動会・・・これを実感しました。

はやり物、どう考える?…ミモザ先生日誌より  10月11日(金)

運動会の踊りの曲目を選ぶのも、先生の大切な仕事。

年長さんの先生グループは、TVのはやり物路線でいくことにした。
しかも、男の子・女の子、別々に分けてみた。
年中さんのグループは、ひよこやこぶたが出てくる、暖かくてかわいい幼稚園ソング。

さて、練習が始まった。
年長さんは、全く〇〇マンとド○ミちゃんになりきって、ノリノリである。
年中さんからは
「いいな、いいな、年長さんはいいな…」
「ぼくも〇〇マン踊りたいな…」
「私もド○ミちゃんがいい」の声が続出。

今まで、お遊戯会や運動会の出し物に「はやり物」を取り入れることには抵抗があったパートのミモザ先生。
年長・年中の子どもの姿を客観的に見ていて、はたと思った。
もしかしたら、そんなことにこだわらなくていいのかな?
子どもが大好きなものを取り入れて、そのおかげで子どもが楽しく演じられるんならいいのかな?

幼稚園の出し物として「はやり物」…皆さんはどうお考えですか?


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